<   2012年 09月 ( 30 )   > この月の画像一覧

チェコの愉快な動物型フック

以前、チェコのプラハの庶民派デパート(スーパーマーケットに毛が生えたようなモノ)で見付けた、動物型のプラスティック製フック。その当時でも既にレトロに見えましたが、可愛いと呼ぶにはちょっとクセが有り、日本や西欧では見掛けないような、独特なセンスが気に入りました。ところが最近、イギリスの一般店舗で、全く同じものが売られているのに遭遇。チェコで買ったのはもう10年位昔のことなので、未だ製造してんのか?と少し驚きましたが、同時に、こういう中欧らしいデザインはどんどん消えて来ているので、嬉しくなりました。今見ても、そのちょっと不思議な魅力は全く変わりません。
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合計三種有りました。巷で普通に見掛ける製品とは微妙に異なる色合いや(ちょっと赤が渋い)、ステンシルっぽい柄のタッチに、懐かしさが漂っています。現在イギリスで販売されている子供向け製品の動物柄を見渡すと、アメリカのアニメーション映画か、日本のファンシーから影響を受けたようなものが溢れて来ていると思うのですが、それらとは全く別に、独自の進化?を遂げて来たような造形です。それぞれ動物の鼻が伸びてフックになっている訳ですが、トラとクマは、はっきり言って鼻を出っ張らせる意味が有りませんね(笑)。象だけは、鼻が長いのも道理ですが、赤地に白水玉で、何だかやたらファンキーです。でも顔を見ると、もしかしたらコレ、犬のつもりなのかも…と思っています。ヨーロッパでは、フックに耐荷重量を記す義務は無いようで、一体どの重さまで掛けられるのか分りませんが、裏面は薄いフォームの両面テープになっていて、見るからに強度は無く、フックとしては大して役に立たなさそうです。
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こちらは、私がプラハで買ったものです。元々二個セットになっていました。トラの黄色が少し濃い位で、全く同じ型・版を使っているようです。パッケージの裏面を見たら、ちゃんと英語表記もあって、元からイギリスに輸出していたようです。多分子供部屋用の、ほとんど玩具みたいなフックだろうと思っていたのですが、パッケージを読んで、初めて布巾掛け用であることが分りました。しかも二年間保証付きとか書いてある…(何に?)。どちらにせよ、まるでブローチかバッジのように、そこに貼るだけで楽しいフックで、一個だけより複数あったほうが、楽しさが増すように思います。
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by derliebling | 2012-09-30 16:28 | インテリア・デコレーション

パウィス城の孔雀

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ウェールズのパウィス城の庭園に入ると…、
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…すぐに放し飼いにされた雄の孔雀に出会いました。
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入り口の係りの人が「近くに雛も居るはずよ」と教えてくれたので、じゃあ母鳥と一緒だと思い雌を探して見ると、藪の中で見え辛いのですが、確かに母鳥の足元に雛が二羽いました。
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庭園を見学し終わって城へ戻ると、先ほどの母鳥+雛+多分父親の孔雀一家が、ベンチに座った観光客の前に勢揃いしていました。これなら雛も良く見えます。随分人に慣れているねえ。
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…と思ったら、食べ物を強請って、アイスクリームのチョコ・コーティングを食べていました! まるで奈良公園の鹿状態。人間以外にとってはチョコレートは毒なので、絶対に真似しないで下さい。
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この孔雀達は、城の中庭にもテコテコやって来ました。更にテラスの柵に飛び乗り、孔雀親子が一列になんらんだ、何だか奇妙な光景…。そしてその写真を喜んで撮影する、私も含めアホな人間達(笑)。
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雛まで頭に冠羽が付いているのは、何だか優雅ですね。
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by derliebling | 2012-09-29 16:26 | 動物

