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昔の手芸雑誌「Treasures」

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またしても性懲りもなく、毛糸メーカーの昔の手芸雑誌の御紹介です。タイトルを変えたところで、内容は全く変わり映えがしません(笑)。そもそも、編み物の全く出来ない私なのに。
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しかし日本の編み物をなさる方なら、この写真を御覧になっただけでも作れたり、創作のインスピレーションになるのでは?と思いました。発行年は、背景の小道具などから、前回の「Bazaar」より少し後(70年代後半~80年代前半)のように見えます。
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やはり、どんなに見ても飽きないアイテムが、毛糸のティーコジーです。今回は馬車型も混じっています。ジプシーの非常にカラフルに装飾された馬車(Gypsy caravan)って言うのも、イギリスのカントリー・ファンにとっては人気の高いアイテムで、庭に休暇小屋として置くのが憧れなのだそうです。
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一応「Treasures=(海賊の)財宝」と言うテーマらしく、背景もそれっぽく揃えてあります。またまた一癖ありそうデザインの編みぐるみ達。中央のオウムの造形は、立体感が中々良く出来ています。
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バッグ。モチーフ繋ぎは、バッグにしてもやはり可愛い。肩紐のもう少し太いほうが、きっと使い勝手が良いでしょうね。
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抱き人形のお洋服も定番アイテム。中央の筏の帆にしている布は、実は人形用の掛け布団。これも、子供の人形遊びには人気のアイテムです。
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左下のスキー人形が中々お洒落。前回のモール人形同様、中に針金が入っているようです。
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ううっ、このソックスカバー(室内履き?)に、凄く萌えます。しかも子供用ではなく、大人用ですよ~。ぬいぐるみ仕様のスリッパなら沢山市販されていますが、この可愛さは手編みだからこそですよね。
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by derliebling | 2014-01-26 15:28 | 本・メディア

昔の手芸雑誌「Bazaar」

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イギリスで良く見掛ける、毛糸メーカーが出していた、昔の薄っぺらい手芸雑誌です。発行は、多分1960年代後半~70年代前半。
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主に慈善バザー等に出品する為の作品を紹介していたようで、アイテムもデザインもほとんど変わり映えしないのですが、見掛けるとつい買ってしまいたくなります。
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アイテムの代表は、やはりティーコジー。今回は風車小屋型が混じっています。赤地に黒猫柄も、シンプルながら素敵。右中央のティーコジーとエッグコジーのセットは、編み込み模様ではなく、無地の地の上に後から毛糸で刺繍したようです。
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何だか日本人の感覚とは、かなり掛け離れた指人形達…。
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毛糸メーカーのプロモーション的な雑誌なので、毛糸の作品がほとんどですが、この本には唯一象のぬいぐるみが掲載されています。右上の黒地の円形花柄のものはクッションですが、ベレー帽にしても素敵そう。左下には、御揃いのバッグ。こんな形態の木製プラスティック製のハンドルが付いたバッグは、「ニッティング・バッグ」と呼ばれ、編み物や道具を入れて持ち歩く為のもののようです。しかしニット地のバッグでは、ライナーが無い限り、編み棒が付き刺さってはみ出して来そう、といつも思ってしまいます。
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左下の卵形のウサギは、造形&色合い共に相当好み。「ハンプティ兎」との名前が付いています。右上の人形…、危惧した通り芸者のつもりです。この時代の欧米人の日本文化への理解は総じてひどいもんですが、髪型も着物も履物もみんなペケ。そもそも着物を着ている女性は、全てゲイシャと言う発想なんですから。
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しかも、あ~あ、こんな芸者らしからぬ大股開きで歩いちゃって…(笑)。ナニ、このスリット。
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左中央の小さい人形は、「パイプクリーナー(=モール)人形」との名前が付いていますが、モール製ではありません。多分針金が入っていて、モールみたいに自在に曲げられると言う意味なのでしょう。マフラー、編みぐるみ、抱き人形用の服、湯たんぽカバー、鍋つかみ、洗濯ばさみ入れ、ゴルフクラブのカバー(笑っちゃう位ダサイ)と、何が何でも毛糸の編み物アイテムが勢揃いです(笑)。
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by derliebling | 2013-11-12 15:39 | 本・メディア

