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赤毛のアンの親友、ダイアナ人形

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…と言うのは真っ赤なウソでして、赤毛のアンもどき(実は人魚姫アリエル)人形同様に、元は一昔前のディズニー・プリンセス人形の白雪姫でした。丁度黒髪で黒い目で、アンの親友のダイアナには持って来いだと思いました。ただ着せるドレスは、質素なアンとは対照的に、もう少し愛らしく、ふんわりした女の子らしいイメージで仕上げようと思いました。私の持つ、ダイアナの服装のイメージ・カラーはピンク。
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エプロンを外すと、こんなシンプルなドレスになっています。一応、下にはペチコートも履かせました。
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アンと一緒に並べた時、これでもし片方はジェニーかバービー人形だったら、どう考えてもチグハグですが、どちらも同じ時代のディズニー人形だから、一応違和感がないことを祈ります。体型は一緒ですけど、アリエルより白雪姫のほうが丸顔なので、やせっぽっちのアンに対して、幾分ダイアナらしくふっくら見えるかなあ。
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それにしても、この白雪姫さん、何故こんなに和顔?? ディズニー映画の白雪姫そのものは、東洋人っぽくなんて全く描かれていませんし、現在の白雪姫人形も、こんなモンゴロイドっぽい顔はしておりません。余りに着物が似合うし、もしかして実はムーラン人形かも?と疑ってしまいました。
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by derliebling | 2014-07-30 15:33 | おもちゃ・人形

50’sのスリープアイの幼児人形

気が付けば、今年ももう半分以上が過ぎてしまったと言うのに、今年の目標の「ミシンを使いこなす」どころか、人形の服すら作っていません! しかし、久しぶりに裸んぼうの可哀想なおにんぎょさんを、フリマで手に入れたので、否応無し(?)に作る気になりました。  
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フリマで結構沢山売られている、他の古い幼児型抱き人形とは一味違う表情が気になり、20ペンスで購入したお人形です。頭だけはソフトビニール製で、残りの体はもっと硬いプラスティック素材(多分ポリプロピレン)です。身長は約30cm。寝せると瞼を閉じるsleep eyesながら、何より気持ち悪くない(笑)、品の良い顔をしている点が気に入りました。髪はダークブラウンで、瞳は青み掛かったグレイ、と言うのも、抱き人形として結構珍しいかも。ほんのり染まった頬や、唇の色も悪くありません。この顔が、ベッツィ・マッコールやマダム・アレクサンダー人形にも似通った、典型的な1950年代(~60年代前半)の幼児人形の顔をしています。背中には「Made in England」の刻印があり、実際その位古いことを物語っています。ただしメーカー名は不明。体付きはその時代の人形にしては少しシンプル過ぎる気がするし、素材感からはもう少し新しく見え、もしかしたら50年代の人形のリプロなのかも知れません。して言えば、アメリカの「Housman」と言う人形メーカーの「 Ruthie」と言う人形、またはイギリスの「Roddy」社、シンディを製造していた「Pedigree」社の50年代の人形に良く似ているので、それらのコピーなのかも。
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とにかく中古玩具の割には、状態は驚くほど良くて、日焼け褪色も無く、手垢汚れも一切ありません。オリジナルと思しき靴下、靴、ぱんつが残ったままで売られていました。髪は若干乾燥してチリチリしていますが、抜け毛や切れ毛等は見当たりません。「どれどれ、小母ちゃんが可愛いべべを作ってあげるからね~(…怖い?)」と言いつつ、我が家に迎えました。この子には、昔の子供服パターンのような、懐かしい正当女児服が似合うように思いました。この黄色い衣装は、まず型紙を起こして試しに作ってみた一番簡単なもの。
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こちらは、スカートと袖にはビンテージのハンカチを使用しました。一辺20cm程度の小さなハンカチなので、服全体を作るのは足りないのです。やっぱり古い人形には、新品の布地より、古い生地のほうがしっくり馴染むように思います。靴の底には「シンデレラ・シューズ、サイズ1」とあり、かつて様々な大きさの既存の抱き人形用に作られていた、イギリス製の代表的な人形向けビンテージ靴のようです。
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一方こちらは、丁度赤のストライプの生地が手に入ったので、前々から作ってみたいと思っていた、1950年代のマッコール社の型紙のデザインを参考しました。「Ding Dong School」と言う、アメリカのテレビの子供向け教育番組に因む女児服のようです。リンゴのアップリケが付いているのは、学校に因む為みたい。今までも何度か人形用に作った、平面にするとキノコ型になるボンネットは、実は元々ここで見たものをヒントにしました。一応リバーシブル。ちょっと身頃が長過ぎて、ローウェスト気味になってしまいました。こんなに小さい子供には、ハイウェスト気味のほうが可愛いかも知れません。意外と、アップリケに一番手こずりました。
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ブライトンのアンティーク・モールを見渡しても、これ程状態が良くて可愛い幼児人形はなかったなあ。---ところで、肝心のミシンは?と言うと、相変わらず手縫いメインです! 下手でも手縫いが好きなんです~。人形の服でミシン縫いが必要なのは、せいぜいスカートの裾と、平ゴムを伸ばしながら縫い付ける箇所位で、バッグ等のもう少し大きなものに挑戦しないと、私にはミシンの練習にならないようです…。
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by derliebling | 2014-07-23 15:33 | おもちゃ・人形

