<   2013年 04月 ( 30 )   > この月の画像一覧

ポーランドの陶器の花瓶

f0141785_189970.jpg
フリーマーケットで見掛けた、いかにも東欧風の花柄の陶器の花瓶。ハンガリーのかな?と思ってバックスタンプを確認したら、ポーランド製でした。ポーランドの陶器と聞くと、まずBoleslawiec ボレスワヴィエツを思い浮かべますが、こんなフォークロア柄も存在するのですね。
f0141785_1892898.jpg
高さは15cm位で、中央が円形です。幅は5cm程度しかない、平べったい花瓶です。この形から、もしかしたら元はアルコールの瓶?とも疑いましたが、元から花瓶のようです。こういうフォークロア柄の瓶に入ったお土産用のお酒が、中&東欧には結構あるんですよね…。円型部分の花柄は、裏と表で微妙に違います。金のラインの入っているところが、やはり中&東欧らしいと思います。
f0141785_1894650.jpg
口径が小さく、全体的にどっしり重くて安定が良いので、花瓶としては使い勝手が良さそうです。例えば、こんな頭でっかちの花を生けても平気です。そして、ボリュームの割に、平べったいから場所をとらないのも良いところ。
[PR]
by derliebling | 2013-04-30 15:27 | テーブル&キッチンウェア

エドワーディアンの花のブローチ

何気にeBayのビンテージ・ブローチを検索していたら、自分の持っているのと良く似たブローチが出品されていました。ウェブ上の写真と並べて確認すると、エナメルの花の色が違うだけで(売られていたのは赤だった)、この以前フリーマーケットで手に入れたブローチと全く同じ。出品者の説明には、エドワーディアン時代からアールデコ期に掛けてのブローチと書いてあります。確かにデコの前のアールヌーヴォー的な、20世紀初頭らしいデザインに見えますが、実際それ程古いとは思っていませんでした。
f0141785_515576.jpg
長さは7.5cm位で、ブローチとしてはとても使い易いボリュームです。シンプルな分、現在の普通の格好にも馴染むデザインだと思います。出品者に寄れば、金メッキだそうで、金は私にはどうでも良いんですけど(笑)、そう言われて見れば、花びらのエナメルは多少剥げ気味なものの、金属部分は変色もなく、美しい光沢が残ったままです。そのせいで、それ程古いとは思わなかったのかも知れません。
f0141785_5162158.jpg
アンティークとは、厳密に定義があって、100年以上昔に製造されたものを差すそうです。一方、99年~30年ぐらい前(この辺が曖昧)までの製品を、ビンテージと呼びます。このブローチが20世紀初頭のものであれば、ビンテージではなくアンティークと言うことになります。私の中ではビンテージ・ジュエリーは、「古ければ古い程価値がある」訳でもなく、「アクセサリーとして優秀」と言うことも決してないのですが、やはり古ければ古い物にこそ、歴史的な興味やロマンを感じるのは確かです。この時代、日本であれば、まだまだ洋装が一般化していないから、当時の西洋風の装身具なんて、ほんの一部の上流層にしか存在しないはずです。それがイギリスでは、100年以上昔のアクセサリーが、フリーマーケットでプロの商売人ではなく一般人から、コイン数枚単位で買えちゃうのだから、やはり今だオドロキです。
[PR]
by derliebling | 2013-04-29 15:24 | アクセサリー