抱き人形用「世界の民族衣装」ニット服雑誌

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身長18インチ(約46cm)の幼児型抱き人形用のニット服の作り方を紹介した、古い雑誌です。いつもながら雑誌と言ってもリーフレット程度の薄っぺらいものだし、民族衣装と言っても、信憑性はまるでない、イギリス人の勝手に想像した単なる「それっぽい」服です。
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そして、毛糸メーカーが発行していることもあり、相変わらず服全体が頑なに毛糸オンリーですが、1/6ファッション・ドールよりは比率が大きいし、幼児体形にモコモコした服はマッチし易く、それ程奇妙には見えません。ファッション・ドールには、本来刺繍糸程度の細さの糸で編むのが適切なようです。更に、毎度ながら簡単な文章だけで図案に寄る説明は一切なく、イギリスの手芸雑誌は大雑把と言うか不親切と言うか…。手芸雑誌に限らず、どの商売もそうだけど、不熱心(なのに欲だけは旺盛)と言う印象を受けます。
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左から、オランダ、スウェーデン、ロシアの衣装とのことですが、ブラウスも靴下も、もう何が何でも全て毛糸で編んであります。頭巾やエプロンなんかは、フェルトと毛糸は相性が良いし、フェルトで作ったほうが早そうなのに…とは毎度思います。でも、色合いや刺繍は可愛いと思います。紙(?)をくり貫いて間に合わせに作ったようなつい立て背景も、愛嬌あります。
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上がフランスで、下がスコットランドの衣装。タータンまでニットで表していて、何だか妙に迫力…。しかも編み込み模様ではなく、メリヤス編みの地の上に刺繍です。フランスの写真の、右側の黒い影はナニ?
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エスキモーなどの寒い地域の服は、毛糸オンリーでも余り違和感無し。実物のエスキモーの衣装は毛皮なんでしょうが、こんな服が普通の子供服として存在しても可笑しくありません。
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問題は、メキシコ等の暑い国の服。さすがにウールでは暑苦しさ全開。しかもこの人形だけ、目の周囲や唇がドス黒くて気持ちワルイです! ゴス幼児人形と呼ぶべきか、または呪いの人形みたい…。
この他、この雑誌には、スイスとスペインの服(表紙と裏表紙にはカラー写真有り)が紹介されています。
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by derliebling | 2013-11-05 15:35 | 本・メディア