フランスのポストの模型

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最近フリーマーケットで出会った、典型的なフランスの郵便ポストを模った、高さ20cm位のミニチュアです。プラスティック製ながら、結構正確に出来ていると思います。黄色(実物はもう少し薄いレモン・イエロー)に紺色の「LA POSTE」の文字とマークが、お洒落かつ早そう決まっていて、さすがはフランスのデザインと納得してしまいます。実際には、フランスの業務が迅速に行われることは、余りないのではないかと思いますが…(笑)。日本でもイギリスでも、この手の大きさのポストの模型と言えば、貯金箱と決まっているので、これも最初はてっきり貯金箱だと思っていましたが、お金を取り出すような部分は裏面にも何処にもナシ。それでもしかしたら、実は子供用の郵便屋さんごっこセットの玩具の一部なのかも?と思っています。投函口は二つあって、左が首都のパリ、右がその他になっています。一応、前面は簡単にパカッと開きます。
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比率的には、リカちゃんには大き過ぎ、リカよりずっと頭の大きいシンディちゃんなら大体可笑しくない位かな。どちらにせよ、フランスのポストは、このスタンド付きのタイプでも、上部ボックスのみが建物の壁に括り付けられたタイプでも、容量は変わらず、日本やイギリスの一般的なポストより小さく、これで間に合うのか?と不安にならなくもありません。イギリスだと、日本の昔の円柱形とほぼ同じ大きさのポストでも、クリスマス直前には、郵便物が投函口から溢れる状態になることもありますので…。
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by derliebling | 2014-06-12 15:38 | おもちゃ・人形

