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ルイスでアンティーク・モール巡り

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イギリス南部の魅力的な城下町Lewes ルイスには、少なくとも年二回は訪れます。姉へのプレゼントのビンテージ・ジュエリーを買う為に、彼女の誕生日とクリスマス前には必ず行くからです。イギリスには、「アンティークの町」が至る所にありますが、高級なホンモノの骨董品の家具や宝飾品中心の町も多い中、ルイスの数多いアンティーク・モールの品揃えは、全体的に「ビンテージ」寄りで、明らかに女性好み。気軽に買える実用的なファブリック類や食器等も多く、ビンテージ・ジュエリーを探すのには、最も効率の良い場所だと思っています。実際、ロンドンのアンティーク・マーケットに比べると、値段もかなり安めです。
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いつも通りお城近くに駐車して、まずは昼ごはん。ルイスに行くと計画した時から、もう食事の店は決めていました。昨年12月も訪れ、今回もP太が真っ先に楽しみにしていたポーランド陶器屋のカフェです。
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飲み物は、ポット入りの紅茶を注文。二人分で、デザート時までたっぷり飲めます。このカフェは、商品であるポーランド陶器の効果的な使用見本になっています。和食器同様、異なる数種の柄を合わせてこそサマになるのが、このポーランド陶器の魅力です。
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私が頼んだメインは、「キノコとザウアークラウトのピエロギ(ポーランド風餃子)」。前回の「挽肉と野菜のピエロギ」は揚げ焼きでしたが、こちらは茹でたものに炒めた玉ネギを乗せた、ポーランドでも一般的なスタイルです。皮がモチモチつるんとしていて、玉ネギが甘くて、ううっ、美味し~♪ 付け合せのサラダは、中欧で良く出てくる、ピクルスの盛り合わせのようなもの。こんなサラダ、私は結構好きなんです。
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一方P太の注文は、前回同様「グヤーシュ」でした。でも全体的に、メニューが以前とは違っており、前回は「ジャケット(ベイクド)ポテトのグヤーシュ掛け」でしたが、今回のはパン添え。凄く良く煮込んであり、牛肉がホロホロに柔らかくて、単独で食べるグヤーシュのほうが、何だか前回以上に美味しい印象。でも、本家本元のハンガリーの、パプリカの利いた真っ赤な色のグヤーシュとは随分違います。パンもポーランド風で美味しい。サラダには、パンプキンナッツや大麦入りのドレッシングが掛かっています。
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しかし量的には足りず(特に私のピエロギ)、デザートも各一個ずつ注文しました。他のケーキは、「ヴィクトリアン・スポンジ」等イギリスの典型的なケーキで極甘そうだったので、二人とも「ポーランド風チーズケーキ」を選択。中欧の国々で見掛ける、その国独自のカッテージ・チーズを使用しているようです。軽くてさっぱりしている上、かなり甘さは控えめ。甘過ぎるよりは良いけれど、正直フルーツのソースなんかが掛かっていたら、尚良しなのにな…と、ちょっと味に物足りなさを感じました。本当は、デザートには季節限定の「苺のピエロギ」を食べたかったのですが、値段は他のケーキの倍だったので断念。
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食後は、ひたすら姉用のビンテージ・ジュエリーを探す為、アンティーク・モール巡り開始。ルイスの町が魅力的なのは、買い物が楽しいだけではなく、クラシックで素敵な建物が多いからだけでもなく、丘陵地帯の中に位置し、町の何処からでもこんな美しい緑の丘が見えるロケーションだからかも知れません。
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・・・とか言いつつ、ビンテージ・ジュエリーとは関係ない、自分の好みの店もやっぱり覗いてしまう(苦笑)。これは、「ニードルメーカーズ」の中にある、イギリスでは珍しいパッチワーク専門店。もうクリスマスの生地が並んでいました。こんなサンナ・サンヌッカ風のパターンは、近年人気のようです。
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今回は、このパッチワーク店の半地下で、バーゲンセールが行われていました。普段はアトリエになっている部屋のようです。この店、さすがに品揃えはイギリスでは破格に良いんだけど、バーゲンでも値段は高い…。吉祥寺の「コットンフィールド」等しょっちゅう行っていたものですから、ポンド安の今でも、比べちゃうとどうしても買う気がしません。
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でも、半地下内のスタッフ用の台所が、とても可愛く絵になっていてコーフン(笑)。これを見られただけでも、この店に来た甲斐あると思いました。
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このニードルメーカーズの地下(坂道にあるので反対側の公道からは1階)は、かつては全面ビンテージ屋でした。でも今は、ビンテージ屋は半分以下の大きさになり、残りのスペースは、それぞれの小部屋ずつテナントに貸し出されているようです。定着率が余程悪いのか、毎回行く度に店が換わっています…。今回は、中々セレクトの素敵な古着屋が入っていました。
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ルイスには、お洒落な雑貨屋もいっぱい。ガラス越しなので見えにくいと思いますが、キノコ型の紙製提灯風ランプシェードです。キノコ・モチーフ好きの私でも、自分の部屋に使う勇気はないなー(笑)。
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とあるアンティーク・モールの、迫力ある大きなトールペイントのチェスト。
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こちらもアンティーク・モールのディスプレイ。現在のバギー(ベビーカー)に比べ、明らかに品の漂う昔の乳母車。ただし安全性には不安。乗せられた、キッチュな色合いのぬいぐるみにも注目です。
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川沿いにある、お城と並んでこの町のランドマーク的なビール醸造所の建物。割と海に近い町なので、川は満潮時に水が逆流します。
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一通りルイス中のアンティーク・モールを見渡して、結局姉へのプレゼントは、「フリーマーケット」と呼ばれる、この町最大規模のアンティーク・モールで買うことが出来ました。毎回、長ーいハイストリートと「ニードルメーカーズ」&「フリーマーケット」を巡るだけで一日が終わってしまうルイスですが、いつもと違う横道にちょっと逸れたら、未だ入ったことのない大きいアンティーク・モールがあるではありませんか。
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その建物は、どう見ても元教会。大抵のイギリスのモール同様、細かく各オーナーを持つストール(orショーケース)に仕切られていて、支払いは一箇所で済ませるシステムです。他のモールより小奇麗で、値段は高め。素敵なデザインのビンテージ・ジュエリーも充実していたけれど、私には買えない値段でした。
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普段は余り注目しませんが、素晴らしく美しいベネチアン・ガラスの鏡です。
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何処のモールでも、こんな貝のビッシリ張り付いた古い小箱を見掛けました。世界中の海辺のお土産の定番として、今でも売られていそうなアイテムですが、コレクターがいるんでしょうか。
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このアンティーク・モールで、一番好みの品揃えだったストール。パッチワーク・クロシェのグラニー・ブランケット、ヘキサゴン・パッチワークなど、やはりイギリスのビンテージには外せません。ロンドンでは手に入りにくくなっているらしいスージー・クーパーも、ルイスではまだ見掛けます。
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そのアンティーク・モールの隣に、フランス菓子店を発見。凝った繊細な装飾のケーキは無く、シンプルなタルトレットとクロワッサン等のパンが数種あるのみでしたが、その分お値段は手頃でした。昼にもケーキを喰ったくせに(笑)、ナッツのキャラメル掛けタルトとタルト・オウ・シトロンをお持ち帰り。夕食後に、かなり時間が経ってから食べたのに、未だ皮はサクサクで、大変美味しゅうございました。
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可愛い雑貨好きの女性なら、間違いなく気に入るはずのルイス。一日中ショッピングしていても、全く飽きません。その反面、商品テイストが概ね女性的なので、概して男性には退屈な町のようです。忍耐強いP太でも、後半は顕著にウンザリ疲れ切っています(それでも毎回文句も言わずに連れて来てくれるのには感謝。笑)。心残りなく全ての店を廻る為には、決して旦那様と一緒にアンティーク・モール巡りを一日楽しもう♪などと考えず、気の合う女友達と一緒か、いっそお一人様で訪れることを強くお勧めします! もっとも、女性の買い物に丸一日付き合える男性なんて、この世に存在しないのかも知れませんが。
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by derliebling | 2011-08-31 15:02 | 旅行・お散歩

