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おうちで本格インド・カレー、バター・チキン

インドのカレーには、実は「ティッカ」「コーマ」「パッサンダ」等の様々な種類のソースがありますが、その中でも「バター・チキン」は私の最も好きなカレー。日本人が慣れない香辛料やハーブ類独特のクセもほとんどなく、辛さは最低レベルで、実際相当甘くてクリーミィな、子供でも食べられる奇跡的な本格インド料理です(とほほ…、お子ちゃま味覚)。普段は出来合いのソースを買って来て、肉や野菜を加えて温めるだけでしたが(注:野菜は加えるのは自己流)、このバター・チキンのソースなら、もしかしたら自分でも家庭で作れるんじゃないかと思い、ネットで検索した幾つかのレシピを参考に挑戦してみました。
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予め鶏肉は、ヨーグルトとカレー粉と蜂蜜(砂糖でも可)に塗して漬けておきます。モモでも、骨付き肉でも良いそうです。玉ねぎのスライスをニンニク&生姜の摩り下ろしと炒め、カシューナッツ(これがミソ)を加え、トマトの水煮缶を加えてミキサーに掛け、ポタージュ状にします。鍋に移して火に掛け、ヨーグルトごと鶏肉を加えて、カレー粉、コンソメ、塩、パプリカ・パウダーで味を付け、ひたすら煮込みます。急ぐ場合は、圧力鍋が威力を発揮します。特に骨付き肉の場合、火が通り難いので、圧力鍋を使ったほうが良いようです。仕上げに、生クリームとバターを加えます。健康の為に控えめが良いと思ってしまい勝ちですが、この料理に限っては、たっぷり目に入れたほうが絶対美味しいみたい。日本のカレー粉は、いかにも安っぽい味と香りがして、「本格カレーにカレー粉を入れるなんて言語道断」と主張する人もいますが、イギリスのカレー粉はもっとお洒落な味と香りで、辛さも選べます。日本の輸入食材屋でも手に入りますし、イギリスのスーパー等でカレー粉をお土産に買うのは結構お勧めです。手に入らない方は、ガラム・マサラで試してみて下さい。
おうちで本格インド・カレー、バター・チキン_f0141785_21105338.jpg
バター・チキンには、断然ナーンのほうが似合うのですが、P太が必ずライスも欲しいと言うので、ターメリック・ライスも用意しました。私はコクを出す為に、玉ねぎの他に、ニンジンやパプリカ、マッシュルームも加えて炒めてからミキサーに掛けました。野菜たっぷりで栄養のバランスも良く、中々美味しく出来上がりました。んが!結構バターを加えたはずなのに、市販のソースに比べると、これでもまだまだずーっとアッサリしています。本場やインディアン・レストランやイギリスの市販のカレー・ソースって、本当にギトギト油分たっぷりなんですよ…。それらは余りに油っこくて、美味しくとも、しょっちゅう食べられる料理ではありませんが(翌日お腹を壊すことも)、まあこの自家製なら、飽きの来ない優しい味で、続けて食べても支障はなさそうです(笑)。実際、普通のカレーと同じで、一晩置くと味がグッと締まるので、多めに作るのがお勧めです。
 
# by derliebling | 2014-07-27 15:39 | 食べ物・飲み物

黄色いビンテージ・エプロン 2種

どちらも、フリマの同じストールで、品の良さげなおばあさんから買いました。遠目にも鮮やかな黄色が映える、1970年代辺りのビンテージらしさがいっぱいの、元気なプリント生地のハーフ・エプロンです。
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一つは、オレンジ、黄色、黄緑色でまとめた、裾の丸いエプロン。バラと言うよりは花札の牡丹のような花柄をメインに、マリー・クワント調のシンプルな花マークを組み合わせてあります。
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版ズレや滲みが激しい稚拙なプリントは、レトロ・キッチュならではの御愛嬌。生地は、ティータオル程度の中厚のコットンです。向かって左上に、白いバイヤス・テープで縁取られた小さなポケットが付いています。こちらには、タグ(レーベル)が残っていて既製品でした。昔の中国製と聞けば、この牡丹柄も納得です。
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もう一つは、フリルと紐とポケットの黄色い大胆な花柄生地はコットンですが、中央の薄いレモン色の無地はテロテロのナイロンと言う、ちょっと珍しい素材の組み合わせ。全部コットンのほうが可愛いのになとも思いますが、食器類を洗っていると、この部分が濡れることもあるので、防水エプロンは機能的なのだと思います。
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たっぷりのフリルとハート型のポケットが、デザインのポイント。ビンテージ・シンディのワードローブに、確か似たようなエプロンがありました。こちらにはタグは見当たらず、もしかしたらハンドメイドかも知れません。
  
