タグ:ミュージアム ( 30 ) タグの人気記事

「ロード・オブ・ザ・リング」の原点?「ザ・ヴァイン」 3

f0141785_21373060.jpg
ハンプシャーのナショナルトラストのお屋敷、「The Vyne ザ・ヴァイン」のお屋敷内部を見学しています。こちらは、正面玄関から二階に通じる大階段の天井部分です。発想がいつも食い意地張ってて浅ましいのですが(笑)、装飾が、まるで砂糖菓子のデコレーションみたい。
f0141785_21381057.jpg
余計なお世話だけど、お屋敷の規模を考えると、蔵書は結構少ないように見えた図書館。
f0141785_2138405.jpg
ここは、壁面がタペストリーで覆われた「タペストリーの大間」。
f0141785_21391038.jpg
こちらは小間。中世の時代には、タペストリーは単なる装飾品ではなく、防寒としても重用だったそうです。
f0141785_21401393.jpg
丁度「彫刻の間」の真上に位置するギャラリー。ここには、シェイクスピアやクロムウェル、イギリスの国王等、歴史上の著名人の胸像が展示されています。
f0141785_21403746.jpg
ここの壁面も木彫レリーフで覆われていますが、一つ一つ微妙にモチーフが異なっているのが興味深いと思いました。
f0141785_21524255.jpg
ギャラリー最奥の、P太が気に入ったステンド・グラス。多分、宗教色がないからだと思います。
f0141785_21412371.jpg
しかし、余りにも広く豪華な装飾の部屋のオンパレードには、所詮庶民の私には非現実的でピンと来ないのですが、こんなこじんまりした寝室には、明らかに昔の生活の匂いが感じられてホッとします。
f0141785_21415034.jpg
ベッドヘッドの上に掲げられた額装の花柄の布は、インド製だそうです。実は柄は、死ぬ程細かいチェーンステッチで埋められています。
f0141785_21421435.jpg
とは言え、四柱の天蓋付きのベッドもあり、十分贅沢な寝室には違いありません。
f0141785_21424778.jpg
再び一階に降ります。この部屋は、数ある金ピカな装飾で埋め尽くされた部屋の中で、一際個性的で目を引きました。「プリントの間」と呼ばれ、壁が夥しい数の印刷物でコラージュされています。
f0141785_21431229.jpg
単なる印刷物と言っても、一枚一枚が現在では結構高価な銅版画なのだと思いますが、サイズやモチーフがバラバラでも、色と囲み罫のデザインが統一されていると、しっかりまとまって見えるようです。現在のインテリアにも、応用出来そうなアイディア。
f0141785_21433030.jpg
この小さな部屋には、何故か「苺の間」と言う可愛い名前が付いています。
f0141785_21434850.jpg
見れば、刺繍の椅子カバーが中々素敵。
f0141785_21441485.jpg
全体的に金襴豪華過ぎて息が詰まるようなお屋敷ですが、実はあちこちに、こんな実物大のネズミのぬいぐるみが潜んでいるお茶目な工夫が。これは、ヤドカリ??を引っ張っているところのようです。
f0141785_2144422.jpg
こちらは、元々使用人達の裏方スペース。この壁の上部に設置された沢山のベルは、言わば昔のインターフォンです。各部屋に通じており、使用人を呼び出す際に鳴らした訳です。
f0141785_2145295.jpg
この居心地良さそうな空間は、何と現在お屋敷内に併設された古本屋。
f0141785_21452519.jpg
その古本屋の脇で、小さな企画展が開催されていました。この近辺の平原で発掘され、屋敷が所有している、4世紀に製造された古代ローマの純金の指輪が展示されているのです。「The Vyne ring」と呼ばれ、何でもこの指輪が言語学者のトールキンに、「指輪物語」執筆のインスピレーションを与えたのではないか?と言われています。P太に言わせれば、映画中の「わしの愛しいしと」は、単なる現在の結婚指輪にありそうな平凡でつまらないデザインだけど、こちらのほうが余程凝っていて面白く、曰く有り気に見えるとか。
f0141785_2146846.jpg
企画展のロゴも、映画「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」のまま…。
f0141785_21462694.jpg
写真撮影OKなこともあり、この屋敷の中にはうるさい子供がいなかったこともあり(リピーターだからか、親子連れはピクニックにしか興味がないようだ)、何だかんだ言って結構楽しめました。特に指輪が、実物を見る価値有ると思いました。屋敷を出る頃には、「本日の内部見学者は(制限者数に到達した為)締め切りました」のサインが。早めの時間に係員にこっそり入れて貰って、本当にラッキーでした。
[PR]
by derliebling | 2014-06-04 15:35 | 旅行・お散歩