ケーキとティーポットのオルゴール

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全く古いものではないし、made in Chinaなんですが、フリーマーケットで出会った時、うわ~これは買わなきゃと思ったオルゴールです。何故なら、以前ウィッツタブルの可愛い雑貨屋で、これのバリエーションを買うかどうか結構迷った覚えがあるからです。それは、カエル二匹のパーツが、台の上をのどか~にアホみたいにクルクル廻るバージョンでした。一応素材は木だし、まったりとしたマットな彩色が中々魅力的でした。元値は16ポンド位だったかな? 全く実用ではない(はっきり言って下らない)ものに払う金額としては高いと思い、その時は見送ったのですが、今回1ポンドで購入出来ました。
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中古品だから、多少あちあち塗料が欠けていますが、オルゴールの機能的には問題ナシです。底のネジをキコキコ回すと、音楽と共に、上のパーツ二つがマグネットで廻る仕組みです。昔からこういう仕掛けは存在しましたが、決まってプラスティックの小さなバレリーナ人形でした。それが木製の全く別なモチーフで、一個ではなく二つになっただけで、何て楽しいんだろと思います。廻るスピードはかなり速くて、何だか滑稽です。パーツの底が半球形なので、ただ廻るのではなくユラユラ揺れます。中国製だけど、いかにも甘ったるそうなカップケーキとティーポットで、とてもイギリスらしいモチーフです。
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オルゴール本体の側面の柄も、シンプルながら中々可愛いと思います。曲目は、「クルミ割り人形」の中の「花のワルツ」。曲の脳天気な明るさが、このオルゴールのデザインのゆるさに似合って、眺めていると幸せな気分になれます(笑)。
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by derliebling | 2012-09-28 16:20 | インテリア・デコレーション

ウェールズの名庭園、パウィス城庭園 2

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庭園の見事さで知られる、ウェールズ(の端)のパウィス城に来ています。城の下の急な斜面に設けられた有名なテラス式庭園を堪能した後は、平地のフォーマル・ガーデンを見学します。
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…その前に、遅い昼食としてティールームに入りました。朝ごはんをフル・イングリッシュ・ブレックファーストでしっかり取ったので、ケーキだけです。二人ともクリームティー(紅茶とスコーンとジャムとクロテッド・クリームのセット)、更に私はブラウニーと、P太はトリークル・ケーキを注文しました。「treacle トリークル」とは、ネットリ濃ゆいシロップのことで、これとドライフルーツを組合わせたものは、イギリスでは御馴染みのケーキのフィリングです(今回のはパイ皮だけど)。しかし極甘で、一般的な日本人の味覚には全くお勧め出来ません(笑)。ここはブラウニーも、鼻血が出そうな程濃かったなあ…。その点スコーンは、甘さを自分で調節できるし、何処で食べても美味しいと感じます。でもクロテッド・クリームの脂質とカロリーがメチャ高いので、全く軽い昼食ではありませんけどね(笑)。
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さて、フォーマル・ガーデンを見学します。まずはブドウの低いアーチが目に入りましたが、今年の天候不順で、この時期でも実は全く成熟していません。
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背の高い生垣に囲まれた、ほとんど広い芝生なのですが、端がバラのボーダー花壇になってました。「リリー・マルレーン」とか、聞いたことなのない名前のバラが多かったな。
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もう一方のボーダーには、イングリッシュ・ローズが多く集まっていました。
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更に生垣の向こうのボーダー花壇は、背の高いホリホック(タチアオイ)が目立つコテージ・ガーデン風。上から眺めて想像したよりも、「フォーマル」ではありませんでした。
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背の高いペンステモンが、生垣を背景に映えます。
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一方こちらはスウィートピー。迫力の大きなトピアリーとなっていました。
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花弁が大きめのペンステモン。
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更にその奥には、大きな噴水が。…でも実を言うと、芝生が広々とした、花壇が直線でキッチリ仕切られたような庭園は、私には退屈で余り落ち着かないんですよね…。ギュッと花が盛り沢山の、曲線と段差が入り乱れたゴチャゴチャした庭のほうが好きなんです(笑)。
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その点では、こちらのテラス式庭園のほうが、やはり数段見応えがあって楽しいと感じました。
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とうとう城内見学です。中庭に続く門は、左が馬車の展示室、現在NTの植物の売店である右側は、かつては馬小屋だったようです。
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中庭には、レストランとギフトショップがあります。建物を覆う蔦は、もう紅葉が始まっていました。
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さて城の内部に…と思ったら、庭園見学に時間を掛け過ぎて、メインの建物は既に閉め切られていました。庭園が一番の目的だったと言え、滅多に来れる場所ではないから、ちょっと残念。唯一未だ開いていた、城主のインドで集めた美術品等を展示する博物館のみを見学しましたが、展示物を紫外線から守る為なんでしょうけど、やたら暗~い館内で、小さな文字の説明書を呼んでいたら、あっと言う間に目が疲れました…。
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私達夫婦は、シュロプシャーのカーディング・ミル・バレーでプチ・ハイキングをした後、午後イチ位に到着しましたが、元々ここはお昼位からしかオープンしていないんです。そして閉園時間は、ハイシーズンでも5時~5時半なので、庭園を楽しんでお城を見学するのには、この充実振りを考えると、一日の開館(園)時間としては絶対足りないように思いました。ここを訪れる際は、何処を見るのを優先させるかを、予め計画しておくことを是非オススメします。
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by derliebling | 2012-09-27 16:34 | 旅行・お散歩