英国のエシカル・ファッション・ドール「ロッティー」

ブライトンには、その辺のスーパー・チェーン等の玩具売り場とは全く品揃えが違う、お洒落な独立した玩具店が幾つか存在するのですが、その何軒かで最近見掛ける着せ替え人形です。日本人にとっては、どちらかと言えば返って馴染み易い容姿かも知れませんが、現在欧米中でファッション・ドールとして幅を利かせている、アメリカの玩具メーカー・デザインの(&そのパッタもん)、化粧の濃いケバいねーちゃん人形、または人外タイプの人形とは全く異なる雰囲気が目を引きます。この人形は、「Lottie ロッティー」と言う名前で、ロンドンでデザインされ、2012年から販売されているものです。
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服装や肌、髪、瞳、唇の色を変えた、数種類の仕様のバリエーションがあるのですが、とにかくそのテーマが、日本人の感覚とは随分違っていて興味深いのです。海賊レースやガーデニング、乗馬(これはイギリスの定番)、野外コンサートのヒッピー風、蝶愛好家、動物シェルターの保護活動をしている少女、眼鏡を掛けた理数系ロボット少女など、多分イギリスの女の子達が、まるでクラスの○○ちゃんみたい!と頷ける、身近な設定にしているようですが、どれもイギリスらしい文化が感じられます。
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「かわいい空手(何が可愛いんだか意味不明。しかも頭には旭日旗模様のハチマキ付き)」なんてのもアリ。
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試しに、この人形のホームページを覗いて、その商品概要を読んでみて、私はちょっと感動しました。ロッティーは、イギリスのドーセット州の自然豊かな島に住む、9歳の女の子と言う設定。他のファッション・ドールのような、スーパーモデルや妖精のお姫様やアイドル歌手やTVセレブと言った憧れの存在ではなく、また妖怪でもなく、あくまで極普通の一般少女と言う訳です。対象年齢は3歳から10歳。ファッション・ドールは、別名ティーンネイジャー・ドールと呼ばれるように、大抵10代の設定で、しかもハイティーンです。10歳以下の女の子が参考にしたり憧れるのには、普通に考えれば歳が掛け離れ過ぎています。それに対し、9歳辺りの年齢設定の1/6着せ替え人形って、確かに珍しいと思いました。
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この人形は、現在その年齢位の女の子達が、溢れるメディアからの悪影響で、思春期の遥か前から、「少女」ではなくいきなり「成熟した女性」を目指し、例えば7歳位から女性らしいプロポーションを気にして拒食症になる子供がいたり、幼少期を真っ当に楽しんでいない事実を踏まえ、子供自身や親、玩具商の意見は勿論、心理学者や栄養学者の見識&研究を元に開発されました。顔や体つきはあくまで健康的な子供らしく、メイクなし、アクセサリーなし、胸なし、ハイヒールなし、タットゥーなしで(その点ではマドレーヌちゃん人形も同じ)、女の子が変に背伸びしないように考慮してデザインされています。そう、欧米の現在のファッション・ドールの、まるでビッチ養成玩具のような余りのハスッパさに、一体親は躊躇しないのか?と、常々疑問を持っていた私ですが、それに不満があるのは、やはり私だけではなかったのです。現に、ロッティーの発想は世界中で歓迎され、米国や英国等で多くの優良玩具としての賞を受けたそうです。
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ワードローブも、動き易く着心地の良い(人形用と言えど)素材の、カラフルな色合いの現実的な子供らしいデザイン、そして耐久性や着脱のし易さにも拘っています。ショッキング・ピンク一辺倒だったり、ラメとメタリック・カラーの洪水の、目に厳しい過剰装飾はありません。妖精風やお姫様ドレスは存在しますが、それはあくまでバレエの衣装だったり、仮装パーティーのドレスと言う設定です。
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顔は瞳の大きな少女漫画風で、明らかに日本のリカちゃん人形を意識しているようです(しかし当然リカより可愛さが数段劣る)。身長は18cmで、11歳の設定のリカよりは確かに小さめ。多くのファッション・ドールの長いウェイビーヘアや縦ロール等の複雑なヘアスタイルが、すぐに絡まってグチャグチャになってしまうのに対し、ロッティーの髪型は、子供が一番遊び易い仕様になっています(リカも基本系はこんな髪型)。実物が手元にないので確認出来ませんが、体の関節も球形のジョイントに寄って人間らしく曲がり、そして何と自力で立つことが出来るそうです。バ★ビー人形ではお馴染みの、出来るだけ高いオプションを買わせたろーとの魂胆が見え見えの、豪華な(つもりでも安っぽい)家や部屋のセットは用意されてませんが、別売りの着替えや小物類は結構充実しています。更に、現在のアメリカのファッション・ドールのパッケージが、大人でも開封に数十分掛かる程、複雑怪奇に組み立てられ、廃棄物が異様に多いのに対し、ロッティーのパッケージは、出来るだけ簡素な構造で再生可能な素材を使っているそうです。
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肝心の人形自体が、生憎私にとっては買いたくなる程可愛くはないし(笑)、恐らく日本人には受けないだろうと思いますが、そのコンセプトには大いに賛成です。はたしてこの人形が、英国少女のビッチ化の歯止めとなるか?! 今後のロッティーちゃんの活躍に、期待したいと思います。


ついでに、ロッティーのプロモーション用アニメーションは、効果音が優秀で、パペット・アニメ好きには堪らない中々の出来栄え。いかにも子供が手作りしたような背景&小道具がミソです。
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by derliebling | 2014-03-14 15:31 | おもちゃ・人形

ブライトンでお買い物!

