<   2013年 07月 ( 31 )   > この月の画像一覧

7月の庭便り

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7月中に撮影した庭の様子を、まとめてお伝えします。春や初夏は低温続きで、植物の育成が遅い~と文句を言い、今年は真っ当な夏は来ないんじゃないかとさえ気を揉んでいたのに、フタを開けてみれば、私がイギリスに住み始めて以来最も夏らしい夏、気象記録的にもこの7年間で最長の夏日続きとなりました(日本の夏の暑さに比べれば全く大したことありませんが)。その分、南東部では3週間もほとんど雨が降らない日が続き、うちでは水の確保と水撒きが大変でした。ガーデニングは一喜一憂。特に天候は、中々人間の希望通りには行かないものです。それでも健気に咲く花達を見ると、勇気付けられ癒されます。
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ベンチ脇のイングリッシュ・ローズ「The Generous Gardener」。北向きの壁際と言う悪条件をもモノともせず、うちで最も元気の良いバラの一つです。二年目して、最早ガレージの屋根を越える程伸びました。そろそろトレリスを立てないと。オールド・ローズの雰囲気たっぷりの花が美しく、香りも良く、照り葉も綺麗で丈夫な大好きなバラです。
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花付きの良さでは、今年はこの「Hyde Hall」が一番でしょう。本当に休む暇なく、ビッシリと花を付けています。咲き始めの花色は、特に美しいのです。
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ワイト島の教会のチャリティ無人販売で買った、「Feverfew マトリカリア」の苗も咲きました。八重の種類もありますが、私はこのカモミールのような一重のほうが好きです。かつて、ナチュラル系のお洒落な雑貨屋と聞くと、ボンヌ・ママンの空き瓶の口にラフィアを結んで、このマトリカリアを生ける…、と言うイメージがありました。白い花は、何処に植えても、どんな花と組み合わせても様になりますね。
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ガーデン・エッジに、「アリウム・モーリー」を植えているのですが、毎年葉ばかり育って、花が一つ、二つしか咲きません(笑)。中々可愛い花なのに、強烈なネギ臭がします…。
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写真では写らなかったのですが、「ジョージ6世」と言う品種の、クリムゾン色の美しいペンステモン。やはりペンステモンは、花の形と葉の凛とした姿が綺麗です。
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デルフィニウムはもうお終い。幾つかは種を採る為に残してあります。デルフィニウムもルピナスも、イングリッシュ・ガーデンに欠かせない花で、背が高く見映えがしますが、ナメ&デンデン軍団に攻撃される筆頭植物の一つです!
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今年初めて植えた、フロリバンダの白バラの銘花「Margaret Merril」。今まで咲いているところを実際見たことがなかったのですが、 噂に違わず美しい。上品なのに、気取りがなく優しい雰囲気です。咲き始めは高芯咲きで、開き切るとダブル咲きになります。白バラと言っても、ほんのりピンクのぼかしが入っています。香るバラの少ないフロリバンダの中では最も強香の品種の一つと言われ、芳香も魅力的です。
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同じく、今年植えたフロリバンダの「Valentine Heart」。フリル状になった花びらと、サーモン・ピンクのグラデーションの花色が、文句なしに可愛い。
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ボーダー花壇の奥のほうは、日陰で湿り勝ちなので、間が空いた場所にアスティルベを植えてみました。しかし夏になったら、周囲の植物が伸び巻くって埋もれちゃった(笑)。同じく、青い紫陽花も埋もれています…。毎回凝りもせず繰り返す失敗ですが、冬の庭の淋しい~状態からは、とてもこんなに植物が夏に膨張するとは想像付きにくいのですよ。
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香りの良い植物が好きで、花の香りに溢れる庭が理想です(あくまで猫フンではなく…)。それもあって、バラやハニーサックルを沢山植えていますが、芳香は低い位置から漂って繰ることが多く、返って小さなガーデン・ピンク(撫子)やアリッサムのほうが、威力を発揮することもあります。
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これ、花は小さくて非常に地味なんですが、「Night scented stock」と言いまして、結構強烈に香るのです。しかも花らしくない、香水で言うと動物系のような濃厚な香り。Night scentedと呼ばれるからには、夜間は更に香るようです。
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今は、アーチのコロコロ・バラはもう終盤で、四季咲きのバラの幾つかも、最初の開花が終わって休憩状態です。これからは、ラベンダーとブッドーレア、フーシャとモントブレティアの季節に入ります。
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因みにこれが、引越して来た当初のうちの庭(6年前の4月)。上の写真とほぼ同じアングルです。
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by derliebling | 2013-07-31 15:19 | ガーデニング・植物