ウェールズの名庭園、パウィス城庭園 1

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シュロプシャーの旅・二日目の午後は、ちょっとだけウェールズに行きます。ウェールズは、イングランドにとっては違う国なのですが、国境検査がある訳でもなく、「ここからウェールズ(の州)」の看板以外は、家並みも風景も全く変わりません。特にシュロプシャーとの境界線は入り組んでいる為、一体自分が今イングランドに居るのかウェールズに居るのか、分らなくなります。ただウェールズでは、自国原語教育に力を入れており(普段は皆英語を話しますが)、公共のサインには必ずウェールズ語を併記することが義務付けられています。それと、どう読むのか検討も付かない地名、特に「Llan~(これでスランのように発音するらしい。教会の意味)」と頭に付く地名があれば、そこは間違いなくウェールズです。
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黄色い文字がウェールズ語です。英語とは全く違う上、発音不可能でしょ?
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私達がウェールズに来たのは、この「Powis Castle パウィス城」と言うお城を訪れる為です。高台に聳え立つ、赤い砂岩造りの御伽噺のような城自体もドラマティックですが、ここの庭園がイギリス屈指の名園なのです。最も見る価値のあるNT(ナショナルトラスト)の一つと言われています。ウェールズ自体は、イギリス人以外の観光にはまだまだマイナーですが、この庭園には外国人の旅行者も訪れます。
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城内も見学出来ますが、空の雲行きがどんどん怪しくなって来たので、少しでも日差しがあるうちにと、まずは庭園を歩きます。ここの庭園の一番の見所は、城の東側の急な斜面に沿って階段状に作られたテラス式庭園です。
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城のすぐ下、つまりテラスの一番上の段は、バナナの木等のトロピカルな植物が混じった、ちょっと南国風のボーダー花壇。
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ここで、鮮やかな青色が目を引いたメドウ・セージ。
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花びらがスプーン状になった、オステオスペルマムのウィグリング種。うちにも植えていたのですが、耐寒性が無く、温室に入れていたのに死んでしまいました~。
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最初からカサカサとした、ドライフラワーのような質感が面白いヘリクサム(和名:麦藁菊、帝王貝細工)。
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テラスと言うだけに、ここからの眺めは絶品で、遠くの美しい山(丘)並みまで見渡すことが出来ます。ただしテラスの端は、柵も注意書き何もなく、突然垂直になっている部分が多く、死ぬ程ではないだろうけど、骨折位はしそうな高さです。小さい子供連れは、事故を避ける為、テラス脇の車椅子用の通路を通ることを推奨されていました。(でも子供じゃなくても、うちの母とかも落ちそう…)
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上から二段目のテラスの中央には、オランジェリーがあります。
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入り口上部の鉄細工も優雅。しかし内部には、温室植物の大きな鉢植えがパラパラ置いてあるだけで、カビ臭い閑散としたした雰囲気でした。
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二段目のボーダー花壇は、英国式庭園で御馴染みの植物ばかり。
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所々に、大きなオベリスクにクレマティスが絡めてあり、花壇の高さに変化を付けています。
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ここでこの時期目立っていた花は、秋明菊やダリアなど。
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モコモコして奇妙な、多分セージの仲間。
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正に「青白い」と言った色のクレマティス。
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ピンクのマーガレット。
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こちらもヘリクサム。様々な色があって綺麗です。丈夫そうに見えますが、原産地のオーストラリアでは木になる種類もあると言うのに、日本の夏の高温多湿にも、冬の寒さにも耐えられないそうで、一年草扱いです。
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三段目の花壇は、柘植の生垣が無く、寄りインフォーマルな雰囲気です。
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私の持っているガーデニングの本では、このパウィス城庭園では、ボーダー花壇よりも、テラスや階段の柵の上にあちこち置かれた、大きな寄席植えの鉢の素晴らしさ、効果に注目しています。
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皆直径80cm以上はあるような、大きな鉢植えばかり。
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花の色合いや大きさ等のバランスだけでなく、開花時期、土壌や日当たりの適正等を合わせて、こんなにこんもり茂らせるのには、相当なスキルが必要かと思われます。
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この階段なんて、ウェディングの撮影に持って来いですね。
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そして、この庭園でド肝を抜く程迫力だったのが、このモコモコと怪物のように生い茂る巨大なトピアリー?や生垣。
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左端にある黄色いものはクレーン車。でも使わなければ、剪定出来ない高さです。良く見ると、これはイチイの木で、成長の大変遅い木だから、樹齢千年近く経っていそうな大きさでした。
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下方には、フォーマル・ガーデンが見えます。
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更に、テラスの一番下の段に樹木が生い茂り、その先は広い芝生になっています。芝刈りに段差を付けて、迷路のパターンが描かれていました。まあ小さい子供は、ここだけでも十分満足って感じですね…。
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一番下の芝生から、城とテラス式庭園を見上げたところです。とても充実した庭園なので、一度に御紹介し切れずに2に続くことにします(笑)。
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by derliebling | 2012-09-26 16:36 | 旅行・お散歩