「ロード・オブ・ザ・リング」の原点?「ザ・ヴァイン」 2

f0141785_2120511.jpg
それでは、「The Vyne ザ・ヴァイン」のお屋敷の内部へ入ってみましょう。この建物は、英国王室やジェーン・オースティン、「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」の作者J.R.R.トールキンに縁があると言われています。豪華絢爛なお屋敷には、普段は余り惹かれないのですが、ここに来る機会は滅多に無さそうだし、トールキンには少し興味があるので見学することにしました。
f0141785_21203183.jpg
現在の一般訪問者用の入り口は、本来の正面玄関ではなく、緑地側でもなく、南側の脇にあります。入場者数が制限されていて、本当は遥か離れた庭園自体の入り口で、時間指定のチケットを貰わないと入館出来ないのですが、その際係員がはっきり説明しなかった(事実)と訴えたら、こっそり入館させて貰えました。
f0141785_2120503.jpg
入り口前の花壇に植えられたチューリップは、黒ばかり(+紫色のエリシマム)。渋過ぎる色合わせで、私は余り好きではありませんが、P太は気に入ったようで、「お洒落だし建物に似合っている」のだそうです。
f0141785_21212382.jpg
入り口に入ると、まず古代ギリシャやローマの彫像、またはそのレプリカ(?)が並んだ彫刻の間があります。(部屋の説明は、記憶が不十分でかなりあやふやです!)
f0141785_21215634.jpg
順路通りに進み、その隣の部屋には、豪華な中国製の螺鈿のキャビネットが。昔の裕福層って、大抵オリエンタルな美術品を喜んで集めては飾っていた訳で、現在の東洋人の目からすると(少なくとも日本人の)、何だか西洋のインテリアとのバランスが珍妙に見えるものも多いのですが、果たして本当に価値が分かっていたのか、単なる金持ちの流行やステイタスだったのかは謎です。
f0141785_21224331.jpg
その隣の小さな部屋には、宝石・貴石が散りばめられた箱が飾られいました。これにはちょっと時めいた(笑)。青い石はラピスラズリ、その他は瑪瑙や水晶です。写真撮影は、フラッシュ無しならOKですが、部屋に寄っては昼でも非常に暗く、私のカメラでは撮影を諦めるしかない場所も結構ありました。
f0141785_21234019.jpg
部屋は、それぞれ装飾品に寄って名前が付けられています。ここは「絵画の大間」(小間もある)。
f0141785_21241233.jpg
こちらはダイニングで、この大きなお屋敷にしては、割とこじんまりしているのですが、元は更に二部屋に仕切られていたそうです。この暖炉部分は、チューダー時代のオリジナルのよう。物凄く黒光りしています!
f0141785_21243575.jpg
多分家主一族の紋章の入った、特注テーブル・ウェアのセット。
f0141785_21245817.jpg
この木製ベンチも、黒光り具合が半端ない。上にヒイラギが乗っているのは、「座ってはいけない」と言う印。でもとげとげの葉自体が椅子を傷付けることがあるらしく、その下にわざわざ透明プラスティックのシートが敷いてありました。他のナショナルトラストのお屋敷みたいに、松ぼっくりを置けば良いのにね。
f0141785_21252183.jpg
ダイニングの、六角形のステンド・グラス。
f0141785_21254251.jpg
この部屋の壁面は、全てこんな木彫のレリーフが施されていました。
f0141785_21262042.jpg
礼拝堂です。ここは特に暗く、ステンド・グラス以外の撮影は、全く歯が立たず。本当は、壁面を覆った騙し絵や、ゴシック調の木彫の座席が中々見事だったのです。何でもここのステンドグラスは、有名なケンブリッジのキングス・カレッジに匹敵するとか(ほんとか?)。
f0141785_21271771.jpg
でも一番私の興味を引いたのは、床の一部にはめ込まれた陶製のタイルでした。こんな装飾、教会建築で見るのは初めて。
f0141785_2127493.jpg
オランダのデルフト焼きに似ていますが、ベルギーのアントワープで製造されたのだそうです。厳かな祈りの場の雰囲気を高めているように見えました。
f0141785_21283024.jpg
礼拝堂の奥には、家主の墓所が。城や屋敷に地下墓地等あったり、敷地内に墓地があるのは、西洋では珍しいことではないようですが、同じ住居に死体が安置されているのって、抵抗感じないんですかね??(愛する家族だったら返ってお参りし易くて有難いのかな)。…毎度ながら長くなって来たので、3に続きます!
[PR]
by derliebling | 2014-06-02 15:17 | 旅行・お散歩

ガリバー気分! ゴッズヒルの「モデル・ヴィレッジ」

f0141785_21541517.jpg
Godshill ゴッズヒル村に行きたかった最大の目的は、この「The Model Village モデル・ヴィレッジ」を訪れることでした。ワイト島の英語の観光サイトのレビューで、かなり高得点にランクされていました。
f0141785_21543555.jpg
モデル・ヴィレッジ、すなわちミニチュア模型の村です。前にも書きましたが、旅行の下調べは、今はP太は一切せず、いつも私が事前に情報を集め、大まかな計画を立てます。とは言え、私が行きたいところ、したいことをだけを、全く勝手に組み立てるのではなく、彼が楽しめる場所も考慮しなくてはなりません。その点ここなら、精巧なミニチュア好きなP太ですから、きっと気に入ると思ったのです。
f0141785_22112416.jpg
狙った通り、可愛いミニチュアの家並みには、P太も大喜び。因みに私は、コッツウォルズのバートン・オン・ザ・ウォーターのモデル・ヴィレッジにも行ったことがあり、それに良く似ています。
f0141785_22123986.jpg
モデル・ヴィレッジは、ミニチュアの建物と言っても、東武ワールドスクエアのような世界中の著名な建造物ではなく、あくまで地元の身近な建物や風景を模しています。材料は、樹脂製の人形等を除けば、砂岩の家には砂岩、茅葺屋根の家には茅、漆喰の壁には漆喰、ガラス窓にはガラス板と、出来るだけ本物と同じものを、同じ手法で使用しています。スケールもほとんどが1/10と、リカちゃんを並べたくなるようなサイズ。眩暈がする程精密な作業と言うよりは、手作りの温かさがヒシヒシと感じられる模型です。
f0141785_21551260.jpg
これは、実際村にある「グリフィン」と言う名のホテル兼パブ。まるでホビット庄のようなゴッズヒルズ村ですが、ここではホビットと言うよりは、ガリバー気分ですね。
f0141785_21553822.jpg
こちらが実物です。
f0141785_22144096.jpg
こちらは、シャンクリンの戦前まで女学校だった建物。昔の女生徒達の姿も見えます。
f0141785_21564998.jpg
そして、建物だけでなく、良く手入れされたミニチュア・サイズの樹木にも注目。どれも丁寧に剪定され、ポコポコと可愛いトピアリーに仕上がっています。この寒い時期も、数人の庭師さん達がせっせと作業をしていました。花の多い季節には、もっと楽しいことでしょう。
f0141785_21572648.jpg
モデル・ヴィレッジ内は、山あり谷あり池&川ありで、かなり地形の変化に富んで作られています。
f0141785_22165798.jpg
普段は海外からの観光客が目にすることが出来ないイギリスの裏庭の様子も、ここならじっくり観察することが出来ます。
f0141785_22161825.jpg
通路に掛かる、迫力の木のアーチ。これはミニチュアではなく人間サイズです。
f0141785_21575224.jpg
モーリス・ダンスを踊っている庭も! とことんイギリスらしさに拘ったモデル・ヴィレッジです。
f0141785_21592387.jpg
こちらではサッカーをしています。人形の顔はブサイクですが(笑)、躍動感や臨場感には溢れています。
f0141785_21595686.jpg
これは、何とモデル・ヴィレッジ・サイズのモデル・ヴィレッジを楽しむ人々。つまりミニチュア内のミニチュア。
f0141785_2202083.jpg
先ほど訪れたシャンクリン・チャインも、ミニ・サイズとなって表現されていました。
f0141785_2204969.jpg
「何故気球があるかって? 楽しいから!」と説明書きにありました。左の発電風車は、本当に1/10サイズなのだそうです。「本物がどんなに巨大か想像できるでしょう?」と添え書きしてありました。
f0141785_2212961.jpg
シュポポ~と言う音が聞こえたと思ったら、ミニチュアの列車が走っていました。旅客列車と貨物列車の二つの蒸気機関車です。庭にミニチュアの列車を走らせるのは、きっと鉄ちゃんの憧れですよね。
f0141785_2215333.jpg
貨物列車に乗っているのは恐竜。ワイト島が、恐竜の化石の宝庫なのに因んでいる訳です。
f0141785_2231577.jpg
多分ここのモデル建築物の一番の見所と思われる、ゴッズヒルズのオール・セインツ教会。何せ本物が、実際背後に立って見えるロケーションなのですから。
f0141785_2241245.jpg
こちらは、シャンクリンにある聖ブラジウス教会。苔むした屋根までリアルで、遠目から見ると、実物と区別出来ない程かも知れません。
f0141785_2244929.jpg
私が最も心躍ったのは、この家が特に混み合った一角。案内板を良く確認しなかったのですが、多分シャンクリンの「オールド・ヴィレッジ」を表わしているものと思われます。
f0141785_2251518.jpg
この黄色いテラス・ハウスは商店街で、店の内部の商品まで全部作られているんですよ。
f0141785_2253319.jpg
ミニチュア・スウィーツの専門家の作品に比べれば稚拙だろうけど、眺めて十分楽しいと思いました。
f0141785_2255169.jpg
イギリスでは珍しくなった、肉屋や魚屋の路面店。肉屋に豚の生首まで並んでいるのは、日本人には理解できない感覚だなー。
f0141785_2261872.jpg
こちらの茅葺の小屋は、念の為ミニチュアではなく、ミニチュア制作用のアトリエのようです。
f0141785_2263953.jpg
その前に設置された、最近作られたらしいスマーフの家みたいな不思議な物体。
f0141785_2265755.jpg
最後に、顔ハメならぬ顔乗せで記念撮影をして締め括り~。
f0141785_22181344.jpg
ミニチュアの建造物のテーマパーク類は、ヨーロッパ各地で何度か行ったことがあるのですが、余りに緻密過ぎるものよりも、こんな1/10程度の縮小率で、何より出来るだけ本物と同じ材料を使って、手作業の温もりの感じられる、かつ地域密着の内容のもののほうが、やはり私にとっては一層魅力的に思えます。
[PR]
by derliebling | 2013-04-12 15:34 | 旅行・お散歩