# by derliebling | 2014-07-26 15:34 | ファッション・コスメ

ジョージ・ブリアードのホーロー・キャニスター

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姉が北海道旅行の折に、確か小樽のアメリカン・ビンテージ屋で、ミルクガラスの絵皿と共に、お土産として買って来てくれたものです。それまでアメリカの1950年代の雑貨なんて、然程興味のなかった姉ですが、そのお店は品揃えが魅力的で、更に都内より値段もずっと手頃だったこともあり、すっかり気に入って、自分用にもファイヤーキングのクッキング・ボウル等を購入する程でした。
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これは持ち手の付いた、ホーロー製の蓋付きの入れ物。一応キャニスターと言うことにしていますが、ちょっとシャープで大人の男性的な雰囲気がすることから、お酒をオン・ザ・ロックで飲む際のアイス・バスケット(ペール)かも知れないと思っています。50’sのビンテージと言っても、普段惹かれる可愛いカントリー系ではなく、何となくロカビリーな、または抽象絵画的なテイスト。イラストに、キラキラ光るメタリック・カラーを使用しているところがミソです。パイナップルを中心に、苺、そして右上の楕円の物体は一体?? 今だったら、角度が付いたCD等のディスクが飛んでいるように見えますが、当然その頃は未だ存在しません。
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パイナップルの左側には、葉と水泡??のような模様が。
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裏側には、何だかスペーシィな葉っぱが一枚。50年代って、スペース柄も流行っていたそうです。
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蓋にも、金色で菱形のプリントが入っています。蓋の抓みが金属な点にも、何処となく男性っぽさを感じます。側面のイラストにサインが入っていまして、「Georges Briard ジョージ・ブリアード」と言う、アメリカのミッドセンチュリー期の有名なテーブルウェア・デザイナーだそうです。同柄同素材で、ポットやケトル、キャセロール等も存在したようです。
 
# by derliebling | 2014-07-25 15:33 | テーブル&キッチンウェア

入れ子式の漆器の木箱

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一辺15cm位の地味な塗りの木製の箱で、側面には桜の花が金彩で描かれており、どう見ても昔の日本製です。余り高級ではありませんが、さりとて手作業で丁寧に製造されたもの。私が物心付いた頃には、お土産ものの安物の塗り製品と言えば、既にプラスティック製だったので、これはそれなりに古いものだと思います。多分戦前のものじゃないかと踏んでいますが、古さの割には余り欠けや剥げも無く、状態はまあまあ良好。ただ、外人が思い描くような日本風らしさ(ゲイシャとか天守閣とか富士山+松の木の風景など)は薄い柄なので、イギリスでの価値は低いと思います。手にとってみると、意外にずっしり重みがありました。
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蓋を開けてみたら、予想外な展開が。中から次々と小さな箱が現れましたが、普通の入れ子の箱とは違い、ひっくり返すと互い違いに次の箱に収まる、ちょっと独特な仕組みになっています。つまり、上の写真で天辺に見える部分が、実は箱の底なのです。
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積み重ねると、思いの他華やかになりました。箱ごとに側面の色を変えたところが粋。それぞれの箱がきっちり収まる造りは丁寧で凝っていて、日本人の几帳面さがにじみ出ています。私はフリマで50ペンス(約90円)でアジア系の女性から買いましたが、もし京都の骨董市とかなら、それなりの値段で売られていそう。ディスプレイに拘るストールが多いので、売る時にはこの状態で。元々は家庭用と言うよりは、少女が個人で大事に持っていたような風情で、雛祭りなどの際に、中に和紙を敷いてお菓子でも持ったら、雰囲気が盛り上がりそうです。勿論入れ子式ですから、仕舞う時はばっちりコンパクトで場所を取らない賢さです。
# by derliebling | 2014-07-24 15:33 | 箱・缶・入れ物