ビンテージの手彫りのブーケのカボション kawaii

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なんて美しいんだろ…と、何度もウットリ眺めています。直径3.5cm程度のオールド・プラスティックのカボションに、細かい花がびっしり彫られています。多分セルロイド製の手彫りで、もしかして日本製じゃないかと思っています。花はバラとマーガレットのような組み合わせで、この彫りが本当に精巧。見事に重なり合った立体感が出ています。全体的に経年で黄ばみ、ちょっと剥げ気味のほんのりした彩色など、古いものにしか出せない、味わい深い魅力に溢れています。
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元はブローチなのですが、残念ながらピンが外れて壊れていました。それで、フリーマーケットで50ペンスと言われたのを、30ペンスに値切って買いました。今思うと、50pも30pも大して変わらないセコさですが…(笑)。ピンは直せそうもないので、思い切って切りとり、新しい金具を貼り付けようと思います。でも元々ブローチとしてはちょっと小さめだし、いっそペンダントに改造しても良いかな~と考えています。
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by derliebling | 2012-09-25 16:26 | アクセサリー

絶景高原、ロング・マインド

シュロプシャーでの二日目は、「The Long Mynd ロング・マインド」と呼ばれる高原地帯へ行ってみたいと思います。ここは、シュロプシャー丘陵の中でも、最も標高の高い場所です。と言ってもせいぜい500m級ですが、私が住んでいるイギリス南東部では有り得ない高さだし、動植物など日本の高原とは一味違う風景をお楽しみ頂ければと思います。「Mynd」は、ウェールズ語で山を意味する言葉「 Mynydd」から来ているようです(実際の発音は判読不可能)。ここはウェールズ国境に近いのです。
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ロング・マインドの西の玄関口は、Church Stretton チャーチ・ストレットンと言う町です。ここは元々古いマーケット・タウンですが、ジョージアン&ヴィクトリアンの時代には、温泉リゾート地として賑わったそうです。この町から北西へ坂道を登って行くと、NT(ナショナルトラスト)管轄の「Carding Mill Valley カーディング・ミル・バレー」の登り口に到着します。この場所のことを知ったのは、出発直前、偶然NTのグリーティング・カードを目にしてのことでした(しかも全然NTの店ではない所で)。今度宿泊する予定の場所の近くに、こんな美しい渓谷があるなんて、絶対訪れなくては~と心に誓い(?)ました。
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これがカーディング・ミル・バレー。駐車場は途中までで、谷間の遊歩道は、この後も清流に沿って、ずっと奥の遥か頂上まで続きます。登山に近い、かなり本格的なトレッキング装備が必要です。
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未だトレッキング出来ない程子供が小さいので、この川辺の緑地でピクニックを楽しむだけの家族も多く見掛けました。しかしそれだけでも十分楽しい、美しい場所なのには違いありません。
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丘の斜面は、既に秋の気配。ゴースと言うエニシダの一種で覆われている部分が多く、トゲトゲの藪なので、こんな場所は登山不可能かと思われます。
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NTの売店とカフェ。ちょっと日本の温泉街の土産物屋風の懐かしい雰囲気です。ここで一休みして、クリームティを楽しむバイカー達も。トイレも完備されています。この日の午前中は絶好の晴天だったから、駐車場不足が懸念される程どんどん混んで来ました。でもこんな場所、南東部では全く知られておらず、イギリス国内でも周辺地域専門の人気のハイキング・スポットのようです。
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しかし私達は、お昼頃までしかここには居ない予定なので、谷沿いの遊歩道は進まず、てっとり早く眺めの良い高い場所を目指します。カーディング・ミル・バレーの横の、「Bodbury Hill」と言う丘を登ります。
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でも、手っ取り早く高い場所へ…と言うのは、とんでもなくだと言うこと(笑)。ほとんどよじ登るような山道です。実は私は、この日は普通の革靴を履いていたのですが、田舎育ちなので、この位の山道はでもありません。特に田舎者は、下りが早くて脚力に差が出るよ~(ふふん)。
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イングランドには珍しく、あちこち岩がむき出しになっています。この辺りの石灰岩には、化石が多く発見される為、ヴィクトリア時代には地質学者や化石の専門家に人気だったとか。
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「バカと煙は~」のことわざ通り、始めはちょっとだけ(1位まで)登るつもりが、もう少し(2まで)、もう少し…と欲が出て、結局3まで登ってしまいました(笑)。でも返って上部のほうが、勾配が緩やかなのです。
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狙った通り、ここはカーディング・ミル・バレー全体を見渡せる絶好のスポットでした。
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谷の反対側の丘の中腹には、砂防ダムが見えます。上に登るまでがかなり険しい高原ですが、頂上はほとんど平らなようです。
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こんな急な斜面でも、あちこちで羊が放牧されています。スイスを思い出させる風景。
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日本の同じ位の高さの山と違って、高い樹木はほとんどありません。所々にゴースが茂り、後は草が生えるのみ。谷の陽の余り当たらない部分は、シダ植物で覆われています。
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先ほど脇を通ったNTの売店辺りが、あんなに小さく下方に見えます。
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撮影に勤しむP太君。後から知ったことには、この丘は鉄器時代の要塞だったそうです。3まで登れば、丘の反対側が見渡せるかな?と結構期待していたのですが、…そこから見えたのは、なんとゴルフ・コースでした! 私達にとって、ゴルフはほとんど悪しき存在なので(笑)、もおユダ級のガッカリです。
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丘を下る時、その日はマラソン大会だったらしく、谷間を走り登って行く選手達が見えました。ひえー、トライアスロン並みの心臓破りなコースだな~。
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次に、車で西へ移動する予定なのですが、このカーディング・ミル・バレーから見えた、ほとんど尾根沿いの山岳?道路を通ってみたいと思います。
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この道、Burwayと言います。一度チャーチ・ストレットンの町へ戻り、西の突き当たりから、また急な坂道を登って行きます。世界共通で、丘の斜面はお屋敷街になっていました。思った通り、クネクネ曲がっている上に、部分的にしか車がすれ違えない細い道路で、大変スリリングなドライブでした。
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先ほど登ったBodbury Hillや、カーディング・ミル・バレーの上の駐車場が見えます。
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この岩山の左部分は、ヒース(=エリカ、heather)で覆われています。酸性土壌を好む植物なので、もしかしたら元々は火山性の土地なのかも知れません。開花時期のヒースの野を見るのは初めて。
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この辺りには、青銅時代の土塁も点在しているそうです。やはり頂上部分は、車椅子が利用出来る程平らに近いのですが…、
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…そこへ到着するまでの谷の険しさは相当です。こんな眺め抜群の道路、もし日本だったら「なんとかパノラマ道」とか名前が付いて、きっと有料だろうな、などと考えてしまいました。
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by derliebling | 2012-09-24 16:25 | 旅行・お散歩