シュタイフの陶器のテディベア型ブローチ

f0141785_3285434.jpg
昔、南ドイツのシュタイフ博物館&ファクトリーショップを訪れた際、購入したものです。自分で使う為ではなく、誰かのお土産用として買った覚えがあるのですが、例の如く渡しそびれ(笑)、外箱も傷んで来て、もう自分で使うしかなくなりました。世界の何処とでもネットショッピングが楽しめる現在は、そんなことも減ったと思いますが、当時ドイツ国内では、ファクトリーショップまで行かなくとも、日本ではまず見掛けない、珍妙なシュタイフ・グッズが色々売られていました。このブローチや「耳のボタン」のピアス等のアクセサリー類がそうですし、ぬいぐるみにしても、鯉やロブスターやデンデン虫など、一体誰が買うんだ?と思える(でもデンデンは買った!)、ある意味オツなものが販売されていました。
f0141785_330331.jpg
多分素材はボーンチャイナで、シュタイフ名物の耳のタグ部分にだけ、金で「Steiff」の小さな文字のプリントが入っています。裏面を見ると、ここにも非常に細かい金文字のクレジットが入っていて(写真ではフッ飛んじゃいましたが)、プリント技術の精巧さが伺えます。また、中が空洞になっているので思ったよりも軽く、一見シンプルながら、結構手の込んだ造りなのが分ります。
f0141785_331396.jpg
朝一番位でこの博物館を訪れた際、いきなり館員から「貴女、もしかしてガイドの人ですか?」と聞かれました。見れば、館員の背後には、日本からの団体さんが30名程ズラリ。皆不安そうな顔で、一斉にこちらを見ていて、少しギョッとしました。どうやら、現地日本人か誰かが、館内を説明案内することになっていたらしいのですが、指定時間になっても来ない為、博物館スタッフと共に途方に暮れていたようです。ダメじゃん、そのガイド。ガイドがやって来ないせいで、入り口から一歩たりと動けないでいる団体旅行者を余所目に、私は一人でさっさと見学を楽しみました。
[PR]
by derliebling | 2012-11-21 15:27 | アクセサリー

牧草地の中の芸術家の家、チャールストン

f0141785_2131146.jpg
大好きな城下町ルイスへ買い物に行った日、ポーランド陶器カフェで昼食をとったら、店に置いてあるフライヤーに、私の大好きなアーティスト、Rob Ryan ロブ・ライアンの作品展が開催中と書いてありました。場所は、ルイスから程遠からぬ「Charleston チャールストン」と言うギャラリーとのこと。その日は、ルイスのアンティーク・モール巡りは早々に引き上げて、チャールストンに連れて行って貰うことにしました。
f0141785_2135276.jpg
チャールストンは、「Firle ファール」と言う村にあるはずなんですが、チラシには郵便番号しか書いてなく、P太のカーナビは郵便番号のデータに弱い為、探すのに結構戸惑いました。チラシに住所がないのは当然で、丘の斜面の牧草地の中の一軒家で(でもファール管轄なのは確からしい)、多分番地そのものが存在しないからです。ウォルドガーデン(壁に囲まれた庭)も有るそうなので、元マナーハウスとかかなと想像してましたが、建物は相当大きいものの、実際にはファームハウスです。今は一般に公開されていますが、元々ここは、小説家のヴァージニア・ウルフも一員だった、20世紀前半の「The Bloomsbury Group ブルームスベリー・グループ」と呼ばれる文化人一派の、芸術家や知識人達の共同生活所、または集会所として親しまれて来たのだそうです。今は、この建物にカフェも設置されています。