古い藍の器

昔姉と京都へ行った際、古い民家を利用したレストランで懐石料理を頂ました。料理も美味しかったのですが、建物の雰囲気、一つ一つ女主人に寄る丁寧な料理の説明など全てに感激しました。特に私にとって印象的だったのが、洗練された器の使い方。アンティークやビンテージの西洋のガラス器なども、旨く和食に取り入れていました。食休めに出て来たお漬物の盛り合わせは、藍染の古い鉢に入っていました。
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その後すぐに、京都の骨董市で似たような器を探して買いました。京都は戦災に遭わなかったから、やはり古いものが豊富に残っています。これは高級なものでは全くなく、転写プリントだし、その上カケもあるので、値段はとてもお手頃でした。その分、心置きなく普段使いしています。カケは結構大きいものの、ストーンウェアなのでズッシリ丈夫、特に不便は有りません。
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桜紋やモミジ紋等の枠の中に鶴等の鳥が描かれた、花鳥風月な日本てんこ盛りのような柄です。藍一色の割には、結構華やかな印象です。
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ただイギリスに住み始めてから、すっかり漬物自体に縁遠くなっちゃった(涙)。浅漬けもどきは時々作りますが、この器を見る度に、以前田無アスタの漬物専門店で良く買っていた、柚子風味の白菜漬けと胡瓜漬けが恋しくなります。とりあえず、高野豆腐の含め煮や切干大根の炒め煮などを盛ると映えます。
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by derliebling | 2013-07-30 15:35 | テーブル&キッチンウェア

サリー州のラベンダー畑

今年のラベンダー花見は、何処に行こう?と考えていました。毎年出掛けるチチェスター近くのローディントンは、ロケーションも雰囲気も抜群ですが、毎年決められた7月上旬の一週間しか一般公開せず、寒い日が続いた今年は、その日程では絶対開花の見頃では(昨年同様)ないはず。その週末が好天の保障もないし、おまけにうちからはかなり遠く、ガソリン代も馬鹿になりません。昨年義母に教えてもらったケント州のキャッスル・ファームは、ラベンダーの開花時期は毎日オープンしていて入場無料だけど、ラベンダー畑自体を歩けるのは、日に数度のガイド・ツアーだけで、参加費5ポンド。地図上では割と近く見える割に、行くのは結構不便でした。それで、うちから義両親の家へ行く途中付近にも、ラベンダー畑が存在すると聞いたことがあるのを思い出し、今年はそこへ行ってみることにしました。
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場所は、サリー州のSutton サットンとCroydon クロイドンと言う、結構大きなはっきり言ってゴミのような町の中間位。しかし、森や牧草地に囲まれたかなり起伏の多い地域で、私もジモティのP太も、グレーター・ロンドン内に、こんな完璧な田舎が存在するとは、今まで知りませんでした。
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ラベンダー畑の駐車場は、満杯な上とても埃っぽく見えたので、道路の向い側の「The Oaks Park」と言う公園内に車を止めました。この公園は、元お金持ちの屋敷が立っていた敷地だそうで、その時の庭園の名残なのか、バラ園が設けられていました。
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その奥には、「grotto」と呼ばれる不思議な人工の洞窟庭園が。岩が崩れて配管がむき出しになっていた箇所もあり、危険な為か、立ち入り禁止になっていました。
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道路を渡ってラベンダー畑に近付くと、既にラベンダーの香りに包まれました。「Mayfield Lavender Farm」と言う、有機栽培のラベンダー農園です。入場は無料で、畑の中央にpublic footpath 公共遊歩道が通っている程です。