昔のノリタケの大きなティーポット

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フリーマーケットで、見慣れぬデザインの古いポットに出会いました。一目でイギリスの製品ではないとは分りましたが、ドイツ製とかかな?と思って底のバックスタンプを確認すると、「Noritake, Made in Japan」でした。こんな洗練されたデザインのテーブルウェアを、日本人は作っていたのですね~。
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セピアとワームグレイと金彩・銀彩の渋い色目だけで、中々可愛く楽しい柄に構成してあります。安定感のある本体のフォルムも、飛び出たフタの取っ手の形もお洒落です。中には茶漉し穴があるので、これは基本的にティーポット。カップ5、6杯分は入りそうな大きさで(湯を入れると重過ぎて持ち上げるのが相当大変そうだ~)、あっさりした柄なので、他のティーセットとも違和感無く馴染みます。古いノリタケの製品は、イギリスのフリマやチャリティショップでも時々見掛けます。オールド・ノリタケはさすがに珍重されていますし、アイルランド生産のノリタケ製品もあります。
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私の育ての母のメインの洋食器セットは、ノリタケでした。それは、私が生まれた際、出産祝いを贈って、そのお返しに私の実の母から貰ったものだと言うことでした。つまり、私と同い年のテーブルウェア。藍色のグラデーションの写実的の花模様のワンポイントが付いた、ちょっと和風で地味な洋食器でしたが、育ての母はその食器で沢山美味しい料理を御馳走してくれたので、私にとっては良い思い出がいっぱい詰まったデザインです。一方私の実の母は、10年位前に「ノリタケ友の会」に入って、中々繊細で優雅なデザインのテーブルウェアを、プレート類、スープボウルからティーセットまで、ずらりと一式揃えました。「お母さんみたいな人がいないと、瀬戸物屋の商売が成り立たない」と言って、本当にしょっちゅう食器を割る母ですが、そのノリタケ一式は、10年経った今でも一度も手を付けていないようです…。正に食器棚の飾りorコヤシ。そもそも、その食器に似つかわしい料理を全く作れない母ですし(涙)。
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by derliebling | 2012-09-23 16:21 | テーブル&キッチンウェア

田舎町のお洒落なインド料理店

シュロプシャーで宿泊した宿は、Bed & Breakfastなので、夕食は外へ食べに行かなければなりません。しかし宿には、周辺のお勧め食事処のリストが置いてありました。その中に、インド&バングラデシュ料理店が載っていました。久しくインド料理を食べていないし、これから旅行中は、どう考えてもパブやティールームで食事を取ることが多いのだから、典型的なイギリス料理ばかりになるので、インド料理も悪くないなと二人で同意し、初日の夜はそのインド・レストランへ行って見ることにしました。
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場所は、Church Stretton チャーチ・ストレットンと古いマーケット・タウンのハイストリートです。入店してみて、ムムッ、何だか違う…と思いました。イギリスには、中華料理店と同じ位、どんな小さな町にもインド・レストランやテイクアウェイ(お持ち帰り)があるものですが、大抵ちょっと垢抜けない雰囲気の、油っこい店内なのです。しかしこのレストラン、何だかとてもスタイリッシュ。実際大人気のようで、未だ7時頃と言う早めの時間でしたが、結構広い店内なのに、既に満席! ラウンジでしばし待ちました。ウェイターも概ね若めで、皆テキパキしていました。