f0141785_2141342.jpgf0141785_2143957.jpg
芸術家の家と言うことで、トイレのサインも一味違う(笑)。
f0141785_3383968.jpg
ギャラリーは、元納屋と思われる建物の、売店横の小さなスペースでした。でもロブ・ライアンの、リトではない、実物の切り絵作品を見ることが出来て感激。結構薄いツヤ紙を使用していて、本当に眩暈がする程細かい作業なのです。モチーフに小鳥や恋人達が多くて可愛いだけじゃなく、文字との組み合わせのレイアウト、また書いてある文章の内容が魅力的です。
f0141785_3391720.jpg
切り絵の他に、ここ数年手掛けているらしい、こんな陶器作品(名称:スタッフォードシャー・ドッグ。キャットもいる)が展示されていました。少し和洋折衷の、ブライトン・バヴィリオンちっくなんですが(笑)。
f0141785_2172876.jpg
チャールストンでは、3月末から10月末までの間は、家の内部とウォルドガーデンを見学することが出来ます。ヴァネッサ・ベル(ヴァージニア・ウルフの姉)とダンカン・グラントに寄って装飾された家は、ガイドツアー付きで入場料9.50ポンド(庭見学込み。イーストサセックス州在住者だと2ポンド割引。要証明書持参)。庭のみの見学は3.50ポンドです。今回私達は、庭だけ見学しました。
f0141785_2175368.jpg
結構大きな池があり、エサを与える人が多いせいか、大量の鯉達が、人影を見ると口をパクパク開けて群がって来ました(ちょっとキモイ)。
f0141785_2181678.jpg
壁の外側には、ラベンダーの小道があり、その突き当りには彫像があります。
f0141785_2184488.jpg
写真が飛び過ぎて分りにくいと思うのですが、頭にバケツのようなものを乗せ、その上の果物か花だけ彩色されています。この色合いが何だかチープで…、う~ん、一瞬マジで、単なる子供の悪戯かと思いました。すみません、ゲージュツが理解出来なくて。
f0141785_2192641.jpg
壁の中へ入ります。一辺100m位の庭かな? この中に芝生、小さな池、キッチンガーデン等が配置されています。
f0141785_2195161.jpg
ナショナルトラスト等の、プロに寄って完璧に手入れされた典型的な正統派英国式庭園に比べると、雑草は結構伸び放題だし、形式にとらわれない、何処か素人っぽさが漂うワイルドな雰囲気の庭です。
f0141785_22071.jpg
その日は、日差しがジリジリと焼け付くような快晴でしたが、空の雲はこんな感じ。天高く、もし日本なら明らかに秋の空です。
f0141785_2203235.jpg
アーティストの庭だけに、こんなお茶目な装飾があちこちに。
f0141785_2211817.jpg
こちらは、木枠で一段上げ底されたキッチンガーデン。ディルが豪快に育っています。
f0141785_2213914.jpg
キッチンガーデンで、一際目立っていたアーティチョークの花。植物の高さは150cm以上、花の直径は20cm位あります! 朝鮮アザミと呼ばれるだけに、アザミの花に良く似ています。
f0141785_2221089.jpg
ナスタチウムの海~。
f0141785_2223628.jpg
こちらの床のモザイクには、皿など古いテーブルウェアも嵌め込まれています。
f0141785_223026.jpg
スイートピーだけが鬱蒼と茂っています。これはこれで見応えあるかも。その下には小さな池が。
f0141785_2232867.jpg
・・・うッッ、このセンス、全然理解出来にゃい! この紫陽花は、只生けてあるのじゃなく、この中から「生えて」いるんですよ~。
f0141785_2243011.jpg
多分「彼女」の頭のほうは、少し離れた場所にありました。
f0141785_224598.jpg
このウォルドガーデンで、この時期最も華やかだったのが、グラディオラスとダリアのボーダー花壇。どちらも盛夏を象徴するような花です。
f0141785_2252244.jpg
特にダリアは、花色も花型も実に沢山の種類が有り、見ていて飽きません。
f0141785_2255116.jpg
ポンポン・ダリアなんて凄く可愛いんだけど、耐寒性が無い植物なので、毎年球根を掘り起こさなければならないのが手間。我が家には、掘り起こした球根を保存する場所もないし。一度物置に保管していたら、寒過ぎて全滅してしまいました(涙)。
f0141785_2261751.jpg
うちの母は、家庭菜園でグラディオラスとダリアを、毎年ドッサリ育てていました。お盆の墓参り用に、切り花として使う為です。自分の家の墓地だけでなく、親戚・友人・知人の家の墓にも捧げます。しかし自家栽培の花だけでは足りず、その他にも盆前の「花市」で花束を大量に購入しなければならなかったので、田舎はお盆の墓参りには半端無く花が必要だなあと実感しました。
f0141785_2265474.jpg
このボーダー花壇の前面に、不思議なオブジェと、オリジナルのタイルで縁取られた小さな長方形の池と、芝生があります。このオブジェも、…何だか意味不明。特に庭にマッチしているとは思えなければ、趣味が良いとも思えないし。池は、藻がいっぱいで澱んで、清涼感はまるでナシ(笑)。オブジェの両脇にあるのは、大きな貝殻(彫像?本物?)です。
f0141785_2271873.jpg
芸術家らしい、アートが自然と調和した庭園と言うよりは…、正直言って、生徒の卒業制作が点在する小学校の花壇に近い雰囲気でした(笑)。でも、気取りが無くて何だか懐かしい気はするし、アートが似合ってるからと言っても前衛過ぎる庭や、完璧過ぎて肩が凝りそうな庭よりは、ずっと落ち着けて好感持てると思います。花は見事にいっぱいで、一味違う庭として楽しめるのは確かです。
[PR]
by derliebling | 2012-08-28 16:27 | 旅行・お散歩