50’sのスリープアイの幼児人形

気が付けば、今年ももう半分以上が過ぎてしまったと言うのに、今年の目標の「ミシンを使いこなす」どころか、人形の服すら作っていません! しかし、久しぶりに裸んぼうの可哀想なおにんぎょさんを、フリマで手に入れたので、否応無し(?)に作る気になりました。  
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フリマで結構沢山売られている、他の古い幼児型抱き人形とは一味違う表情が気になり、20ペンスで購入したお人形です。頭だけはソフトビニール製で、残りの体はもっと硬いプラスティック素材(多分ポリプロピレン)です。身長は約30cm。寝せると瞼を閉じるsleep eyesながら、何より気持ち悪くない(笑)、品の良い顔をしている点が気に入りました。髪はダークブラウンで、瞳は青み掛かったグレイ、と言うのも、抱き人形として結構珍しいかも。ほんのり染まった頬や、唇の色も悪くありません。この顔が、ベッツィ・マッコールやマダム・アレクサンダー人形にも似通った、典型的な1950年代(~60年代前半)の幼児人形の顔をしています。背中には「Made in England」の刻印があり、実際その位古いことを物語っています。ただしメーカー名は不明。体付きはその時代の人形にしては少しシンプル過ぎる気がするし、素材感からはもう少し新しく見え、もしかしたら50年代の人形のリプロなのかも知れません。して言えば、アメリカの「Housman」と言う人形メーカーの「 Ruthie」と言う人形、またはイギリスの「Roddy」社、シンディを製造していた「Pedigree」社の50年代の人形に良く似ているので、それらのコピーなのかも。
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とにかく中古玩具の割には、状態は驚くほど良くて、日焼け褪色も無く、手垢汚れも一切ありません。オリジナルと思しき靴下、靴、ぱんつが残ったままで売られていました。髪は若干乾燥してチリチリしていますが、抜け毛や切れ毛等は見当たりません。「どれどれ、小母ちゃんが可愛いべべを作ってあげるからね~(…怖い?)」と言いつつ、我が家に迎えました。この子には、昔の子供服パターンのような、懐かしい正当女児服が似合うように思いました。この黄色い衣装は、まず型紙を起こして試しに作ってみた一番簡単なもの。
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こちらは、スカートと袖にはビンテージのハンカチを使用しました。一辺20cm程度の小さなハンカチなので、服全体を作るのは足りないのです。やっぱり古い人形には、新品の布地より、古い生地のほうがしっくり馴染むように思います。靴の底には「シンデレラ・シューズ、サイズ1」とあり、かつて様々な大きさの既存の抱き人形用に作られていた、イギリス製の代表的な人形向けビンテージ靴のようです。
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一方こちらは、丁度赤のストライプの生地が手に入ったので、前々から作ってみたいと思っていた、1950年代のマッコール社の型紙のデザインを参考しました。「Ding Dong School」と言う、アメリカのテレビの子供向け教育番組に因む女児服のようです。リンゴのアップリケが付いているのは、学校に因む為みたい。今までも何度か人形用に作った、平面にするとキノコ型になるボンネットは、実は元々ここで見たものをヒントにしました。一応リバーシブル。ちょっと身頃が長過ぎて、ローウェスト気味になってしまいました。こんなに小さい子供には、ハイウェスト気味のほうが可愛いかも知れません。意外と、アップリケに一番手こずりました。
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ブライトンのアンティーク・モールを見渡しても、これ程状態が良くて可愛い幼児人形はなかったなあ。---ところで、肝心のミシンは?と言うと、相変わらず手縫いメインです! 下手でも手縫いが好きなんです~。人形の服でミシン縫いが必要なのは、せいぜいスカートの裾と、平ゴムを伸ばしながら縫い付ける箇所位で、バッグ等のもう少し大きなものに挑戦しないと、私にはミシンの練習にならないようです…。
# by derliebling | 2014-07-23 15:33 | おもちゃ・人形


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


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