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まずは、飲み物とインドの煎餅(マメの粉を揚げたものらしい)「パパドム」を注文しました。パパドムには、4種類のディップがたっぷり付いて来ます。左奥から時計周りに、生玉ネギのサラダのようなもの(サブジ?)、多分タマリンド、緩いマンゴー・チャツネ、ライタのようなヨーグルト・ソースです。マンゴー・チャツネとヨーグルトが好み。…P太のルパン三世Tシャツが写っちゃった(笑)。
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次に前菜です。ワンパターンな私は、インド料理店ではお決まり前菜、「野菜のサモサ」を選びました。でもこれが、ちょっと春巻きみたいな独特な皮で、揚げ物なのにかなりあっさりしていて、味も薄味で、今までとは全く違うサモサでした。これにもディップ・ソースが付き、サラダも付いて、こんなにお洒落な盛り付けなのに、値段は3ポンドもしないのです。
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前菜は、サモサを二人でシェアするものだとばかり思っていましたが、P太もいつの間にか自分用の前菜を注文していました。「チキンのチャッツ(炒め物)」です。私の天敵コリアンダーがたっぷり掛かっているので(食べると嘔吐する)、出来るだけ除けて試食させて貰いましたが、こちらも中々美味でした。
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メインのカレーです。実際には、インド料理には「Curry カレー」と呼ばれる料理はないそうですが、ここでは様々なソースorペーストで味付けされたメインを、総じてカレーと呼んでおきます。インド料理店では、大抵こんな卓上コンロにカレーが乗って出て来ます。温かいカレーソースを、少しずつ皿に取り分けてライスやナーンに付けて食べます。コンロの中には、固形燃料か短いキャンドル(ティーライト)がセットされているようです。右は私の「バター・チキン(特注コリアンダー抜き)」で、以前東中野のお気に入りの南インド料理店で良く注文していた、お気に入りのカレーなんです。元々マイルドですが、ここのは相当甘め。そして美味しかったけど、やたら赤いのでした。左はP太の鴨のカレー(…ソースの名前は忘れた)。鴨はカレーとしては相当珍しいようです。トマトベースの、さっぱり目のソースでした。
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経験上、バター・チキンには断然ライスよりもナーンが合うと思い、プレーンのナーンを注文。タンドーリでこんがり焼いてあります。
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P太がカレーのお供に選んだのは、「キノコ入りピラウ・ライス」。これにもコリアンダーがたっぷり混ぜ込んでありますが、炒めてあると私でも平気です。うーん、でもやはりバター・チキンには、ナーンのほうが合います。しかし一つずつ前菜を注文しては、やはり私達には量が多過ぎるようで、かなりナーンを残してしまいました。
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ついでに、食後にこんなものが出て来ました。ヨーロッパのレストランでお手拭が出て来るなんて、イギリスで殻付きの海老を注文した時と、ノルマディーでムール貝を食べた時以来(つまりはフィンガーボウル代わり)三度目です。しかも日本語付き。と思ったら、大手中華スーパーマーケット「Wing Yip」のオリジナル製品だそうです。どうせなら、食前に出て来て欲しかったけど(笑)。
こんな田舎でこんな洗練された味に出会えるなんて…とちょっと感激したインド料理店でした。しかも、値段は普通のインド料理店と変わらないので(つまりパブで食事をするよりは安め)、大人気なのも道理です。でも、イギリス料理も若干提供していて、隣の席の若者は、フィッシュ&チップスを食べていましたね(笑)。
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by derliebling | 2012-09-22 16:35 | 食べ物・飲み物