お一人様ブライトン 2

f0141785_0521093.jpg
珍しく、朝から一人でブライトンへ来て、お店巡りを満喫しています。
f0141785_0524665.jpg
お昼を食べた後、A23号線の東側、「Kemp Town ケンプ・タウン」と呼ばれる地域へ足を伸ばしました。ここまで来る観光客は余りおらず、私も今まで二度位しか行ったことがありません。地元民の商店街と言う雰囲気ですが、この合間にも個性的な店、アンティーク・ショップやモールが幾つか存在するのです。
f0141785_053816.jpg
チャリティショップも、この通りに幾つか在ります。ブライトンは、セカンドハンドの街と知られているだけに、チャリティショップの商品の値段も、中心部では概ね高め。でもこの辺に来ると、イギリスの平均的な価格になります。ブライトンの観光スポットの中心には、一見それとは気付かない程ハイセンスなチャリティショップがありますが、ここには今時珍しいゴッチャリ何でも売る店も。スッキリ綺麗なチャリティ屋よりも、やはりこんな店でお宝を掘り出した時の喜びに勝るものはありません(値段は特別安くはないが)。
f0141785_3272667.jpg
ブライトンは起伏の多い街。谷底のA23号線から、東西共に丘になっており、えっちら坂道を登って行きます。海岸線に平行したSt. James’s通りは、途中で Upper St. James’s通り→ Bristol通り→ St. George通りと名前を変えます。所々、右側の脇道の先に海が見えます。
f0141785_0534375.jpg
この時期だけ、海辺に観覧車が設置されていました。
f0141785_0535424.jpg
ほとんど丘を登り切ったところに、アンティーク・モール「Flea Market」があります。同名のルイスのお店の姉妹店です。ブライトンの他のモールに比べると、小奇麗でスタイリッシュな雰囲気。お洒落なゲイのカップルが、ショッピングを楽しんでいました。後でここまで行ったことをP太に話したら、ブライトン中心部からケンプ・タウンまで徒歩で行く人は余りおらず、大抵バスを利用するらしい…。
f0141785_0543468.jpg
再びA23号線の西側に戻って、ブライトン駅にやってきました。実は、ここからエコフェアには無料送迎バスが出ているはずで、それに乗ってフェア会場でP太と落ち合う予定でした。しかし、バスの案内係りに尋ねても誰もそのバス乗り場を知らず、聞いたこともなく、しばらくこの周辺をウロ付いてもサインもバス自体も全く見掛けず、結局諦めて、フェアの終了時間までブライトンでP太を待つことにしました 。
f0141785_0543965.jpg
駅近くにあった、BBCのお店。番組のDVDや書籍、「ドクター・フー」グッズを販売しています。現役のドクターの立て看板は結構あちこちで売られていますが、ここには歴代のドクターが揃っています…。
f0141785_0551769.jpg
観光スポットの更に西側、チャーチル広場の周辺は、他の都市と変わらないショッピングモールや普通のチェーン店が集まる商業地。
f0141785_0553455.jpg
その近くにあったビーズ屋さん。幾らサンプルやディスプレイ等の雰囲気はお洒落でも、痒いところに手が届く品揃えのビーズ屋は、イギリスには存在しないようです…。
f0141785_056996.jpg
中には入らなかったけど、センスが中々好みだったジュエリー&バッグ中心のビンテージ屋さん。左手のビーズ&刺繍のバッグは、以前私が地元チャリティショップで買ったものに大きさ・形がそっくり。でも刺繍はニードルポイントではなく、こちらはオリエンタルな柄のフランス刺繍でした。
f0141785_1333838.jpg
これは商品ではなく、単なるディスプレイのようです。ビニールのレトロなのプルトイ。
f0141785_0565980.jpg
一通り店も見回ったので、ロイヤル・バヴィリオン裏手の博物館(入場無料)に行きました。
f0141785_0573354.jpg
この博物館は、近代の応用美術を展示しており、20世紀の部門は、ビンテージ好きな人は必見です。またここのミュージアム・ショップは、ブライトンの気の利いたお土産を買うのに便利です。
f0141785_0575317.jpg
上から2段目の左端は、アールデコ期のスージー・クーパーの皿。
f0141785_058521.jpg
中央は、ビンテージ・ファンに非常に人気の高い、1950年代のホームメーカー社の皿。フリマで、カケのあるものでも10ポンドで売られていました。右は、ジェシー・テイトのデザインの、ミッドウィンター社の50年代の皿(デザイン名:Festival)。
f0141785_1173393.jpg
ホーンジー社とポートメリオン社のティーセット(の一部)。
f0141785_1175627.jpg
ここではちょっと毛色の違ったこのティーセットは、ドイツのユーゲントシュティール期のものだそうです。フォルムが斬新で素敵!
f0141785_11201.jpg
この博物館、内部はこんな装飾になっています。ケイト・ラズビーのコンサートが行われたのもここ。建設当時は、ブダペストの応用美術館同様、さぞかしアナーキーなデザインだったことと思います。
f0141785_122441.jpg
一方、バヴィリオンのミュージアム・ショップは、キノコと仏頭が混在する魔可不思議なディスプレイ…。一応、バヴィリオンが東洋趣味だからってことに因んでいるようです。中では、マグネット等の典型的なブライトン土産の他、キッチュなインド&中国雑貨や、何故かガーデニング・グッズなんかも売られています。
f0141785_12484.jpg
バヴィリオンの公園は、日光浴を楽しむ人でいっぱい。こんなに人口密度の高い場所で寝っ転がって快適なのか??と、私はいつも疑問に思うのですが(笑)。
f0141785_153751.jpg
商店街や観光地の合間に、普通の住宅がいきなり存在するのもブライトン。しかし家の色が、他の町とはまた違う! オレンジや黄緑、ペパーミント・グリーン、セルリアン・ブルー(手前のVWキャンパーヴァンと同じ色だ)を外壁の色に選ぶ人なんて、イギリスだってそういませんよ。
f0141785_163732.jpg
最後に、P太が、ピアー(桟橋)向かい側の映画館前で車で拾って上げると言っていたのですが、パレス・ピアーの前には映画館は見当たらず。約束の時間になると、「さっきから待っているんだけど、一体何処にいるんだい?」とP太から電話が掛かって来ました。彼の指すピアーとは、この火事で焼け落ちて廃墟となった方(ウェスト・ピアー)だったのです。…これ、最早ピアーとは呼びませんから!(中央に写っている軍国旗には、「カミカゼ」って書いてあるんですよ~。い、一体何のため??)
f0141785_20352430.jpg
上記のように、ちょっと気を揉むトラブルもあり(笑)、さすがにドップリ歩き疲れましたが、何だかんだ言っても、普段ブライトンで過ごす時間の倍近く滞在したので、高い充実感を得ました。一人きりで歩いても、面白い商店には事欠かなく、一般の民家を見るのも楽しく、本当にブライトンは飽きない街です。上の写真は、その日買ったもの達。日本にいる時の私からは信じられない少なさですが、これでもイギリスでは(フリマ以外)、「今日は色々欲しいものに出会って、お買い物が楽しめた~♪」って感じなのです。下に敷いてある布は、チャリティショップで買った手作りらしき細長いスカーフで、実は良く見ると小さなキノコ柄です。ブローチについては、また後ほど個別に御紹介したいと思います。
[PR]
by derliebling | 2012-06-28 16:37 | 旅行・お散歩

ジブリ美術館のクッキー

f0141785_22395264.jpg
姉が、「三鷹の森ジブリ美術館」のショップで、数多いジブリ・グッズの中から選んで買った缶入りクッキーです。一瞬ジブリ物とは気付かない程地味なパッケージ…と言うか、普通の菓子折りっぽくて、最初は会社へのお土産なのかなと思っていたら、意外にも、わざわざ自宅で自分達で喰う為でした。
f0141785_22403156.jpg
中を開けると、こんな感じ、こちらも、一瞬ジブリだとは分かりにくい程の地味さです。メープルとチョコ、アーモンド、紅茶、胡麻味の5種類があります。
f0141785_22415891.jpg
缶の側面には、こんなイラストが付いています。どうやらこれが、クッキーの柄と共通するようです。
f0141785_22422589.jpg
なので、頑張って探すと、トトロやまっくろくろすけ等の、ジブリ・キャラ柄のクッキーに当たるはずです。お味のほうは、歯応えが程良くサクサクしていて、こういうクッキーにしては珍しく、それぞれの風味がかなりしっかり強くて中々イケます。特に、紅茶(アールグレイ)味が気に入りました。製造はモロゾフなので、味が確かなのも頷けます。意外に楽しめて、余り子供っぽくなく、キャラクターっぽくない、このさりげなさが返って良いのかも知れません。
[PR]
by derliebling | 2012-04-01 16:28 | 食べ物・飲み物