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悪天候続きと、P太の週末が埋まっている為、フリマ以外では本当に久々~に夫婦で出掛けました。ブライトンらしいウィンドー・ディスプレイの写真を幾つか撮りましたので、お楽しみ頂ければ幸いです。
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まずは、いつも覗くだけ(だって高いんだもん)のアーティスト作雑貨を売るお店。
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私も前に作ったことがある粘土製のバラと、天然石を組み合わせたブレスレット。アイディア・ソースとしては、大変役に立つお店です(笑)。
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小さなガラスのオーナメントやステンドグラスは、こんな風に沢山飾ると綺麗。
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日本のヴィレッジヴァンガードに近い、主に男性向けおバカ・グッズを売るお店。
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中央の初代バービー人形は、多分リプロ。
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こちらのビンテージ・シンディは本物。右は80年代、左は70年代のものだと思います。着ているドレスは、多分この本から作ったもの。
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中央は、ロンドンの地下鉄のチケットを模したプリントのクッション・カバー。アイディアは面白いんだけど、あの汚くてサービスが悪くて世界一高い地下鉄を、いちいちこれを見て思い出したくはないな(笑)。イギリス好きな人のロンドン土産としては、有効かも知れません。
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ロブ・ライアンやムーミン・グッズ等、センスの良い雑貨を売るお店。ロブ・ライアン・グッズ、増えてますね。
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そのうち昼食時となり、二人とも空腹で体力と判断力が鈍って来たので(笑)、何処か食事処を探すことにしました。夜は義両親の家で御馳走が待っているし、安く上げたいから、カフェで軽く…と思っていたのですが、結局お気に入りのイタリアン・レストラン「ピノキオ」を選びました(全然軽くないっ)。お値段的には、カフェでランチを取るのと同じ位リーズナブルなのです。実はこのお店、火災に遭い、改装も兼ねて一間年位閉店していました。私達同様、再開店を待ち焦がれていた人は相当多かったらしく、従来通り大人気で混み合っていました。だから、いつも同じメニューばかりを頼んでいますが、食べるのは本当に久々。
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相変わらず2コース・メニューを注文し、それぞれ前菜とデザートは一品ずつで二人でシェアしました。前菜は、マッシュルームのガーリック炒め(恐るべきワンパターン)。写真の手前は、私の注文したメインのミラノ風チキンカツ、ナポリタン添え。奥は、P太の頼んだシーフード・ピザで、ムール貝まで乗っています。
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デザートは、イタリア風リンゴのタルトを選択。パイ生地がサックサクで凄く美味しいのですが、かなり大きく、二人で分けっこするこの作戦でホント正解の量です。
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相変わらずの、ブライトンならではの、とんでもなく奇抜な靴を売る店
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ヒールがユニコーン型だったり…、
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猫だったり。踏み付けられているようで、心が痛い(笑)。
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中には、「ちょっと派手」程度のデザインもありますが、概ねヒールの高さが頭悪そう。
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著作権無視のトトロ・リュックやどーもくんグッズを売る、香港の夜市みたいなお店で、こんなバッグ(左のほうです)を目撃! 勿論100%バッタもん。しかも、下げているマネキンはダースベイダー…?
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マジで値段を知ろうとして、買いたそうなP太でしたが、仕事にまで持って行きそうなので、「やめてヨ、恥ずかしいよ!」と言って止めました、さすがに。後から考えると、「いや、(日本ではイタイけど)イギリスで持つ分には、ヲタしか知らないから未だ良いか」でしたが。しかし何だ、このやたらデカイ調査兵団マークは。
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最後に、今まで通ったことがなかった、Ditchling Beaconと言う丘の頂上付近を横切る、絶景の道路を通って帰りました。Beaconとは、元々「狼煙」を意味するので、ここも実際かつて情報伝達の為の篝火が焚かれ場所だったのかも知れません。そう思える、見晴らし抜群の小高い立地です。ブライトン側はなだらかな尾根道ですが、峠を越えたディッチリング側になると、いきなり凄く急な下り道になります。
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その日は風は強かったけれど、結局予報より晴れて、上々のお出掛け日和でした。
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by derliebling | 2014-03-07 15:16 | 旅行・お散歩