映画「キツネと子供」

テレビを付けたら偶然流れていた映画なんですが、非常に魅力的で私好みで、思わず最後まで見放せませんでした。どう見てもアメリカ映画ではないし、ナレーションもブリティッシュ・イングリッシュなので、最初はイギリス映画かなと思いました。しかし見ているうちに、スコットランドにだって存在しない険しい山並みや、イギリスに生息しない動物達が登場して来ました。エンディングで確認したら、2007年作のフランス映画だそうです。主演の子供の声も完璧に合っていたから、吹き替えだとは気付きませんでした。本国フランスでは大ヒットし、日本でも2009年に「きつねと私の12ヶ月」と言うタイトルで公開されたそうです。
f0141785_5124795.jpg
非常に好み…、つまり、ハリウッドでは絶対作らない、かつ作れないような映画です。美しいフレンチ・アルプスの雄大な自然を舞台に、フランス映画らしく大きなストーリーの展開もなく、台詞も少なく、主人公の回想形式でナレーションが淡々と語られます。因みに英語版のナレーターは、女優のケイト・ウィンスレット。登場するのは、アルプスの森の中の農家に住む10歳位の少女と、ほとんど野生動物達のみ。少女と雌のキツネの交流を、アルプスの四季の移り変わりを追いながら、野生界の厳しいさだめを交えて描いた作品です。
f0141785_5131544.jpg
主人公の少女は、赤毛で緑の目でソバカスだらけ。まるで赤毛のアンのようです。でも髪型はレイア姫みたい(笑)。この子の自然な演技が、無理なく背景や野生動物達に溶け込んでいます。また、彼女の紫色のロビン・フッドのような服装が抜群に可愛く、そしてサバイバルに必要なものが何でも出て来る愛用の肩掛けカバンに感心します。しかし、狼もクマも山猫(リンクス)も出る森なのに、良く子供一人で出掛けるなあ(笑)。道に迷って野宿したり、愛するキツネを守る為、果敢に狼の群れに立ち向かったりします。
f0141785_5134040.jpg
とにかく、動物達の演技に驚きです。一体どうやって、台本通りに演技させているんだろうと不思議です。それとも、動物達の行動を元に、後から台本を書いたのか?と思う程。主演の雌キツネ役には、実際には飼いキツネ6匹を起用して撮影しているそうですが、それでも絶妙の演技力&編集力です。
f0141785_5145284.jpg
女の子の部屋も、まるで御伽噺のように可愛い、シックなカントリー調のインテリアなのです。つまり、自然がテーマに見える映画だけれど、人工的な部分もしっかり手抜かりなくセンスが良いのです。
f0141785_515235.jpg
雄大な自然と、動物達の生き生きした魅力を惜しみなく伝える映像が、余りに詩的に美し過ぎて、不自然かつ非現実的に思える箇所もありますが、実際ドキュメンタリーではなくドラマなんだから仕方ありませんね(笑)。最初は少女からの一方的なラブコールだったのが、徐々にキツネに伝わって行き、二人(一人と一匹)は稀有な友情を深めて行きます。しかし、子供ならではの無邪気で身勝手な愛情が、最終的に思わぬ悲劇を生むことに。そして少女は、自然界と人間との決して交わえぬ隔たりを学び、成長して行くのです…。単なる「可愛い子供と可愛い動物の感動の友情話」にしなかった、言わば厳しい現実をつき付けたオチが、また返って好みで、やっぱりこの辺がヨーロッパ映画らしいなあ~と痛感しました。
[PR]
by derliebling | 2013-04-28 15:27 | 本・メディア

海老とマンゴーのベトナム風炒め物

f0141785_1940461.jpg
テレビでグルメ旅番組を見ていたら、ベトナムの川辺の田舎のレストランで出すと言う、こんな料理を紹介していました。素材の旨みを最大限に引き出した、極めてシンプルな味付けで美味しそう…と思い、丁度フレッシュ・マンゴーが安く手に入ったこともあり、再現してみました。

材料(メインとし2人分、前菜として4人分)
剥き海老(キング・プロウン、生):200g
マンゴー(生):1個
玉ネギ(小):1個
胡麻油:大さじ1~2
オイスターソース:大さじ2~3
レモン汁:大さじ2~3
塩、胡椒:少々
付け合わせとして茹でブロッコリー等の野菜:適量