はじめてのジブリ美術館

「三鷹の森ジブリ美術館」に、初めて行って来ました~。P太のほうは二回目で、外人に先を越されました。以前は割と近くに住んでいたので、行こうと思えばすぐに行けたし、実際美術館の横は何度も通過したことがあるのですが、そうなると返っていつまでも行かないもんなんですよね。それに、完全予約制と言うのが面倒だと思っていました。しかし外国人旅行者、及び長期海外在住の日本人には、特別枠がありまして、簡単に予約できるのです。そうなると、姉夫婦も「一緒に行く~」と言い出しまして(何故??)、会社を休んでまで同行することになりました。なーんだ、平日であれば、今は国内でも直ぐに予約出来るようです。それで、三鷹駅に向かう普通の路線バスの中で、非常にいい年した大人四人が妙に浮かれている様子は、他の乗客には相当奇妙な光景に写ったのに違いありません(笑)。
f0141785_20493132.jpg
三鷹駅からは、徒歩でも行くことが出来ますが、我々はこんな専用バスを利用しました。以前は「ネコバスじゃないのか…(当たり前だ)」と思っていたのですが、実際乗ると十分テンション上がります。
f0141785_20502615.jpg
建物自体は、フンデルトヴァッサーに影響された感がありますね。入り口脇のトイレまで、可愛い造りです。余りに可愛い過ぎて、あやうく男子トイレに入るところだった(爆)。
f0141785_205159.jpg
館内は固く撮影禁止。トイレすら駄目です(注意されている人がいました)。でも確かに、トイレさえ撮影したくなる程、隅々まで可愛い工夫が、至るところに面白い仕掛けがあるのです。順路などは一切なく、「思いっきり迷って下さい」と言う趣旨の美術館です。
f0141785_20515365.jpg
その反動で、屋外では写真撮り捲りです(笑)。このベランダの魚型のベンチも、何故かカチカチ鳴らすハンドルが付いています。
f0141785_2052259.jpg
むむっ、これはナニ? アルコール・ランプのようでもありますが、使用した形跡はナシ。
f0141785_205362.jpg
奥の楕円の建物が、問題の(笑)入り口脇のトイレ。この日は快晴でしたが、前日、東京にしてはドカ雪が降り積もりました。
f0141785_20535110.jpg
平日だったせいか、子供より大人が圧倒的に多かったと思います。皆一様に浮かれていました(笑)。この時は旧正月中だったので、中国系の入館者も多数見掛けました。後は西洋人もチラホラ。
f0141785_20542427.jpg
この螺旋階段を登ると…、
f0141785_20545338.jpg
屋上にある、「天空の城ラピュタ」に登場するロボット(多分原寸大)に辿り着きます。自称「非オタク」の義兄の話では、「ラピュタ」に先駆けて、「ルパン三世Ⅱ」の最終エピソードに登場するそうです。
f0141785_20552082.jpg
後ろ姿には、何だか哀愁が。皆このロボット兵の前で、秩序正しく順番待ちで記念撮影をします。
f0141785_20554836.jpg
更に、この屋上庭園を進むと…、
f0141785_20562561.jpg
「ラピュタ」に登場する古代ラピュタ文字の石碑が設置されています。実は私、ジブリ作品の中では、「ラピュタ」が一番好き。
f0141785_20572486.jpg
たっぷり館内を楽しんだ後は、館内のカフェ「麦わらぼうし」で昼食です。大人気なので、待つこと必須。
f0141785_20575224.jpg
こいつが「豚ごはん」の看板持っているの、かなりエグイんですけど…(笑)。
f0141785_20582034.jpg
これって、メイの被っていた麦わらぼうしですよね? このカフェでは、オーガニックの新鮮な野菜を使用しているそうです。ジュースを注文すると、ストローは本物の麦わらだとか。他のお客様の迷惑になるので、店内の様子ではなく、食べ物の接写ならOKと言う事で、写真を撮っています。
f0141785_20591199.jpg
まず義兄は、エールを注文ました。日本では、乾燥した冬こそ美味しいかも。
f0141785_20593987.jpg
姉と義兄が前菜としてシェアした、「畑のスープ」。全体的にお料理は、素材の味が生きたギリギリの薄味でした。P太は問題ないけど、普通の西洋人は理解出来るかなあ。
f0141785_210672.jpg
義兄のメインは、「くいしんぼうのカツサンド」。奥の黄色いものは、キャベツのカレー味ピクルスです。このパンに刺さっている旗は(勿論持ち帰った)、3種類1セットで購入も出来ます。
f0141785_2104692.jpg
姉とP太は、メインに「実りの山の放牧豚ごはん」。グリルされたポーク入りサラダ乗っけ豆御飯…のようなものですね。豪快に混ぜながら食べます。
f0141785_2111662.jpg
私は、「鮭ボールの入ったきのこのクリーム・スープ(黒こしょうとくるみのパン付き)」を選びました。キノコ(舞茸等)は意外にも素揚げしてあって、新しい美味しさを発見。クリーム・スープと言っても、スープ自体にとろみは全くなく、サラッとしています。パンは、モチモチして食べ応えがあります。
f0141785_2114378.jpg
鮭ボールの中には、ウズラの卵が入っています! 小さいボウルの中で、色々な味わいが楽しめました。 …でも大変お上品な量で、どう考えても私には、これだけでは足りなかった(笑)。
f0141785_2125379.jpg
すかさずデザートも注文。姉が選んだのは、「安納芋のくずもちプリン」。食器も勿論ジブリ柄です。卵を一切使っていない葛粉のジェリーで、モチモチ好き(私だ)には堪らない食感。
f0141785_2121550.jpg
ナッツ好きのP太は、迷うことなく「ざくざく木の実のキャラメル・ケーキ」を選択しました。こちらの見た目と美味しさは、想像した通りだったようです。
f0141785_213252.jpg
私は、「季節の果物とミルク・ソースのチーズ・グリル」と言う、温かいデザートを選びました。これは特に面白い味でした。チーズはクリーム系ではなく、チェダーなどの塩味系。どちらかと言えば、フルーツ入りグラタンのようで、デザートなのか、メインとして食べるべきなのか、迷うような一品です。でも美味しかったのは確かです。正直言って、ジブリ美術館内のカフェで、こんな凝った独創的なお料理が色々味わえるとは思いませんでした。どれも工夫が利いていて、大変楽しめました。
f0141785_2141666.jpg
カフェ以外にも、ホットドッグとアイスクリームのスタンドがあります。時間のない人や外人さんには、こちらのほうが人気かも。
f0141785_2144740.jpg
食後も、美術館内外をしっかり楽しみます。本当に、何処一つ見ても、抜かりなく可愛い工夫がされいるのです。中庭のガーデニングもこの通り。
f0141785_2152384.jpg
藤の蔓に多肉植物をあしらったアイディア、雨の当らない暖かい場所で、試してみたくなりますね。
f0141785_215535.jpg
タイルのカラフルなこの手洗い場なんて…、
f0141785_2162359.jpg
蛇口がこうですもん。
f0141785_217091.jpg
窓には、まっくろくろすけ(ススワタリ)がビッシリ。
f0141785_2172998.jpg
こちらの窓には、白黒猫さん二匹。
f0141785_218016.jpg
庭のレンガ一つにしても、ジブリ美術館のオリジナル・デザイン。中央のエンブレムのレリーフの木の下には、実はトトロがいます。
f0141785_2183684.jpg
結局、閉館間際まで粘り捲くって楽しみました。でも多くの人が、同様にギリギリまで粘っていましたね。ショップなんて、身動き出来ない程の大混雑で、もし予約制じゃなかったら、どんなに恐ろしい状態になっていたことだろうと思わせる人気ぶりです。正直言って最初は、主に子供向けだと思い込んでいたので、大人にとっても全く飽きない、始終テンション上がり捲くりの場所だとは期待していなかったのです(笑)。一度知ってしまったからには、何度でも来たくなります。館内のミニ映画も、全種類見たいしね~。予約制は一手間ですが、気持ち良く見学出来る為の配慮ですし、映画だけでも入館料分の価値が十分あるので、かなりお得な美術館だと言えます。スタッフ教育も行き届き、皆感じ良くてフレンドリーでした(そしてやはり!可愛い人が多いみたい)。帰りは、夕暮れの井の頭公園を通って吉祥寺に出ました。