「スター・ウォーズ」のクラフト本

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70年代後半に登場して以来、世界中で今だ絶大な人気を誇る映画「スター・ウォーズ」。現在、新作(エピソード7)を制作中だとか。街の本屋で、そのスター・ウォーズに登場するキャラクターを手作りしてみよう!と言う、手芸&工作本に出会い、かなり面白いので、P太に見せる為にも買ってしまいました。この表紙のダース・ベイダーの手が持っているのも、良く見るとライトセーバーではなく鋏なんですよー。
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内容は、「Playtime 玩具」「Home décor インテリア」「Holiday Crafts 行事用」「Nature & Science Crafts 自然と科学」「Star Wars Style ファッション」の、6つのカテゴリーに分かれています。
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このように、それぞれ見開きに、映画中のキャラクターと作品の写真、そして作り方が紹介されています。巻末には、型紙やそのまま切り抜いて遊べるペーパー・クラフト、キャラクターの写真などが掲載されています。肝心の作品はと言うと…、一応ちゃんと著作権を取って発行されているはずなのですが、カテゴリーは1は仕方ないにしても、全て子供向け工作本??と疑うような、全体的な完成度の低さ! このヨーダの造形にしても、わざわざ型紙必要なレベルか?って思っちゃいますよね(笑)。
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これなんて、「どーも君」の親戚にしか見えない。
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合間に、他のアーティストに寄る特別支援作品も紹介されています。こちらの制作工程の記載はありませんが、さすがに真っ当な完成度です。力作のミレニアム・ファルコン号ベッド。
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イギリスの編みぐるみと言うと、棒編み(=ニット)ばかりで不思議に思っていたのですが、ここに鈎針編み(=クロシェ)の編みぐるみは「Amigurumi」と言う日本のアートだと紹介されてります。ジャバに囚われた際の、セクシー・コスチュームのレイア姫も混じっていますよ。
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ジャバ・ザ・ハットのボディ・ピロウ…。こんなの抱いて寝たら、悪夢に魘されそうですね。因みに「ジャバ」で検索したら、ほとんど「マツコ・デラックス」とセットで出て来ました。
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これは傑作。市販のフィギュアを使った「ハン・ソロ」ソープ。エピソード5の最後&6の冒頭でコンクリ?固めにされたソロを表現しています。この石鹸を沢山使って、早くハン・ソロを助け出して上げよう!とのこと。
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ハロウィーンに飾りたい、チューバッカのウーキー族のジャック・オ・ランタン。いえ、もうカボチャに見えないんですけど。全体的にチューイーの出番は多し。
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加えないほうがマシってな、壊れたor使い古しのスター・ウォーズのおもちゃやフィギュアを、緑色に塗って括り付けたクリスマス・リース。もう何が何だか分からん。
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フィギュアとジャム等の空き瓶を利用した、スノードーム。瓶の中に入れる水には、グリセリン・ソープを混ぜると良いそうです。スター・ウォーズのキャラクターに限らず、カプセルトイ(ガシャポン)や玩食の不要になったフィギュアで試してみてはいかがでしょう。
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エピソード5で、ルークがヨーダの元でジェダイの修行する為にやって来た、惑星ダゴバの底無し湿地帯を表したプランター。西洋版「マン盆栽」の一種ですな。
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この銀河帝国皇帝は、この本の中で一番のお気に入りです。干からびぶりが本格的でしょ(笑)。ライトセーバーをモール(英語でパイプ・クリーナーと言います)で表した安直振りもイカす。
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作り方は、まずリンゴの皮を剥き、大まかに顔を彫ってレモン&塩水にしばらく付け、後はひたすら乾燥させます。「appletine」と呼ばれる、ヨーロッパで昔から魔女人形を作るのに使われて来た技法のようです。
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リンゴの顔の準備が出来たら、服を着せる前に、モールで予め体の骨組みを作っておきます。もお、完成品より怖い状態ですね(笑)。ハロウィーンの飾りにもピッタリかも。
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この鈎針編みのR2-D2キャップは、この本の中で唯一の完成度の高さ。ちょっと被りたくなります。一方相棒のC-3POの出番は少なく、ウザイので人気が無いと見た。
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キャップのイウォーク(私と同族)版。フリース素材で防寒性もバッチリ。
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スター・ウォーズTシャツは、今もイギリスで沢山販売されていますが、そのプリント部分をパッチワークした、迫力のブランケット。この他、Tシャツのプリントを再利用したエコバッグやカトラリー・ケース等も登場します。子供の小さくなった服や部分的に痛んだ服、フリマで手に入れた古着等で試せそうです。
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出来るだけ多くのキャラクターを載せようとした為か、以外と一番人気のダース・ベイダー、ストーム・トルーパー、オビ・ワン、主人公ルークやヒロインのレイアそのものは出番が少なかったなあ…。造形的に複雑過ぎるから? これを見て作ってみたくなるかはさておき、眺めるだけでも十分楽しめるクラフト本です。日本人には決して真似出来ない、ユル過ぎるクウォリティと発想の自由さに注目です。
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by derliebling | 2013-10-29 15:31 | 本・メディア