1.玉ネギをみじん切りにして、フライパンで熱した胡麻油で透き通るまで炒める。
2.マンゴーは皮を剥き、薄切りにしておく。
3.マンゴーをフライパンに加え、更に剥き海老を加えて、海老に火が通って赤くなるまで強火で炒める。
4.オイスターソース、レモン汁、塩、胡椒で素早く(海老を炒め過ぎると硬くなるので)調味し、火を止める。

火加減や炒めるタイミングが上手く行くと、海老がプリップリで本当に美味です。番組内では川海老を使用していたのですが、素材の味を生かしたこんな料理こそが、シーフードの醍醐味だと思いました。マンゴーの果肉がヌルヌルして皮が剥きにくく、種の形が独特で大きいのがちょっと面倒かな。テレビ番組内のプロの料理人でも、マンゴーの処理には結構時間が掛かっていました。茹で海老や缶詰のマンゴーでも出来ますが、生だと風味が格段に異なります。特に、生海老から出るスープは重要です。私は軽くローストしたカシューナッツを加えましたが、お好きな方は香菜を散らしても、アジアらしい雰囲気が出ると思います。因みのこの日の献立は、摺り胡麻のたっぷり入ったチャーハン、そしてチンゲンツァイと生姜のスープでした。
[PR]
by derliebling | 2013-04-27 15:37 | 食べ物・飲み物

絵本に出て来るようなリネンのラグ・ドール

f0141785_518119.jpg
地元のチャリティショップでゲットした、手作りらしき総布製の抱き人形です。身長は38cm位。古さ的には70~80年代と言ったところで、ビンテージと呼べるかどうか微妙なところです。しかし店内で、子供向けの古玩具の棚ではなく、古家具コーナーのソファの上に座らせられてるのを見た時、何だか凄―く絵になっていて、やたら存在感のある人形だと思いました。何より、本体が粗めのリネン地で作られているところが目を引きます。そして、カントリー風のインディゴのドレスが良く似合っています。少し毛羽立っている髪は、しつけ糸のような太い木綿糸で出来ています。三つ編みに編まれた髪のゴムは、すっかり劣化してボロボロに崩れたので、すかさず茶色の毛糸で留めましたが、このほうがずっと合うように思えます。
f0141785_5185460.jpg
まるで絵本に登場するキャラクターみたい。濃い目のリネン地を使用している為、ちょっと地黒ちゃんです。マジックで描いたような、これ以上ないだろうと思われる単純な顔が、返ってセンス良くて気に入りました。特に、離れ気味の目が可愛いさの決め手です。ついでにお腹には、見事なデベソも描かれています。人形とインディゴのドレスは、キット、または何かの手芸本に掲載されていたデザインなのかも知れません。
f0141785_519052.jpg
この上に、やはり手編みらしい、サックスブルー色の毛糸のコート(…ナイトガウン?)を着た状態で売られていました。このコートも愛らしく良く似合っているのですが、ドレスの上にこの割ときつめのコートを着ると、残念ながら中のドレスの袖がくしゃくしゃになり、コートの袖もモコモコに格好悪くなってしまいます。そこで、肌の上にコートを直接着せた、まるで変質者のような格好で撮影しています。右側に付いたポケットに、作り手の愛情が感じられます。こんな一手間の遊び心が、子供にとっては嬉しいはず。手編みの帽子と靴下(リボンだけ替えた)は、全く別な場所で手に入れた中古品ですが、偶然サイズも雰囲気もピッタリでした。
f0141785_519572.jpg
このサイズの人形なら、もしかしたら手持ちの抱き人形用のビンテージの服の幾つかが合うかも…と試しに着せてみました。狙った通りサイズが合っていただけじゃなく、うーむ、やはり古い人形には古い服がしっくり来ます。特にこのシャツは、同じリネン素材なので相性抜群。
f0141785_5195874.jpg
こちらもビンテージのワンピース。ちょっと袖が長いのですが、やっぱりしっくり馴染みます。