今日のたわごと
[PR]
by derliebling | 2012-03-29 16:47 | 旅行・お散歩

張子の犬ぬいぐるみ

f0141785_18521396.jpg
江戸東京たてもの園」のミュージアムショップは、可愛い品の良い和小物が充実していて、つい長居してしまったり何かしら買ってしまうのですが、今回はこんなものが目に飛び込んでしまいました。有りそうでなかった、張子の犬のぬいぐるみ版! しかし、値段は1000円と安い割に、縦13cm位、横18cm以上と結構デカイ。福島を離れる時点で、もうスーツケースの容量がギリギリで、これ以上荷物は増やせない~と(しかも別に必要ないし)散々迷いつつも、この可愛さに逆らい切れず購入しました。
f0141785_18523911.jpg
中国製ですが、ここの博物館オリジナルのようです(本館の両国の「江戸東京博物館」でも売っているはずです)。素材はフワフワの柔らかいボアで、手触り抜群。首輪と前掛け(?)はフリースのような生地、脇の模様(??)はフェルト+刺繍です。犬は元来多産でお産が軽く、生じて張子の犬は安産のお守り、また子供の成長のお守りとされて来たようです。でも、現在人間が自分達の都合に合わせて小さく改良した愛玩犬の多くは、母犬のサイズに対して胎児は大きいままの為、難産が多いとか…(涙)。
f0141785_1853246.jpg
あんまし本体に似ていないけど、タグも結構可愛いのです。
f0141785_18532689.jpg
正面から見ると、顔が丸いと言うよりは、もはや横長で楕円…。張子の犬に全く馴染みの無いP太は、「可愛い猫だね!」と言っていました(笑)。姉に見せたら、「キチ吉ちゃんに似ている」だと(爆)。
[PR]
by derliebling | 2012-03-07 17:04 | おもちゃ・人形