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ここで栽培されているラベンダーは、大きく分けて二種類のようです。中央の遊歩道から左側(東側)で咲くのは、樽型の房にこんもり咲くLavandula Angustifolia(イングリッシュ・ラベンダー)。
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所々に、白に近い程紫色の淡いタイプも混じっています。
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また、部分的にラベンダーの花が既に刈られているのは、花束販売用にスタッフがカットしているから。ラベンダー・オイル等の商品生産用には、機械で収穫するのだと思いますが、手刈りとはまた風流な。
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一方右側(西側)に咲くメインは、少し花穂の先が尖った、茎の長いLavandula X Intermedia(ラヴァンディン系。イングリッシュ系とスパイク系の交配種)の「Grosso グロッソ」。こちらは油分が多く、ラベンダー・オイルを抽出するのに最適な品種だそうですが、イングリッシュ系に比べると開花が少し遅いようです。
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なので、東側のほうが寄り濃いラベンダー色の絨毯で、それに伴って訪問者の数も圧倒的に東側に集中。ロンドンから近い便利な立地な上入場無料、しかも絶好のお天気の週末となれば、覚悟はしていたけれど、とて~も観光化していました。特に、中国人の余りの多さに驚きました。P太の話では、どう見ても英国在住の中国移民ではなく、バスで押し寄せて来る団体観光客だろうとのことですが、それにしても、英国の庭園で大量の中国人を見掛けることなんて、普段はまずないのです。
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特別料金を支払えば、商業用の写真も撮影出来ます。その日は、結婚式の撮影をする人達も(やはり中国人のカップルだった)。
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東側の畑は、花自体は美しいものの、沢山の人、駐車場の車の山、木々の合間にクロイドンの高層ビルが見える、何だか私が今まで体験したことのない変わったラベンダー畑の風景でした。
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一方、西側へ行くと、途端に人は少なくなり、普段思い描く通りの、ゆったりとした牧歌的なラベンダー畑の光景が楽しめます。中央の遊歩道が丁度丘の頂上なので、西側端から眺めると、東側の人混みと駐車場が上手い具合に視界に入らない仕組み。
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背後の森や、工場の建物でさえ、中々絵になります。
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A(国道クラス)道路沿いなので、交通量は多く、騒音は結構気になります。結局、余りの人の多さに、入り口付近の売店には近寄りもせず去りました。この便利な立地は確かに魅力的だけど、平日だったらもっと空いているかなあ…。でも団体観光客は、平日でも来るだろうし。ラベンダーの芳香のリラクゼーション効果から、どうしてもラベンダー畑には雄大な落ち着ける空気を求めてしまいます。庭園も花畑も、花そのものだけでなく、雰囲気も大切だと改めて痛感しました。
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by derliebling | 2013-07-29 15:23 | 旅行・お散歩