最も初期モデルのシンディとパッチ人形

この辺りで唯一通年開催されるフリーマーケットは、実はうちから結構遠い場所にあります。この寒い季節の出店はプロの骨董商が多く、収穫はほとんど期待出来ないので、結果ガソリン代のほうが高く付いてしまう程です。しかし、別に利益を上げる為ではなく、単に娯楽の為にフリマに行っているのだし、特に外出の楽しみが少ないこの時期となれば、尚更フリマに行かずにはいられません。それに、美しい田園風景や丘陵地帯を眺めながら行くから、ちょっとした小旅行気分も味わえます。そして、駄目モトで行っても、嬉しい収穫に出会える時は出会えるのが、古物の読めない面白いところ。この日は、ビンテージのシンディとパッチ人形を同時に、それにプラスしてビンテージ・シンディの服を幾つか手に入れる事が出来ました。
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このシンディ人形は、Made in England で、1960年代前半(半世紀も昔!)の多分発売当初のものです。eBayでも、一番高値で取引されるタイプ。髪形が崩れているのは直りませんが、髪質の劣化や抜け毛は特になく、植毛技術自体で言えば、この後の時代の弁髪状態のシンディよりずっとマシです。顔の退色もなく、ペイントは良好。顔と腕以外はプラスティック(ポリ)の空洞で、足の関節さえ曲がらない、ファッション・ドールとしては大変原始的で安っぽい造りです。製造していたPedigree社は、この頃既に確立した玩具メーカーだったはずなのに、なんだかこれでは、クローン人形と大差ないなあ…。この服は、「Weekender」と言う名前で、やはり最も初期のもの。良くシンディ人形がビンテージ玩具の本等で紹介される時に着ている、彼女のアイコン的なアウトフィットです。シンプルながら、鮮やかなトリコロールのボーダーが、今でも目を引きお洒落です。元は、ヘアバンドかカチューシャがセットされていたようです。
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こちらのオレンジ色のスタンドカラーのワンピースも、「Summery Days」と呼ばれるシンディの初期の服。元は襟元に黄緑のリボンが付いていました。布地は、この大柄なチェックだけのものと、もっと細かいオレンジのチェックに花柄が混じったものと、二種類あるようです。「Weekender」と共に、実物を一度見てみたいとずっと思っていたのですが、年代が古い為か、今まで目にした事がありませんでした。…んが、実際着せてみると、袖開きに大して腕が太過ぎて通らない! 向かって右側が特にきつく、袖口がボロボロ解れているのはその為のようです。かつてこの服を買って貰った子供は、さぞガッカリしたことでしょう。
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一緒に買ったシンディの妹のパッチ人形も、1960年代後半の一番最初のモデルのようです。顔は相変わらずブサイクちゃんですが、髪質は全く劣化しておらず、サラサラのままなのが凄いと思いました。顔のペイントも、非常に綺麗な状態です。パッチの大きさは、リカちゃんに近いのですが、リカちゃんが少女達の憧れのプロポーションなのに対し、こちらはあくまでリアルな子供体型で、あちこちの部位がリカちゃんより太めに出来ています。ボディの造りは、一瞬上記のシンディよりは進化して見えますが、元々の足の長さがチンバだし、全ての接続部分が異様に硬くて着替えが一苦労。実はパッチの大きさには二種類有るようで、こちらは以前手に入れたパッチ人形より若干小さく作られています。実際シンディと並べると、比率がヘンですね。
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パッチに着せているこの「Dungarees(胸当て着きズボンのことらしい)」と言う服も、彼女のアウトフィットとしては最も代表的なもの。膝当てがアクセントとなって、お転婆なパッチのイメージにぴったりです。元は、揃いの赤いギンガムチェックのバブシュカが付属していました。シンディが着ている「Weekender」と共に、パッチが発売された時に刊行された、シンディ人形の専門ギフト本の表紙のイラストにも描かれている程です(因みに、このバッグに写っているのもこれらの服ですね)。シンディに比べ、パッチ人形は出回っていた数自体が少ないので、パッチの服の実物を見るのも、これが初めてでした。