70年代の総合手芸本

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一応何冊かシリーズで発行されたMook形式の手芸本の一冊だったらしいのですが、本といってもリーフレット程度の薄っぺらいものだし、総合と言っても、単に幾つかの分野をそれぞれちょこっと触っただけで、中には子供用の工作かと思える作品も多い、浅く薄~い内容です。全体的にイギリスの手芸本は、作り方の説明が大雑把で、日本の手芸好きには全然ご満足頂けない内容だと思いますが、それでも当時のイギリスならではアイテムがアチコチに伺える点は興味深く、文化を知る資料にはなります。
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こちらは、当時結構流行っていたらしい、「Tatting」と言う独特な編み道具を使ったモチーフ編み。なるほど、幾つかを帽子やバッグや服等の装飾にするのは良いアイディアですね。また筒型のウェディング・ヘッドドレスが、いかにもこの時代らしいと思います。
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同じモチーフを色違いで。こちらはブライド・メイド(新婦付添い人)のヘッドドレス。
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ペーパー・クラフトのコーナー。紙で作ったランプシェードで、イギリスの手芸本と言うと、このように余り実用的でない(耐久性無さそう)作品が多く登場します。
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貝細工のコーナー。鳥型に貝のこびりついたライトスタンドですが、いやげ物としてでも売れなさそうで、嬉しいか? こんなものわざわざ作って(笑)。
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鈎針編みのコーナー。イギリスでは多分編み物が一番盛んな手芸なので、このコーナーは割と充実しています。モチーフ繋ぎのクロシェ・パッチは、やはりいつ見ても魅力的。
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モチーフ編みの見本。右のヴェストの配色や長いフリンジが、70'sならではですね。
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裏表紙には、バックナンバーの一覧が。何だかこっちのほうに、幾つか惹かれるのがあるなー。この他この号には、革細工や裁縫(ドレス・メーキング)などが紹介されていますが、他の号を見ると、アップリケやフェルト、棒編みやマクラメ、ビーズ細工など、それぞれの特集が掲載されているようです。
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by derliebling | 2013-10-19 19:59 | 本・メディア

ファッション・ドール用ニット服のリーフレット

このところ、毛糸や編み物に関する記事が続いています。元々イギリスでは、毛糸の編み物が手芸としては一番人気があるようで、ハンドメイド品でも手芸本でも、編み物に関するものを手にすることが多いのですが、夏に日本で見るにはやはり暑苦しいかな~と思い、御紹介が今集中しております。
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こちらは、ティーンネイジャー・ファッション・ドール用のニットの服の作り方を紹介したものです。サイズはA5程度の小さな薄っぺらいリーフレットで、中面は文章の説明のみ。画像はこの表紙にしかありません。当時のイギリスの物価がどれ位かは知らないけれど、これで10ペンスは結構高かったんじゃないか??と思います(日本だったら、この程度のものはタダで配るだろうよ…)。しかし紹介されている服自体は、糸が細くて編み目も細かいせいか、ちゃんと当時の流行を意識しているせいか、それ程奇抜な感じはしません。特にベレー帽やショールが中々可愛いと思います。モデル人形は、60年代後半の最も初期のタイプのシンディと、頭の髪が伸び縮みするトレーイシィ。背景のこの時代らしい柄の壁紙も、興味を引きます。
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by derliebling | 2013-10-06 15:23 | 本・メディア

70’sのバザー用手芸雑誌

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以前御紹介した1960年代のバザー用手芸雑誌と同じ、「PATONS」と言う毛糸メーカーで発行していたバザー用手芸雑誌です。内容的には大差無いし、古さも変わらずに見えるのですが、値段が倍以上になっているので(イギリスのインフレ率は高い)、こちらが後続、多分1970年代のものではと思っています。
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表紙と裏表紙に、全作品の写真が載っています。やはり毛糸メーカーなので、クロシェやニット等の編み物ばかりの内容です(以前は縫い物も結構混じっていたのにね)。未だ日本では暑苦しく見えるかも知れませんが…。どちらにせよ、イギリス人には、縫い物より編み物のほうが、手芸としては人気があるようです。
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まずは、イギリスらしいポットのキャップ・タイプのティーコジー。実際には、手持ちのポットの大きさに合わせて編むものなので、バザーで売れるアイテムなのかナゾです。エッグ・コジーも登場です。
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一方こちらは、大抵のポットに被せることが出来るタイプのティーコジー。やはりコテージは、ティーコジーの定番モチーフのようです。フェルトのベレーに、クロシェのモチーフ編みを縫い付けたアイディアも素敵。
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目に一クセ有る特徴的な編みぐるみの人形は、60年代の雑誌と同じデザイナーに寄るものだと思います。編みぐるみそのものより、返って撮影小道具のロバのぬいぐるみが気になります。
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このセルロイド?製の人形は、西洋の赤ちゃん人形にしては珍しく怖くなく、昔っぽい可愛さや品の良さが素敵。もしフリマ等で見掛けたら、欲しくなる程です。周囲の巨大なぬいぐるみは、やたらデザインが迫力(笑)。真っ赤な背景と言うのが、またこの時代らしいと思います。
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右上のブランケットの色合いが好み~。有りそうで無かったアーガイルのニット・バッグは、意外な可愛さ。湯たんぽカバーも、バザーの定番アイテムのようです。
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このハンプティ・ダンプティ、何て怪しい邪悪そうな顔をしているんでしょうね(笑)。周囲の鉛の兵隊が、わらわらとビビッて騒いでいる様子。ガリバーの代わりに、巨大卵が現れたって感じか(笑)。
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by derliebling | 2013-09-25 15:32 | 本・メディア