建築物テーマパーク、江戸東京たてもの園 2

f0141785_17571447.jpg
小金井公園内の、歴史的建築物を移築した野外博物館「江戸東京たてもの園」に来ています。まずは、園内一番人気のスポット、昭和初期の下町の商店街を復元した通り(東ゾーン)を散策中です。
f0141785_17574919.jpg
ここで腹ごしらえ。園内では、昔の蔵を改造した「たべもの処・蔵」で食事を取ることが出来ます。手打ちうどんと、日替わり弁当が名物です。この日P太は、かき揚げうどんを注文。かき揚げ好きの男…。
f0141785_17581911.jpg
私は、冬季限定の卵とじ湯葉うどんを注文。とろっとしたあんかけ汁で、体が暖まりました。ここのうどんは、地粉を使用していてコシがあり、なんと言うか、小麦粉の味がしっかりして美味しいのです。
f0141785_1813697.jpg
トトロも食べたうどんです。
f0141785_17592316.jpg
この通りの突き当たりに、一際大きな立派な建物、「千と千尋~」の油屋のモデルになった銭湯「子宝の湯」があります。と言っても、あんな天守閣みたいな階層の建物ではなく、極普通の銭湯なのですが、屋根の感じは似ているかも。…「子宝の湯」と聞くと、何だか避妊に失敗しそうな名前ですね(笑)。
f0141785_180297.jpg
中に入ると、まるで聖堂のような厳かな雰囲気。古代ローマの浴場にタイムスリップしそう(笑)。「カランから水滴が落ちることがあるので御注意下さい」と張り紙がありました。この銭湯、実際に使えるの?? 
f0141785_1821966.jpg
ノスタルジックな銭湯の壁画、タイル絵も興味深いのです。
f0141785_1911735.jpg
ところでこの博物館、靴を脱いで上がり込むことが出来る建物も多いので、ロングブーツやレースアップなどではなく、着脱し易い靴で来ることをお勧めします。冬場は、厚手の靴下も必須。最近は、下駄箱の靴(特にブーツ)の盗難が多く、靴をビニール袋に入れて室内で持ち歩くことを奨励されました。
f0141785_1824661.jpg
昔の銭湯内の広告も、可愛くて見逃せません。
f0141785_1833272.jpg
私が、ここで個人的に一番好きなのは、銭湯の隣の居酒屋の「鍵屋」。数多くの震災・火災・戦災を奇跡的に間逃れた江戸時代の建物で、以前は上野近くにあり、文豪達も通ったそうです。
f0141785_1835985.jpg
「こんなところで一度飲んでみたーい」と私が言ったら、「前回行った京都の志る幸も、こんな感じじゃない?」とP太。確かに似てるかも。
f0141785_1842794.jpg
もう一つ、私のお気に入りがこの小路。植木、昔のホーロー看板、昔のゴミ箱と、子供が石蹴りしているドラマの撮影が出来そうなのは勿論、自分自身がその時代に潜り込んだような完璧ぶりです。
f0141785_1851296.jpg
この商店街の端に、昔のトラム(路面電車)が設置されてあり、走りはしませんが、中に乗ることは出来ます。「南佐久間町」と言うのは、今の西新橋あたりだそう。「千と千尋~」では、千尋が銭婆に会いに行く為、油屋から出て電車に乗りますが、館員の方の説明では、宮崎監督はここからインスピレーションを得たのだろうとのことでした。私は、トラムとトラムの走る街が好き。今の東京のトラムは、荒川線を残すのみですが、昔は東京中を網羅していたことでしょう。
f0141785_1855667.jpg
「万世橋交番」です。側に立っている郵便ポストも、まあレトロ…と思いきや、こんな円柱型ポストは、今でもこの園の周辺で現役で働いています(笑)。
f0141785_1862998.jpg
伊達家江戸屋敷の門。今回の帰国、何だかやたらダテ付いています。伊達家と言っても、これは分家筋の宇和島藩ですが。
f0141785_187851.jpg
手前が「西川家別邸」、奥が2.26事件の舞台となった、大蔵大臣(総理大臣でもあった)の「高橋是清邸」です。実際是清が暗殺された部屋も、そのまま移築されています(怖)。以前は、是清邸の一階座敷は、喫茶室になっていたのですが、今は出来ないようです。前回P太とここに居た際、突然暗雲が立ち込め、豪雨で足止めされたのでした。これらの建物の正面は、見事な日本庭園になっています。
f0141785_1873950.jpg
この他、主に江戸時代の茅葺屋根の農家を見学しました。これは多摩川沿いに存在した、苗字帯刀を許された旧家「天明家」で、各大名が多摩川特産の鮎を堪能しに訪問する程の豪農だったそうです。
f0141785_19164736.jpg
その殿様滞在用の部屋は、天井高く広く立派な造りで、一方家主一家の部屋は北向きの狭い部屋でした。実際には、家主の部屋は天井が低いので、冬は殿様の部屋より暖かくて快適だったであろうとのことです。この時室内では、ボランティアの方が囲炉裏の火を炊いていました。茅葺屋根を守る為(虫除け&耐水)、大切な作業だそうです。
f0141785_188519.jpg
昭和初期の西洋建築は、西洋育ちのP太にはつまらないと思い、今回見学したのは、この白いパーゴラが印象的な田園調布の家「大川邸」だけ。実際、現在園内に建設中のドイツ人建築家(神戸の風見鶏の館を設計した人物)「ゲオルグ・デ・ラランデの自邸」のことを、「何故ドイツ人の家なんかを、わざわざここに建てるの??」と言って、全く理解不能でしたから。
f0141785_1884092.jpg
大川邸は、平屋で部屋数は多くないけれど(それでも女中部屋はある)、当時としては最新の技術を取り入れた、相当ハイカラで贅沢な造りです。
f0141785_189589.jpg
良く見ると、床下の排気口までユーゲントシュティールなのが面白かった。
f0141785_1917213.jpg
午前中にやって来たのですが、結局閉館ギリギリまで滞在し、それでも全ての建物は見切れませんでした。この園には、実は建物の他にも、移設された古墳や縄文時代の住居跡などがあります(凄く地味だけど)。これからも徐々に建物は増え、様々な工夫を凝らしたイベントも頻繁に催され、何回来ても全く飽きません。本当にここは、もはや博物館と言うより知的テーマパーク。例えば、それらしい衣装でやって来て、なりきり撮影会を楽しむのも一興かも知れません(周囲に迷惑にならないよう心掛けるのに限りますが)。私達が次回訪れるまでには、きっとラランデ邸は完成していることでしょう。
[PR]
by derliebling | 2012-03-06 19:40 | 旅行・お散歩


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


by ぴよよん

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

カテゴリ

全体
ごあいさつ&お知らせ
おもちゃ・人形
アクセサリー
テーブル&キッチンウェア
ファブリック
インテリア・デコレーション
箱・缶・入れ物
バッグ・靴・帽子
ファッション・コスメ
手芸用品
ステーショナリー・グラフィック
本・メディア
食べ物・飲み物
旅行・お散歩
ガーデニング・植物
動物
その他
イギリス生活・文化

タグ

(647)
(340)
(218)
(192)
(171)
(170)
(169)
(165)
(152)
(150)
(148)
(147)
(146)
(137)
(136)
(127)
(118)
(98)
(98)
(96)

お知らせ

2014年8月1日より、新ブログで更新しています。

日々のつぶやきブログはこちら

コメント欄を承認制にしています。確認・返答するまで時間が掛かる場合がありますが御了承下さい。

Copyright
©2007-2016
Der Liebling
All Rights Reserved.





ロンドン ホテル

最新の記事

ブログ移転のお知らせ
at 2014-08-01 15:30
シトラス・カラーのラインスト..
at 2014-07-31 15:37
赤毛のアンの親友、ダイアナ人形
at 2014-07-30 15:33

記事ランキング

以前の記事

2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月

検索

ブログジャンル

海外生活
雑貨

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

お気に入りブログ

KICSI KAVE./...
でこぴんぬ
ミンミンゼミ
こけし絵日記~津軽こけし...
うきうきビール生活 in...
Der Lieblin...
国立コーヒーロースター/...
ぴよよんのたわごと
SnowDrop☆gra...

画像一覧

ライフログ

つぎはぎ おばあさん きょうも おおいそがし (講談社の創作絵本)

UVレジンだからできる大人ジュエルなアクセサリー

レトロな雑貨に囲まれたあたたかな暮らし―I love zakka home. (別冊美しい部屋 I LOVE ZAKKA home.)

モダンアンティーク・テーブルウエア―1950~70年代イギリスのかわいい食器たち

マーケットで見つけたかわいい東欧のレトロ雑貨 (玄光社MOOK)

切手で旅するヨーロッパ

えほんとさんぽ―さがしに行こう!絵本・雑貨・カフェ

アッチュム!フランスのかわいい古書を探しに

エプロンメモ

おばあちゃんのエプロン

旅のおみやげ図鑑

乙女みやげ

いやげ物

旅のグ

少女スタイル手帖 (ランプの本)

内藤ルネ―少女たちのカリスマ・アーティスト (らんぷの本)

その他のジャンル