薔薇色庭園モティスフォント(2013年編)

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今年も、ハンプシャー州の「Mottisfont Abbey モティスフォント・アビー庭園」へ行って来ました~。ここへは、毎年バラの季節に、極上のお天気の日を選んで出掛けるのですが、今年は低温続きの後に一気にバラが咲き、待ち兼ねていた人が多かったせいか、今までで一番多い人出に見えました。
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今年は、義両親と一緒に来ました。義母は二回目、義父とってここは初めて。元僧院であるお屋敷(なのでabbeyと名に付く)を素通りし、パーラーや売店になっている元馬屋も飛ばし、とにかく目指すは国宝級のクラシック・ローズのコレクションを誇るウォルド・ガーデンです。
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ウォルド・ガーデンの手前に、やはり壁に囲まれた、飲み物やアイスなどを売るキオスクのエリアがあります。ここにも既にバラが沢山植えられ、入った途端に芳しい香りに包まれる程。特にこのエリアには、イングリッシュ・ローズ等のモダン・シュラブが多く植えられています。
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キヨスク前の植え込みの、「Anne Boleyn」と「The Herbalist」。下草は、白いペンステモンとネペタのようです。私は数年前これを見て、絶対うちにも「The Herbalist」が欲しい思ったのでした。義母が「こんなに混み合って植えて大丈夫なのねえ?」と不思議がっていましたが、確かに植物間が20cmもありません。良く見ると「Anne Boleyn」はスタンダード仕立てで、上手く高さを構成しています。
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高さ2m以上ある見事な青いデルフィニウムと、黄バラ「Blythe Sprite」の目を引く組み合わせ。もう何処にどの種類のバラがあるか、結構憶えてしまいました(笑)。
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このウォルド・ガーデンの外側のミックス・ボーダーは、日当たり抜群で、返ってウォルド・ガーデンそのもより見応えがある程。
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いよいよウォルド・ガーデンの中に入ります。やはり今までで一番混んでいて、狭い通路では中々思うように進めない程でした。
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しかし、東洋人の観光客のように、花もロクすっぽ見ずに自分達のスナップ写真を撮るのに忙しく、長々と通路を塞ぐ…と言うことは、意外とこちらでは少ないのです。そしてイギリスの庭園では、大きな花柄等華やかな服装の女性を多く見掛け、これも楽しみの一つ。勿論華やか過ぎて庭園で浮くほど下品な服では困りますが(笑)、日本人観光客の服装も、色合いだけでももっと明るいと良いのに…と思うことがあります。
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ウォルド・ガーデン内のバラは、オールド・ローズや原種系を中心に植えられています。開花時期は遅れましたが、この所乾いた日が続いていたから、今年のバラは一際綺麗。こちらは「Mme Pierre Oger」。
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「Mme Isaac Pereire」。うちの1ポンド屋で買った苗の名も無きバラは、これに似ているような…。
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こちらは「multiflora」、すなわち日本のノイバラです。日本原産のノイバラ、照り葉ノイバラ、ハマナシ(rosa rugosa)は、19世紀以降のバラの品種開発に大きく貢献したそうです。
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毎年このウォルド・ガーデンで一番良いな~と思ってしまうのが、この「Complicata」。一季咲きだし香りも特にないし、はっきり言って蛍光ピンクみたいな安っちい色なんですけど(笑)、シンプルな一重咲きと相まって、中心が白いところも可愛いのです。
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何より、Complicataが木に覆い被さって大量に咲く姿は圧巻。
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そして毎回ここで注目してしまうのが、バラ以外の植物達。バラだけを植えたバラ園の形式も存在しますが、やはり私としては、バラと他の植物を組み合わせてこそ、双方の魅力が高まるように思っています。
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ここで下草として活躍するのは、主にジェラニウムやペンステモン、ネペタ、ガーデンピンク等ですが、バラの合間合間に顔を出す、背の高いジキタリスやデルフィニウム、カンパニュラ(桃葉桔梗)も重要です。特に、青紫や白のカンパニュラの群生が夏の日差しに透ける様子は、例えようのない美しさです。
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なんて大人っぽい色のオリエンタル・ポピー。花びらはクレープ・ペーパーそっくりの質感に見えますが、触って見るとカサカサせず、やっぱりしっとりしています。
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所々に植えてある、直径30cmはありそうなアリウム・ギガンジウム。背は結構低いのです。
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八重のマトリカリア(英語名:feverfew)と、クリムゾンの芍薬の組み合わせも素敵。白い小花は、ギャザリングの万能選手ですね。
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ウォルド・ガーデンは2つに別れており、奥のほうはエッジがラベンダーになっています。もうすぐ咲きそう。このウォルド・ガーデン内で多分唯一の黄バラ、「Graham Thomas」に似合う色です。今日偶然街で立ち読みして(笑)知ったことですが、元々このモティスフォントの膨大な数のオールド・ローズは、偉大な園芸家グラハム・トーマス氏のコレクションだったそうです。
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毎回目を奪う、無花果の木に多い被さるドッグ・ローズ。ウォルド・ガーデンが混んでいるせいか、その脇のメドウ(牧草地)に通じるドアが開放されていました。こんなのを見るのも初めて。
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何人かの人達が足を止め、「美しい色合い」と絶賛していた一角。クリーム色のジキタリスと青紫色のカンパニュラの組み合わせで、背後の白バラとピンクのジェラニウムの効果も重要です。
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うちからはかなり遠くて早い時間に到着出来ないのに加え、暑いのと(日本の夏に比べたら大したことないが)、義母が腰と膝が悪く長時間歩けないのとで、今回は余りじっくりは見られませんでした。しかしそれ以上に残念だったのが、キオスクでも馬屋のアイスパーラーでも、アイスクリームが売り切れで、ありつけなかったこと! 絶好のアイスクリーム日和で、すっかりアイスクリーム・モードになっていた私と義母は、プンスカプンでした(食い意地はそっくり…)。義母の話では、他のナショナルトラストの場所でも、アイスクリーム売り切れと言うのに、特に遅い時間でもないのに何度か出くわしたことがあり、「いつも盛んに金を寄付しろとばかり言うけれど、それ以前にこういうところを徹底して、もっと上手く利益を上げるべきなのに…。天気予報を確認して、天気の良さそうな日の前日には、多めに仕入れるだけのことよ」と言っていました。そういう(イギリス人以外なら)すぐに気付きそうなことが、イギリス人には出来ない、と言うのが多いようです。
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by derliebling | 2013-07-11 15:23 | 旅行・お散歩


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


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