アニメ「進撃の巨人」が面白い!

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突然ですが、外人オタクの夫P太が、英語字幕付の日本のアニメがコマーシャル無しで見放題のサイトに、ケチな割に月5ポンド支払ってまでも(安っ。爆)加入していて、そこでトップクラスにランクしている作品です(因みに外人ヲタ達に一番人気は相変わらず「NARUTO」らしい)。試しに見始めたら、スッゴク面白くて、すっかり話しに引き込まれてしまいました。超人気少年漫画が原作で、ストーリーは「人食い巨人と人間との戦い」。ジャンルは「ダーク・ファンタジー」とのことですが、巨人の他には、妖精や魔法使い等の羽・角・尖り耳系は一切登場せず、魔法も超能力も存在しないので、戦記物と言う印象が強いかな。
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見るのを止められなくなるのは、この巨人達の絶妙な恐ろしさにドキドキするからです(笑)。「うわ~、キタキタ~!」って感じ。と言っても、幾つかの特別な種類(奇行種)を除いては、見た目は全然強そうじゃありません。顔は醜く体付きは無様で、動きも鈍く知性も無く、本当にただデカイだけ。人間達は目の大きな漫画らしいタッチで描かれているのに対し、巨人達は妙に写実的で、常にニタ付いていたり怒ったままの顔の個体も居て、まるで泥酔オヤジか変質者(中には浪速のオカンのようなのも)が、単に巨大化したかのように描写されています。それが返って大変不気味。そして、首の付け根の急所を狙われない限り、例え頭部が吹き飛んでも、破損した部分はすぐに再生すると言う圧倒的な生命力を持ち、人間にとっては十分脅威を超えた存在なのです。そんな巨人達がドシーンドシーンと街に押し寄せ、人間を次から次へと食べちゃうなんて、嗚呼ザンコク。対する人間側は、何せ設定がヨーロッパの中世のような時代なもんだから、巨大ロボットも戦闘機も存在せず、武器は剣や銃や大砲位しかありません(もしガンダムが現れたら、話はイッパツで終わりそうだ)。勿論インターネットもスマホもないし、交通手段は馬と船のみ。
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10歳代の若者が、先頭切って戦いながらも犠牲になって行く白虎隊な話は、日本の漫画やアニメに良くある設定ですが、他の作品とは断然違う引き付けられる点は、独特のしっかりした世界観。一話目を見ただけで、やけに骨太な話だと思いました。巨人から身を守る為に、人間達が唯一行えた防御策は、巨大な市街壁を築いて、その中だけで暮らすことでした。この限られた閉鎖的な空間で、主人公の少年達は、壁の外は超危険と知りつつも、未知の世界に憧れずには居られません。その人類を100年間守って来た高さ50mの壁が、想定外にデカイ60m級の巨人に破壊され、他の巨人達の侵入を許したことから物語は始まります。何せ主人公が、初陣の際に早速巨人にパックリ食われてしまうので、続きを見ない訳には行きませんでした。この壁の中が、木組みの家の立ち並ぶ、まるでドイツのロマンティック街道かメルヘン街道みたいに描かかれ(自分で勝手に思うに、舞台のモデルは壁が高くてずっと広大なネルトリンゲン)、登場人物も名前からしてドイツ系が多いようです。その世界遺産のような街並みを、巨人が破壊し、兵士達が立体起動装置と言う飛び道具で自在に空中を飛び回る様は、アニメならではの迫力です。
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主線にメリハリの有る力強い人物のタッチが、セル・アニメとしても印象的で、色彩も渋めで落ち着いており、CGを駆使した背景のリアリティは本当に圧巻。特にカメラワークは素晴らしく、今はテレビ・アニメでもこんなに質が高いのか~と唸ってしまいます。ただし、声優の力んだ独特のしゃべり方には、正直言って慣れるのに時間が掛かりますね。言葉につまった際、「うぅっ」とか発声するのは、アニメの世界だけの演技ですから。しかし他の現代のアニメ作品に比べると、不自然なクドい台詞回しや、漫画ならではの感情表現(例えば目が点になるとか)をそのまま単純にアニメ化するような処理はなく、違和感なく見ることが出来ます。そして日本語を学ぶ外国人にとっては、アニメは日本の実写ドラマよりも役に立つ教材だそうです。
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外人ヲタ達の評価には、「独白シーンが多過ぎる」「キャラクターが多過ぎる」とか書いてあり、確かに実質1秒間位の土壇場のはずなのに、登場人物が2、3分間以上もんもんと思考したり延々と回想している場合が多く、「いいから、いーから、早く進め!」と突っ込みながらも楽しんでいます(笑)。キャラクターが多く感じられるのは、斬られ役とも言えるすぐに死んじゃうキャラでも、人間性を持たせ、丁寧に掘り下げて描いているせい。どのキャラもきちんと性格付けされ、魅力と欠点が有り、描き分けが非常に上手く出来ています。保守的な人、狂信的な人、私利私欲に駆られた人物も登場し、「人間の本当の敵は人間」と考えさせられる場面も多いのです。巨人化する人間も続々と現れ、話は益々興味をそそります。実写映画も制作予定されているらしいのですが、東洋人が一人しか登場しないのに、一体配役はどうすんのかなー(笑)。中島哲也が降板して、今のところ監督未定とのことです。既にパロディ作品も数多く出回り、人気の高さが伺えます。因みに英語タイトルは、原作にもある通り「Attack on Titan」で、巨人をタイタンと表現しているのですが、どちらかと言うと北欧のトロールに近いんじゃないかと思います。
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by derliebling | 2013-07-28 15:31 | 本・メディア