この日はP太も、普通に買うと高いらしい電気器具類を色々ごっそり手入れてホクホクでした。中古品ですから、買った当初は大抵汚れているので、家に帰ってから清浄しなければなりません。二人揃ってフキフキして喜んでいる、本当に似た者夫婦です(笑)。見違えるように綺麗になった時が、また古物の醍醐味です。

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追記。その後シンディの髪型を、ヘアドライヤーを使って、この程度までは直しました。念の為、人形の髪質に寄っては熱に非常に弱く、チリチリになってしまう場合もあるので、この方法を使うのには再三注意が必要です。ついでに、オレンジ色のワンピースにもちょっくら手を加え、一応着られるようにはしました。
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by derliebling | 2014-02-28 15:44 | おもちゃ・人形

ビンテージ・シンディのライディング・デスク

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山小屋風チャリティショップで、キッチン・ユニット類と一緒に買った、ビンテージ・シンディの1970年代の家具で、「Bureau writing desk」と言う名前が付いています。
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こういう折り畳み式で天板が開く机を、日本では「ライディング・デスク」と呼ぶと記憶していたのですが、そんな英語は今まで聞いたこともなく、もしかして「ライィング・デスク」の誤り?? イギリスでは、こういう机は「drop lid desk」と呼ばれるようです。どちらにせよ、古風なスタイルの机で、今は余り生産されていないかも知れません。(革張り風の椅子は、別な時に買ったビンテージ・シンディのもの)
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下部の観音開きの棚の中には引き出しが2段付き、更に扉の内側には書類等を入れる為のポケットが付いた、これまた芸の細かい、人形用にしては勿体ない程(笑)機能性を考慮された家具です。
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by derliebling | 2014-02-21 15:32 | おもちゃ・人形

ビンテージ・シンディのクローゼット

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人形のプラスティックの家具なんて、エセ・ゴージャスな装飾が返って安っぽいし、ヤワくてすぐ壊れる…と思って、今までほとんどバカにしていたのが、この昔(70年代)のシンディのクローゼットです。ところが山小屋風チャリティショップで、中にビンテージ・シンディの服や靴が残ったまま売られていたものだから、ビンテージ・シンディのキッチン・ユニット類と一緒に買ってしまいました(笑)。多分元々の地色は白で、経年でクリーム色っぽく変色しています。金色のプリントも、ちょっと霞み気味。両扉には、シンディの「S」の文字が。扉の上には、元は更に装飾板が出っ張って乗っていたようですが、案の定外れて紛失していました。
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確かに、素材はいかにもすぐに壊れそうな安っぽさですが、クローゼットしての機能性(人間が実際に使うと想定した場合の)の手抜かり無さには、正直言って驚いています。観音開きの扉を開けると、ハンガーレールの上には帽子やバッグ類を入れる為の天袋が付いています。右下には、下着や靴下類を入れる為の引き出しが(一つは無くなっています)。向かって右の扉の内側には、ベルト類を掛ける為のバー、更にポケットが付いています。左側の扉の内側には、大きな姿見(ただしメタリック・シールが貼ってあるだけ)と、シューラックが付いています。こんな引っ掛けるタイプのシューラックは、実際イギリスに良くあるタイプ。伝統的に屋内で靴を脱がないので、玄関に靴を収納する必要がないのです。