80年代のバザー&ギフト用手芸雑誌

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チャリティが盛んなイギリスの昔のバザー用手芸雑誌は、今まで何度か御紹介しましたが、これはその中でも比較的新しい1980年代前半のものです。80年代って、私にとっては文化・流行が根本的に好みに合わない、一番つまらない時代に思えるのですが、この雑誌に掲載されている作品は、割と可愛いものが揃っています。サイズはA4で、全部で80ページ程度のリーフレットのように薄っぺらい仕様です。前後にカラーページで作品の写真を、中央に2色印刷で作り方を紹介しています。表紙のスキッ歯少女モデルに、イギリスらしさを感じます(笑)。左下、バスケットの中の、ツチノコのような巨大ヘビの編みぐるみにも注目。
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裏表紙には、手編みのクッション5種が。どれも優しい色合いで、中々の可愛さです。バザー&ギフト用の手芸と言えど、紹介されているのは毛糸の編み物がほとんどです。
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イギリスで御馴染みの、毛糸のティーコジー。家族や親しいお友達を呼んでの気軽なティータイムにぴったりの素朴なデザインですが、右上のレース編みのだけは少し改まった雰囲気。
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クロシェのランプシェイドだなんて、ちょっと有りそうで無くて素敵。光が透けたら綺麗そうです。使用糸はコットンのようで、木製のスタンドにこそ似合うと思います。
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この中古手芸雑誌を買う決め手となったのは、やはりビンテージ・シンディが掲載されていたから。しかし、相変わらずブラウスもパンツもスカートも、全部無理矢理毛糸で作り上げた、お洒落とは言い難いファッションばかりです(笑)。左上のボーダーのセーターと、左下のショールだけはまあまあ。
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シンディの服に比べると、幼児型抱き人形用の服はサイズが大きいせいか、編み込み模様があったり刺繍してあったりと、もっと凝っていて、余り違和感無く人形に似合っています。
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この編みぐるみの造形は、どれも一クセあって可愛く、レトロな魅力に溢れています。
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こちらは、色合いが中々お洒落なメリヤス編みの人形とクマ。イギリスの編みぐるみと言うと、何故かこのメリヤス編みが圧倒的に多く、こま編みとかは見掛けたことがありません。右下の舌チョロリの白いテディベアと、小道具の拭き付けプリントのボールがかなり好み。
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最初は、トイレットペーパーを部屋でティッシュ代わりに使う時のカバーかな~と思いきや、実は単にストックのトイレットペーパーに被せて置く為のトイレの飾りのようです。…外すの、めんどいじゃないか。日本でもこういう、わざわざ作る意味本当に有るのか?と突っ込みたくなる手芸が、時々流行りましたよね(笑)。石鹸のバスケットとか、ウィスキーの空き瓶の人形とか。
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これもイギリスでは御馴染みのアイテム、湯たんぽのカバー。イギリスの湯たんぽとは、ゴムで出来た、丁度日本の氷嚢のちっちゃい版のようなものです。タキシード風とか可愛いけど、実際使うには、どう考えても装飾が邪魔そうだ(笑)。
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by derliebling | 2013-06-14 15:37 | 本・メディア