スイスの手回しオルゴール・ムーブメント

突然ですが、高校生当たりの年齢って、今も昔もお土産を選ぶセンスがありませんねー(笑)。私も、京都への修学旅行の折、新京極でD.ボウイのステッカーやD.シルヴィアンの缶バッジを、自分のお土産用に喜んで買っていた、そんな下らない田舎者の高校生の一人でした(爆)。しかし私だけでなく、周りの友達も皆そんなもんで、家族親戚用には八つ橋等の定番(芸の無い)の京土産を、自分用には何故わざわざ京都で??と言うものばかり買っていたと思います。それでも、次の年京都の修学旅行土産として、近畿コカコーラ・ボトルズの空き缶と、何故か北海道銘菓「白い恋人」を持って来た後輩よりはマシかな(笑)。
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そんな中、私がその修学旅行で買ったものの中に、このスイスのオルゴールがあります。確か、渋いエスニック雑貨を扱う小さなお店で買ったと記憶しています。オルゴール自体も、手回し、しかもムーブメントだけと言う渋さです。その頃から、ヨーロッパ文化に強い憧れが有り、スイス製と聞くだけで胸が高まりました。勿論、オルゴールはスイス土産の代表の一つですから、音色だって抜群に良いのです。曲目は、ヨハン・シュトラウスJr.の「皇帝円舞曲」。当時オルゴールの曲目と言えば、「エリーゼのために」とか「白鳥の湖」等決まり切った曲ばかりだったから、この非常に珍しい選曲にも心躍ったものです。簡潔な紙箱に入って、油紙に包まれているところがまた渋い。箱には、何かに取り付けられるよう、ネジも付属していますが、結局今だこうして箱入りのままで居ます。今思い出しても小ッ恥ずかしい高校時代の私ですが、このオルゴール・ムーブメントだけは、自分にしては中々良い買い物したなーと思っています。
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昔ながらの大きなシリンダーやディスクの高級なオルゴールの製造は、多分スイスが世界一なんでしょうけど、この程度の小さく簡素なシリンダー式ムーブメントなら、日本も負けていませんね。現在は中国製のオルゴールも出回っていますが、既に売られている鼻から音程が狂っていて、ひどい品質のものを目にします(比べるほうが間違っているかも知んないけど)。でも、一時日本で流行った、イージー・リスニングやユーミンやサザンの曲をデジタル化したオルゴール音で奏でたCD、あれにはウンザリだったなあ…(笑)。
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by derliebling | 2013-07-27 15:24 | インテリア・デコレーション

ビンテージのストライプ生地の人形用サマードレス

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随分前に、山小屋風チャリティショップで見付けたビンテージ生地。元は、ランチョン・マットだったのでは?と思える大きさでした。単なるストライプだけど、モッズの時代らしいポップなオレンジと黄色に、渋いグレイや黄土色が組み合わせてあり、一目見て味のある配色や風合いに惹かれました。それで、この生地を使って人形用の服を作ってみようと思い立ちました。
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まず思い付いたのが、こんな60年代風のサマードレスでした。モデルは、一昨年フリーマーケットで50ペンスで購入した、二体目のトレーシィ人形。コンディションはeBayで買ったものと大差なく、相変わらず顔のみ変色して、やたらテカテカ光っています(笑)。対のトートも作ってみました。結構厚みのある生地なので、ホルターネックにするには、ちょっとタックを寄せるのが大変だったなー。
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こちらは、お久しぶりのマドレーヌちゃん人形。白い縁取りステッチを入れて、グリーンのギンガム・チェックと合わせて、生地の表情が少し違って見えると良いのですが。
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ボンネットは、以前アマンダ・ジェーン・ベイビーに作ったものと同じ、広げると一枚のキノコ型になるパターンです。内側は、ドレスのポケットと同じ、グリーンのギンガム地にしました。
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ところで、今うちにはマドレーヌちゃんが二人居ます。今年の春頃のフリマで、もう一体に制服付きの状態で50ペンスで出会ったのです。青いコートと手袋は付いていて、前髪のリボンと帽子と靴はありませんでした。どうせなら、マドレーヌのお友達が手に入ると嬉しかったんですが、誰だってまず主人公を買うだろうから、脇役に中古で出会う確率はガクンと低くなるでしょうね…。
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by derliebling | 2013-07-26 15:21 | おもちゃ・人形

古い青い目のマトリョーシカ

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フリーマーケットで、かなり好みのマトリョーシカに出会いました。相当古くて、絵付けは焼キゴテの主線の上に彩色されたシンプルな素朴系。一番大きな外側の人形の高さは10cm位。ニッコリ笑って、中々愛想が良いマトちゃんです。底のラベルにはMade in USSRとあり、1950~60年代のものではと思っています。しかし塗料は経年で劣化し、ボロボロと剥がれ落ちます。手に赤いコナコナが付きながらも、中を開けると…、
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中の人形は、彩色が鮮やかなままでした。どれも昔の子供用積み木のようなレトロな色合いで、青い目が印象的。ただ一番小さな人形は、目が大き過ぎて素っ頓狂な顔していますけど(笑)。
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by derliebling | 2013-07-25 15:22 | おもちゃ・人形