とにかくナチュラル・テイストの服が、これ以上ない程似合う人形です。そしてお着替えが、これよりずっと小さなファッション・ドールは勿論、同じ位の大きさのソフトビニール製の乳児&幼児人形と比べても断然ラクなので、小さな子供に着せ替え人形を与えるのなら、まずはこんな布製の人形が一番じゃないかな。キャス・キッドソンでも、キャスの布地のドレスを着た女児向け玩具のラグドール、及びラグドール・キット付きの手芸本が販売されているけれど、手作りならではの素朴な暖かさとカントリーっぽさは、この人形に全く敵わないだろうと思います。もしラグドールを作られる趣味の、または作る予定の方がいらっしゃったら、ボディをリネン地で挑戦してみると、ナチュラルな雰囲気いっぱいの、一味違った人形になるかも知れません。
[PR]
by derliebling | 2013-04-26 15:20 | おもちゃ・人形

ボックス・ヒルで雪見散歩

三月末から4月頭のイースター休暇中は、天気はそこそこだったものの、余りに寒くて、何処にも出掛ける気になれませんでした(…という人、周りに多数)。しかし、これでは体が鈍ってしまうと、自分に鞭打って(?)少しは出掛けることにしました。花は未だ水仙位しか咲いていなかったので、庭園は期待できません。と言うことで、トレッキングすることに。幾つか候補があるうち、高台にあるので地面がぬかっていないだろうと、Dorking ドーキング近くのBox Hill ボックス・ヒルを選択しました。
f0141785_035214.jpg
頂上付近のナショナルトラストの駐車場に車を止めて、丘を下って行きます。---どうですか?この寒々しい風景。3月末だと言うのに、昨年ここを訪れた2月と変わらないでしょう? 実際、木々など全く芽吹いていなくて、まるっきり冬の光景のままなのですよ。
f0141785_0353263.jpg
しかし、昨年と同じコースでは面白くないと、今回は違うコースを通ってみることにしました。この急な谷を下って、更に登ります! この時期足腰を鍛えておかないと、夏にガンガン歩けませんから。
f0141785_0353964.jpg
この急な綴れ折りの自動車道路は、昨年のロンドン・オリンピックの際、自転車競技のコースになったそうです。いかにも心臓破りな坂ですが、普段からサイクリストに人気。
f0141785_036394.jpg
登り切ると、遊歩道は森の中に続いていました。ここの地名の由来となった野生のbox(柘植)の木が、鬱蒼と生い茂っています。
f0141785_0361136.jpg
ここは子供用の森。遊歩道の高低差はほとんど無く、天然の木を使った遊具があちこちに設けられてあります。この並べられた丸太の木橋は、全部渡ると、結構神経を集中させるので中々良い運動になりますよ。
f0141785_0363566.jpg
こんな小屋?も。これにワラか干草を掛けると、住めそうですね(笑)。住みたかないけど。
f0141785_0373163.jpg
時折は晴れるのですが、気温は最高でも4、5度。
f0141785_0375211.jpg
この倒れた木には、雪のような真っ白いものが所々張り付いています。P太は「菌か何かじゃない?」と言いましたが、近付いて確認したら、やっぱり雪でした~。
f0141785_0382415.jpg
ここは丘の上で麓より気温が低い上、死んだ木って、触ってみると確かに氷のように冷たいのです。
f0141785_0395759.jpg
そう思っていたら、3月末だと言うのに、実際雪がちら付いて来ました。最後に展望台で麓を眺めて、本日のトレッキング終了。車に戻って、すぐさま熱い紅茶を飲んだのは言うまでもありません。
[PR]
by derliebling | 2013-04-25 15:33 | 旅行・お散歩