昔の子供向け工作&手芸の本

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昨年フリーマーケットで買った古本です。昔の子供用の本には、物語の絵本だけでなく、こう言った実用書にも可愛いものは結構あるので、チェックは外せません。子供用だから作り方は極簡単な上、中には今尚ハッとする新鮮なアイディアも盛り込まれています。特に70年代以前のものには、レトロ可愛いデザインがいっぱい。この本の表紙は、中央のリアルな子供二人の絵がクドくて怖いものの(笑)、中の挿絵はシンプルで中々可愛いのです。サイズはA4程度、厚さは2cm位のハードカバー。発行は1965年です。
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パッチワーク風の見返しからして中々魅力的で、内容への期待が高まります。
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と思ったら、いきなり最初のページからヘキサゴン・パッチワークが紹介されていて、私には敷居が高かった(笑)。オクタゴン・パッチは初めて見ました。傘型のバッグが、今見ても欲しくなる程素敵。
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対象年齢は、10歳以上と言ったところでしょうか。一応男女両用の本の筈ですが、著者が女性なせいか、手芸が多めの、やや女の子向きの内容になっています。
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現在のイギリスの子供向けクラフト本より、確実に難易度の高い内容です。特に結構本格的なフランス刺繍の登場回数が多く、やはり昔は刺繍がもっと一般的だったのかも…と想像を巡らせています。
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イギリスらしいアイテムも、沢山登場します。紐玉を転がらないよう筒等に入れて、紐を必要なだけ穴から出すのは良くあるアイディアですが、犬のリードに見立てたところが可愛い。
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服型の洗濯ばさみ入れは結構御馴染みですが、パンツ型とは(笑)。
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誕生パーティ用の座席札です。男の子用、女の子用共に作れます。イギリスの誕生パーティの家では、玄関先にも目印として風船や幕を出すので、大きく作れば立て看板にもなりそう。
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マグやグラスがニットのセーターを着たものは売られていますが、自分でフェルトで動物型に作ったら尚楽しい。プラスティックの透明コップ用に、紙で作っても楽しそうです。
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子供用の仮装ドレスも、今やスーパーでも売られている当たり前のアイテム。でも女の子は圧倒的にお姫サマ、男の子は海賊か、バットマンやダース・ベイダー(何故かルークより人気)などの映画のキャラクター中心で、皆似たり寄ったりです。その点、この手作り仮装ドレスの個性豊かなこと。サンプラードレスとか、燭台、頭が毛糸玉!とか、相当インパクトがあります(笑)。
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ラッピングの工夫。これを見て、イギリス人も昔はラッピングに拘った人が居たんだーと思いました(笑)。
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36インチ=1ヤード(約91cm)角の布地で、なんとファッション・アイテムまで作っちゃう。帽子、スカーフ、ハンカチ、バッグ、ベルトを共布で揃えたら、そりゃあお洒落でしょうね。
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ボール紙で作るドールハウス。イギリスでは、市販のものも結構簡単に手に入りますが、やはり自分で工夫した手作りは、何物にも変えがたい子供時代の思い出を作ると思います。
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by derliebling | 2013-01-31 15:27 | 本・メディア