人形用「フェアリー・グレン」の水色ドレス kawaii

着せ替え人形の服の中でも、子供の頃の一番のお気に入りと言ったら、やはりフルレングスでスカートのふんわり広がった、ヒラヒラ・レースやフリルがいっぱい付いた、言わゆる「お姫様ドレス」だった人は多いのではないでしょうか。しかしそういったドレスは、子供が勝手に「お姫様みたい」と信じてるだけで、実際には、昔も今も姫君が着る訳ではなく、服装史を全く無視したデザインがほとんどです。現実的に見ると、そういった装飾過剰なフルレングスのドレスは、結婚式のお色直しと共に、演歌歌手のステージ衣装位にしか存在しません(笑)。歳をとるに付け、お姫サマに対する憧れはとんと無くなり、自分のウェディングドレスですら、フルレングスは絶対に仰々し過ぎて格好悪くてイヤと思い込んでいました。
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こちらの水色のドレスは、揃いのキャップと共に、以前eBayで買った結構古い製品です。「Faerie Glen フェアリー・グレン」と言う人形メーカーが、不特定の1/6サイズのファッション・ドール用に販売していたアウトフィットです。つまりドレスのみの販売で、バービー、タミー、シンディ、トレーシィ人形等、ほとんどの27~29インチ・ドール(今の日本ならジェニーやmomokoサイズ)に、着せられるように作られています。スカートの裾が大きく広がったパフスリーブの、いかにも小さな女の子が憧れる「お姫様ドレス」なのですが、水色の水玉柄の魅力が大きくモノを言っています。ドレスの前面はレースのみなので、アンダー・スカートを履かせないとスケスケです(笑)。とりあえず私は、ペチコートを履かせました。フェアリー・グレンは、現代的なカジュアルな服ではなく、民族衣装っぽい、またはヴィクトリアン風の一応服装史に乗っ取ったドレス等、主にロマンティックなデザインの服ばかりを、お手頃価格で出していたようです。販売当時も多く出回り、そして今もビンテージとして結構人気があります。ファッション・ドールの服は、既に香港製が主流だった中、基本的にイギリス製でした。でも縫製は、やはりあちこち雑です。
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フェアリー・グレンは、その名の通り、現在は妖精をモチーフとしたフィギュリンを中心に製造しているメーカーなようです。妖精物…、これまたイギリスでは根強いファンが居る、ディープな世界です。多分、スピリチュアル好きな人が好むのだと思います。イギリスには、今でも妖精伝説の残る場所が結構あります。キリスト教には認められない異端の存在ですが、ケルト時代の自然崇拝の名残なのだと思います。
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by derliebling | 2012-09-21 16:15 | おもちゃ・人形


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


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