ウェッジウッドの「ブレコン」のお皿

f0141785_447927.jpg
「このサイズのお皿って便利なんだよね~」と思い、山小屋風チャリティショップで買った、ウェッジウッドの古い皿です。パターン名は「Brecon ブレコン」。1940~50年代のものだそうです。スージー・クーパーからの影響なのか、この時代のイギリスでは、中央に具象的で優しげな植物のイラスト、縁は無地一色で囲まれたと言った、こんなデザインのテーブルウェアが多く出回っていました。ヨーロッパの他の国のものは未だ目にしたことがなく、イギリス独特のデザインのようです。この「ブレコン」も、中央に赤い実と笹のような葉とピンクの葉、周囲はセラドン・グリーンで縁取られています。元々凄く好みの柄と言う訳ではないのですが、イギリスの生活には合っていると思うようになって来たし、あっさりしている分使い易いとは思います。ヒビカケ貫入等はないのですが、あちこちに点状の出っ張りが有ります。陶土のクズ玉が付いたまま焼いちゃったようです。これでも品質チェックで落とされることなく、平気で出荷していたなんて、…ウェッジウッドなのにね。直径は24cm程度で、朝食または昼食用の「ブレックファースト&ランチョン・プレート」のようです。
f0141785_4472634.jpg
欧米のテーブルウェアのお皿のサイズには、本式には4~5種類位あるようで、一番大きなものが主餐用、すなわち「ディナー・プレート」、その次が朝食or昼食用、次に前菜orサラダorデザート用、最後にお茶菓子やパン用の「サイド・プレート」(カップ&ソーサーと組み合わせて「トリオ」になるサイズ)と来ます。一番小さなサイズでも直径16cm位で、アジアでは良く使用される、もっと小さな受け皿や醤油皿等の小皿は、ヨーロッパにはほとんど存在しません。現在の食器セットのお皿は、省略して大抵ディナー・プレートとサイド・プレートだけだし、実際これだけで事足ります。しかし、特に我々東洋人にとっては、イギリス製のディナー・プレートにはバカでかい&重過ぎるものが多く、それより一回り小さな朝食or昼食用のほうが、実は使い勝手が良いように思います。義母の長年愛用のミッドウィンターの「ロゼール」の食器セットでも、主菜にはランチョン・プレートばかり使用されていて、ディナー・プレートは重いから、また(特に家族全員が集まる時は)場所を取り過ぎるからと敬遠し、食器棚の奥に仕舞ったままです。私は、そのディナー・プレートを未だ一度も目にしたことがなく、実際義母が持っているなんて、最近初めて知りました。
[PR]
by derliebling | 2013-04-24 15:44 | テーブル&キッチンウェア