昔の人形用ニット服の手芸雑誌

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昔のイギリスのファッション・ドール用の手作りの服と言うと、圧倒的に毛糸の編み物が多かった…と言うのは、何度かこのブログで書いていると思うですが、何故かと言えば、ニットの人形の服の作り方しか、イギリスにはほとんど存在しなかったからのようです。アメリカなら、マッコール社等の有名型紙メーカーから、バービーやタミーを始め、ベッツィ・マッコール人形等の服のパターンも販売されていました。人形用のニット服雑誌には、セーター等実物も毛糸が素材となる服は勿論、スカートもズボンもニット、夏服も、スポーツウェアや水着、三角巾、民族衣装まで(日本の着物さえ!)、何が何でも無理矢理毛糸のニットのみで表現した為、現実離れした珍妙な服が沢山掲載されています。余りにカッコ悪い服ばかりなので、以前はそういう雑誌を見掛けても素通りしていましたが、「面白い」と言う観点から、買い集めるようになりました。
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「人形の服」と一言で言っても、ファッション・ドール用だけでなく、大き目の赤子や幼児を模った抱き人形、更に男の子用のアクション人形も含まれます。こんな幼児人形であれば、ニットの服も中々可愛く見えます。小道具のプードルのラバードール(?)が、レトロで魅力的。また昔の手芸雑誌には、小冊子もあれば、このような表紙も含めて4ページだけの単なるリーフレットもありました。リーフレットは、日本ならタダで配布しそうなものですが、価格が印刷されているところを見ると、イギリスではわざわざ販売・購入していたようです。そんなペラペラのリーフレットを、昔のイギリス女性達は、一つ一つパンチで穴を開け、穴補強のシールを貼り、アイテム別にファイルにきちんと保存していました。そういう中身がドッサリ詰まった古いブ厚いファイルごと寄付されたものを、チャリティショップで良く見掛けます。
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こちらもリーフレット。右の大きいほうがシンディ人形、左はファッション・メーカー「マリー・クワァント」が発売していた「デイジー人形」。正にスウィンギング時代のロンドン文化を象徴するような人形で、現在シンディ以上に高値が付いているビンテージのファッション・ドールです。実物のデイジーを見たことは未だありませんが、こうしてシンディの大きさと比べると、リカちゃん程度のサイズであることが分りました。
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左:アマンダ・ジェーン人形と、右:アマンダ・ジェーン・ベイビー人形です。数年前このメーカーが会社自体を閉めた為、現在一般店舗で入手不可能の人形となり、こちらもネットオークション等で値段が上がっています。この他、ティーンネイジャー版の「ミス・アマンダ・ジェーン人形」も存在したようです。
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左ページの大きな抱き人形のセーターには、可愛い編み込み模様があり、帽子やレッグウォーマーと御揃いで中々お洒落。ジーンズは普通に布製で、実際子供に着せたくなるような服装です。しかし右のシンディは…、乗馬服もジョギング・ウェアも総毛糸のニットで、非常に不自然&非現実的です。
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そもそも毛糸の編み目が、シンディに対して大き過ぎるのが気になります。左はレオタードのつもりなんですが、地肌にゴワゴワしそうで、人形ながら超不快な着心地が想像出来ます(笑)。右のテニスウェアなんか、裸足だし! もしラケットを持っていなかったら、テニス用とは全く気付かないはずです。
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右のナイトガウン、暖かそうではあるけれど、やはり編み目が大き過ぎますね。しかし、デルフト・タイル風の壁紙、その時代らしいベッドスプレッドのプリント生地等、背景セットを見るのは楽しいと思います。
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それまでイギリスでティーンネイジャー・ファッション・ドールと言えば、断トツでシンディが筆頭だったのに、ついにこの頃からバービー人形の侵略が始まります。しかし、写真で見ると相当不恰好でみょうちくりんなニット服でも、姪を見ていると、子供が遊ぶ分には全く問題ないようです。特に、お母さんorおばーちゃんの手作りとなれば、やはりとても嬉しかったと思います。現在なら、人形用ドレスのソーイング・パターンも入手出来ますが、前にも書いた通り、最近の人形には、ニットの手作りの服すら全く見掛けないイギリスですしね。
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しかし何と言っても、人形用ニット服雑誌の醍醐味は、イギリスのG.I.ジョーこと「アクションマン」を見ることかも知れません。絵本のネタにもなる程で、そもそも男の子用の人形に着替えって必要か?と突っ込んでみたくなります。左の二点と下の写真は、パンツは布製なので、結構真っ当な服に見えます。
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魚釣りをしていたら、アララ、靴が釣れちゃったアクションマン。中々凝ったシーン設定で、嬉しくなります。このフロッキー加工の髪と髭のタイプの人形は、特に胡散臭さプンプン(笑)。
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左、…高倉健?? ライダースーツのフリンジが跳ね上がり、まるでイソギンチャクが張り付いているみたいですぅ。右:柔道着も黒帯もニット!(ワザあり)
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左下6番に注目。強盗でしょうか、テロリストでしょうか、怖いですねえ(笑)。足元には死体が転がっています。こういう犯罪者が愛用する目抜き帽を、英語で「Balaclava バラクラヴァ」と言うそうで、全く関係ないけれど、バラク・オバマみたいに聞こえて忘れられない単語です。…こんな楽しみ方が有り、この手の雑誌を買ってくる度にP太に見せて、二人でバカ笑いしています。
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by derliebling | 2012-11-19 15:31 | 本・メディア


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


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