プールの小鳥の絵皿

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フリーマーケットで出会った、柄や色味は渋いながら、黒い瞳の印象的な鳥ちゃんが描かれた小皿です。印象的なのも道理で、目のみが特別な釉薬かエナメルで黒く彩色され、ツヤツヤと輝いるからです。小鳥は松ぼっくりの付いた針葉樹に止まっているので、最初はクリスマスに因んだ柄かなと思いました。でも左下に蜂らしきものが描かれているから、季節は冬ではないようです。絵柄は主線に沿って彫刻されており、実用の食器ではなく飾り皿だったのではと思われます。直径は13cm強。ずっしり重みが有り、質感は少しザラッとしていて、素材はストーンウェアのようです。裏面を確認したら、意外や「Poole プール」の製品でした。余り古いものではなさそうですが、プールのこんなシリーズは、今まで見掛けたことがありません。
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eBayで検索したら、すぐにヒット出来て、Barbara Linley Adamsと言う人のデザインで(皿右下にBLAのサイン有り)、1980年代前半の製造だそうです。他にも鳥や動物を描いた、限定販売のコレクタブル・シリーズだったようです。鳥の種類は「goldcrest キクイタダキ」で、ヨーロッパで一番小さな鳥だそうです。我が家の庭の樅の木にも来たのを、一度だけ見掛けたことがあります。
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by derliebling | 2013-07-24 15:36 | インテリア・デコレーション

コロコロ・バラのアーチ

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我が家の裏庭のアーチのバラが、他のバラより一足遅れて咲き始め、今月初めに満開となりました。
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コロコロした完全なカップ咲きで、まるで子供のクレヨンのような基本的なピンク色をしています。
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実はこのバラ、品種名は「Raubritter ロウブリッター」と言いまして、本来グランドカバー用、つまり背丈が余り高くならない、地べたを這わせる為の種類なのです。ところがアーチに這わせる為に購入した別なバラが、昨年植え付け後に死んでしまい(多分私が根を傷めたせい…。涙)、一方その隣のこいつは元気いっぱいで、我が家の狭い花壇からはみ出す勢いで伸び捲くっていました。そこで冬の剪定までに、一時アーチに這わせて置こうと考え(棘が多くて危険だし)、アーチに括り付けたら、更にグングン成長し、アーチの2/3を覆うまでなりました。
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それで、一体この状態でも花が咲くのか、花が咲いたらどう見えるのか、今年は様子を観察していた訳です。P太から、「とても綺麗だけど、このバラ、アーチに這わせるのは植えた場所が遠過ぎるんじゃない?」と言われるのはその為です。一季咲きなのが残念ですが、アーチのバラとしては全く問題無いみたい。
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花弁の直径は5cmの小ささですが、房咲きにたっぷり花を付けるので、枝がしな垂れて、まるでピンクのブドウのようです。
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香りはほとんど無い品種ですが、花弁に寄っては香る場合もあります。
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コロコロ・バラは、切花としても活躍します。棘はうちのバラの中で最も多いのですが、切花としての花持ちは他のバラと比べて一番。バラ以外の植物とも、相性バッチリです。
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本当は、この南側からアーチ全体を眺めるのが一番なのですが、背後の太陽高熱パネルが邪魔!! モチロンP太は、「花いっぱいの庭とソーラーパネルだらけの家、最高の眺めだ」と満足しております…。
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by derliebling | 2013-07-23 15:31 | ガーデニング・植物

猫の手拭い布絵本

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春にお友達のMちゃんから誕生日プレゼントとして貰ったものですが、やーっと御紹介するのに相応しい季節となりました(笑)。受け取った時に一目見て、今はこんな粋なものが売られているとは!と唸った逸品です。一枚の手拭いが丁寧に折り畳まれ、背を二箇所糸で縫い留められ(この綴じ糸の色が赤なのがまた良い)、絵本のような仕様になっているのです。サイズは17×9cm位で、手の平に乗る大きさ。子供用の布絵本なら、世の中に沢山出回っているけれど、大人用の布絵本は今まで見たことがなく感激です。
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このプリントされたイラストのテイストが、和風と猫好きのツボを良く押さえています。空間を生かした構図も上手く、程良く明るく落ち着いた色使いにもセンスを感じます。晒し布の質感が、また夏に似合っています。
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普段からダラけている猫の、夏の暑さで更にダラダラ~な様子が、良く描かれています。ただし万年休暇中の猫に、夏休みもないと思うけど…(笑)。
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広げると、こんな一枚の手拭いになる様子が、付属の栞に印刷されています。世の中には手拭いのコレクターも多いようで、専用の額縁なども販売されており、気の利いたデザインのものは額装すると映えますが、これはこの綴じられた絵本の状態でとっておくつもりです。そのほうが、インパクトが強いので。
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by derliebling | 2013-07-22 15:37 | ファブリック


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


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