昔アルフィーズで買ったビンテージ・ブローチ達 kawaii

ロンドンでは、曜日毎に毎日何処かでアンティーク・マーケットが開催されますが、Edgeware Road地下鉄駅近くの「Alfees アルフィーズ」は、毎日オープンしていて、しかも屋内で雨天でも問題無く楽しめるので、ロンドンに行く度に良く訪れました。迷路のように入り組んだ店内には、それぞれのオーナーと特色を持つ、沢山のストールが詰まっていました。今考えると、屋内マーケットと言うよりは、アンティーク・モールですけど。ポートベローのようにメチャメチャ観光化されていない点も、お気に入りの理由でした。特に目当てだったのが、ビンテージ・ジュエリーの専門店。一坪程度の小さな店でしたが、品数は豊富で、主にミッドセンチュリーのビンテージ・ジュエリーが、引き出しごとに色別にドッサリ詰まっていました。この中から気に入ったものを絞るのは至難の技で、えらく時間が掛かり、毎回1時間以上は粘りました。でも、可愛い声のオバチャン店主は心得たもので、「この前来たアメリカ人のお客さんなんか、半日も居たわよ」と言って、全く長居を嫌がらず、それどころか次から次へと商品を見せてくれました。値段はどれでも一つ5ポンド。ちょっと状態が難有りのものは、3ポンドだったかな。今ならイギリスのフリーマーケットで、もっと安くビンテージ・ジュエリーを手に入れられる機会もありますが、好みのデザインの状態の許せるものに出会えるのは、とても運の良い時のみです。今考えても、そしてイギリスのどのアンティーク・マーケット及びモールを見渡しても、これほどビンテージ・ジュエリーが充実した店には、今だ出会ったことがありません。
これらはその時その店で、私としては、ビンテージ・ジュエリーの魅力に目覚め始めた頃に買ったもので、未だブログで個別に御紹介していない分です。実を言うと、当時は見た目だけで買っていたので、使い勝手までは良くシュミレーションしていなかったから、実際使い道がピンと来なくて、ほとんど活用していないんです(汗)。しかも、日本では未だ西洋のビンテージが今ほど入って来ていない、珍しかった時代で、今見ると、イギリスのビンテージ・ジュエリーとしては特に魅力的と言う訳でもなく…。でも、自分の好み自体は余り変わっていないらしく、今見てもデザイン的には悪くないものばかりだとは思います。
f0141785_1847253.jpg
結構繊細で直線的な透かし細工が、赤とピンクの2色のエナメルで彩色されています。更に赤とピンクのラインストーンが鏤められた、ちょっと紋章みたいな点対称型のブローチ。赤中心のビンテージ・ブローチは、割と珍しいかも知れません。もし白か青系だったら、雪の結晶のように見えたはず。ラインストーンは、幾つか補修してあるようです。ゴールド色を、今よりもっとオバチャン臭いと毛嫌いしていて(実際当時は赤金みたいな派手な金色しか存在しなかった)、地金がシルバー色のものばかりを好んで選択していたようです。
f0141785_1847482.jpg
ブルーと白のムーングロウ・ルーサイトの、アシンメトリーなブローチ。白いルーサイトにはかなり厚みがあり、トロンとした質感が魅力です。中央の赤いラインストーンとの組み合わせが、お洒落だと思いました。
f0141785_18481719.jpg
同じくムーングロウ・ルーサイトの、茶系の花型ブローチ。上三つは、どれも直径4cm程度で、ブローチとしては今一使い辛い大きさなのですが、これのみは、ファーのティペット等に結構使いました。
f0141785_18492285.jpg
総プラスティックで白一色(今はかなり黄ばんでいるけど)の、今見ても風変わりなブローチです。幅は5cm位の楕円形。中央は、こんもり盛り上がったラメ入りレジンです。安っぽいと言えばそうなのですが、オールド・プラスティックの不思議でレトロな魅力は有ります。もしかしたら、アールデコ期のものかも知れません。
f0141785_18494455.jpg
こちらもオールド・プラスティック。現在のプラスティックとは微妙に違う質感です。実はDDR(旧東ドイツ)のものらしく、ベルリンの蚤の市で色違いを見掛けました。花かごモチーフのブローチには永遠の愛らしさが有りますが、裏側のピンが非常に小さくて、正直言って扱い辛いです!

そのビンテージ・ジュエリー屋は、今はもうアルフィーズに在りません。何処か地方のアンティーク・モールにでも移転したのかと思ったけど、今だ行方は掴めず。その後アルフィーズには、ビンテージ家具店等のお洒落な(高い)ストールがどんどん幅を利かせるようになり、以前のワクワクするような雑多な雰囲気はすっかり薄れ、私にとってはとんと魅力が失くなってしまったので、もうずっと行っていません。
[PR]
by derliebling | 2013-04-23 15:38 | アクセサリー