一応ここでは「Closet クローゼット」で通していますが、本来英語ではクローゼットは備え付けの洋服箪笥を差し、こういう家具のほうは「Wardrobe ワードローブ」と呼ばれます。子供が実際遊ぶ分には、やはり木製のクローゼットじゃないと、丈夫さから心持たない気がするし、木製のほうが見た目も現実に近くリアルですが、このシンディのクローゼットの実物を手にして、同じプラスティック製の人形用の家具でも現在の市販のものとは全く違う、シンプルなデザインや機能の拘りに改めて感心しました。
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現在のバービーのクローゼットなんて…、これだもんね(ぺっぺっ)。
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by derliebling | 2014-02-20 15:23 | おもちゃ・人形

人形用オーストリアの民族衣装 5

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1/6スケールのファッション・ドール用のオーストリアの民族衣装としては、今のところ最後に購入したものです。やはり、ドイツの老舗人形メーカー、シュナイダー社の製品です。買ったのはウィーンの空港で、今まで御紹介した他のオーストリアの民族衣装と違って、何処の地方、または都市の衣装かは明記されていませんでした。中欧の伝統的な衣装は、大抵場所に寄って事細かく特色が異なるものですが、場所を限定しない、現代風にアレンジした単なる「ディアンドル」もオーストリアには存在するので、そういうものの雛形と考えれば可笑しくはありません。落ち着いた色と風合いの赤と青が基本で、優雅に白いレースがふんだんに使われ、オーストリアらしいチロリアン・テープも施され、可愛い帽子も付属していました。
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ただし、今までのシュナイダー社の人形用民族衣装に比べると、作りが若干粗雑です。それと、今までの衣装は、ジェニーやその友達人形等の日本のファッション・ドールが着ても、全く差し支えない大きさだったのですが、この衣装だけは、身頃がかなり大きく、バービー人形以外には胸がガフガフ余り過ぎて、明らかにみっともない状態です。元々ディアンドルには、襟口が大きく開き、豊かな胸を強調するデザインが多いのですが、西洋と日本女性のバストの大きさの相場の違いを、改めて実感させられました…(人形ですけど)。
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by derliebling | 2014-02-14 15:27 | おもちゃ・人形

ビンテージ・シンディのドレス3種

フリーマーケットで遅く出店したストールから、コート類と一緒に購入した、昔のシンディ人形のドレスです。
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ブルーのギンガムチェックと白いレースが、爽やかな印象のドレス。ボートネックは大きめに開いてオフショルダー気味。マキシ丈が時代を物語っています。ナチュラルでカジュアルな雰囲気ですが、実はこれ、結婚式のブライドメイド(花嫁付添い人)のドレスだとか。服の名前は「Beautiful Bridesmaid」で、製造販売は1976年。元は、シャワーキャップみたいな共布の被り物も付属していたようです。こんなブライドメイドが付き添うなら、きっと花嫁の衣装も、コットン製の可愛い雰囲気のウェディング・ドレスだったんでしょうねー。
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「Dinner Date(1979年)」と言う名前の、ノスタルジックな花柄コットン生地の、やはり丈の長いカントリー調のドレス。昔のローラ・アシュレイ風と言ったところかな。身頃がかなりタイトに作られています。背面のスナップの数は三箇所と、シンディの服としては破格の大判振る舞い(笑)。スナップが一対しかなくて、背中がびんぼっちゃまみたいにパカ~と開く服が多いのです。
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これのみ、フリーマーケットではなく、別な日に地元チャリティショップで買いました。更にビンテージ・シンディの専用の服ではなく、「フェアリー・グレン」のドレスです。機械縫製なのに、何故ェ?と思える程でっかい縫い目で縫ってあります(しかも何故生地と似た色の糸にしないんだ)。購入した時は、80年代のガングロ・バービーが着ていて、悲しい程似合っておらず、ドレス自体も、フェアリー・グレンお得意のテロテロの化繊生地で、余り可愛く見えなったのですが、…あれ? シンディが着ると、なんか可愛いじゃないか。
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by derliebling | 2014-02-07 15:21 | おもちゃ・人形


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


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