青い小鳥のレトロ・フィギュリン

f0141785_4464898.jpg
このフィギュリンに地元のチャリティショップで出会った時、こんな実用的でない飾り物を、一体これ以上家の何処に置くつもりなのォ?と心の中で葛藤しながらも(笑)、見逃せずにはいられませんでした。レトロで鳥ちゃんモチーフで、正に私が買わずに誰が買うと思えるシロモノだったから。二つ並びの団子のようなマルッとした鳥のフォルム、昔の漫画のようなでっかい目、何故か前髪付きの古臭い顔(この前髪が有るせいで、P太に「ハゲみたい」だと言われた)、キッチュな淡い色合い。でも、張り出した木の実付きの枝に小鳥三匹が止まっている様子は、中々芸が細かく表現されています。そもそも、この構図自体がかなり独特。
f0141785_4471133.jpg
大きい鳥一羽と、それより小さい鳥二羽が、結構離れて枝に止まっています。鳥は同種らしく、多分親子のつもりなんだと思いますが、全て同じように童顔です(笑)。
f0141785_4473890.jpg
左端の小鳥は、何か企んでいるような目付きの悪さ。このヤブ睨みな可笑しな顔が、堪らなくツボです(笑)。
青と黄色の羽色から、一応イギリスで御馴染みの野鳥ブルーティットを表わしているように見えるのですが、実は生産国は日本なので、確証はありません。日本には存在しないブルーティットですから、インターネットもない当時、その情報を入手出来たかどうかは大いに謎です。もっとも、色が共通していると言うだけで全く実物に似ていないし、単に青い鳥なのかも知れませんが…。外国製とのみ記してある、他のこの手のレトロ・フィギュリンも、やはり本当は昔の日本製が多いのではと思っています。
[PR]
by derliebling | 2013-04-22 15:42 | おもちゃ・人形

ワイト島でシーフードの夕食

ワイト島一周の旅では、昼御飯はおにぎりを持参し、夕食を記念日のお祝いとして、パブかレストランでしっかり取る予定にしていました。その為、帰路のフェリーの予約を8時と遅めに設定しました。二人の夕食の希望は、揃ってシーフード。ワイト島を廻っているうち、あちこちで「地元産カニ」などの看板を見掛けて、すっかり魚介モードになったのです。ニードルズからフェリーの発着所のあるフィッシュボーンに向かう途中、Shalfeet シャルフィート辺りで、幹線道路沿いに偶然「ワイト島で最高賞に輝いた」と書かれたパブ、「The New Inn」を発見。試しに中に入ってみると、地元産魚介類を使った、しかもイギリスでは珍しい独創的な料理の数々がメニュー・ボードに並んで、とても魅力的に見えました。しかし残念ながら、夕食は6時から提供とのこと。6時には未だ間があり、しかもフィッシュボーンからはかなり離れているので、欧米の給仕はゆっくりしているから、6時から食事をしたのでは、帰りのフェリーに間に合わなくなってしまいます(フェリーのチェックインは30分前)。そんな時、パブのオーナーが、彼の妹さんが経営しているパブがフィッシュボーンのフェリー乗り場のすぐ脇にあって、同じようなメニューを出しているから、そこに行ったらどうかと勧めてくれ、言われる通りにすることにしました。結果的には、途中通過するワイト島の中心都市Newport ニューポート辺りで道路工事が多く、思ったより移動に時間が掛かったので、そこを諦めて正解でした。
f0141785_443332.jpg
紹介されたフィッシュボーンのパブ、その名もズバリ「The Fishborne」は、本当にフェリー発着所の隣と言う、この上ない便利な立地にありました。でも小さな発着所なので、雰囲気は落ち着いています。それに、The New Inn同様、魅力的な魚介料理の数々。前菜には、「鰯のフライ、サラダとパプリカ・マヨネーズ添え」を二人でシェアすることに。鰯なんて(アンチョビ以外)、今までイギリスのパブ・メニューで見たことないなー。味付けは最小限の薄味で、素材の味が生きていて美味! サラダは甘酸っぱいドレッシングで、葉物の他に、軽く茹でた玉ネギとラディッシュが和えてあります。
f0141785_4435815.jpg
主菜には、二人とも「スモーク・ハードックのカニ入りタラゴンのクリームソース添え」を注文。これに茹で野菜(ジャガイモ、ニンジン、カリフラワー、ちりめんキャベツ)の付け合わせがドッサリ付きます。ハードック自体は、イギリスでは御馴染みの、フィッシュ&チップスにも使われる鱈の一種で、味は極めて淡白ですが、カニ入りタラゴン・クリームソースがとっても濃厚です。こちらも調味料自体は最小限で、素材の旨みが引き出された、イギリス料理としては非常に珍しい、全体的に日本料理のように繊細な味わいでした。
f0141785_4441596.jpg
茹で野菜は地野菜らしく、小ぶりのニンジンは薄い皮が付いたまま。味付けは一切ありませんが、野菜って本来こんな味だったよね…と再認識させる、そのもの自体の濃い味がしました。茹で加減もばっちりで(イギリスの温野菜は茹で過ぎと言うのが多いらしい)、硬くもなく、柔らか過ぎもせず。とにかくクリームソースが絶品で、ハードックの他にも、特にジャガイモやちりめんキャベツに合いました。食事時間にも十分余裕が有り、大満足の旅の締めくくりとなりました。正直言って、人気の観光地とは言え、ワイト島で、こんな地元ならではの材料を使った独特な料理に巡り合えるとは、期待していなかったのです。イギリスは、国中何処へ行っても同じようなメニューしか存在せず、魚介料理と言えば「フィッシュ&チップス」「スカンピ」「サーモン」「フィッシャーマンズ・パイ」位で、魚本来の味を堪能するとは程遠い料理ばかりですから。美味しい印象的な食事は、やはり素敵な旅の思い出に欠かせません。もし、また格安フェリー・チケットが入手出来て、ワイト島に来る機会があったら(もう少し暖かい季節希望だけど)、絶対このパブで再び食事をすると思います。
[PR]
by derliebling | 2013-04-21 15:42 | 食べ物・飲み物


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


by ぴよよん

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
ごあいさつ&お知らせ
おもちゃ・人形
アクセサリー
テーブル&キッチンウェア
ファブリック
インテリア・デコレーション
箱・缶・入れ物
バッグ・靴・帽子
ファッション・コスメ
手芸用品
ステーショナリー・グラフィック
本・メディア
食べ物・飲み物
旅行・お散歩
ガーデニング・植物
動物
その他
イギリス生活・文化

タグ

(647)
(340)
(218)
(192)
(171)
(170)
(169)
(165)
(152)
(150)
(148)
(147)
(146)
(137)
(136)
(127)
(118)
(98)
(98)
(96)

お知らせ

2014年8月1日より、新ブログで更新しています。

日々のつぶやきブログはこちら

コメント欄を承認制にしています。確認・返答するまで時間が掛かる場合がありますが御了承下さい。

Copyright
©2007-2016
Der Liebling
All Rights Reserved.





ロンドン ホテル

最新の記事

ブログ移転のお知らせ
at 2014-08-01 15:30
シトラス・カラーのラインスト..
at 2014-07-31 15:37
赤毛のアンの親友、ダイアナ人形
at 2014-07-30 15:33

記事ランキング

以前の記事

2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月

検索

ブログジャンル

海外生活
雑貨

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

お気に入りブログ

KICSI KAVE./...
でこぴんぬ
ミンミンゼミ
こけし絵日記~津軽こけし...
うきうきビール生活 in...
Der Lieblin...
国立コーヒーロースター/...
ぴよよんのたわごと
SnowDrop☆gra...

画像一覧

ライフログ

つぎはぎ おばあさん きょうも おおいそがし (講談社の創作絵本)

UVレジンだからできる大人ジュエルなアクセサリー

レトロな雑貨に囲まれたあたたかな暮らし―I love zakka home. (別冊美しい部屋 I LOVE ZAKKA home.)

モダンアンティーク・テーブルウエア―1950~70年代イギリスのかわいい食器たち

マーケットで見つけたかわいい東欧のレトロ雑貨 (玄光社MOOK)

切手で旅するヨーロッパ

えほんとさんぽ―さがしに行こう!絵本・雑貨・カフェ

アッチュム!フランスのかわいい古書を探しに

エプロンメモ

おばあちゃんのエプロン

旅のおみやげ図鑑

乙女みやげ

いやげ物

旅のグ

少女スタイル手帖 (ランプの本)

内藤ルネ―少女たちのカリスマ・アーティスト (らんぷの本)

その他のジャンル