青花ビンテージ・ファブリックのクッション

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あー、好き好き、こんな柄布。60~70年代らしいパターン、色合い、とても好みに合います。フリーマーケットで、元々クッションに仕立てられた状態で売られていました。恐らく手作り。カーテン生地か何かをリメイクしたのかも知れません。その分状態は良好です。35×40cm位。カバーの取り外しは出来ません。同柄クッションが3つ売られていたのですが、微妙に、でも明らかに大きさが違っていたし(何故ぇ?)、特にクッションが欲しかった訳でもないので、一つだけ買いました。一個50ペンス。イギリスで魅力的なビンテージ・プリントクロスと言うと、こんな家具向けの大柄のほうが豊富な気がします。でもスウィンギンの時代のファンキーorレトロポップなものは、熱心なファンが多いせいか、やはり貴重なようです。
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しかし、どんなに好きな柄の布でも、生憎私の部屋にはテイスト的に合わないので、P太のミニシアターにこっそり置く予定…(笑)。ソファが硬くて、映画鑑賞中は良く文句を言っているから、一個位クッションが追加されても大丈夫なはずです。
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by derliebling | 2011-08-30 17:41 | ファブリック

柳の古いソーイング・バスケット

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一見、何の変哲もないフタ付きのバスケットです。山小屋風チャリティショップで買いました。直径20cm、 高さ9cm位(ハンドル除く)。良く見ると、両脇にハンドル、フタには摘みが付いた、中々可愛い形に柳でしっかり編まれています。底のみベニア板なのも、昔のバスケットらしくて魅力的です。
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実は、中面には布が張られ、ソーイング・ボックスになっています。この布が結構素敵な清楚な花柄プリントで、良い具合にビンテージに育っています。
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西洋のソーイング・ボックスに良くある、フタの裏側に針山が付いた仕組みです。また内側の側面には、小さなポケットも付いています。この中面を確認しなかったら、気にも留めないバスケットだったと思います。
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何故なら、元々は、フタにこんな古臭くて安っちいビニールの造花が括り付けてあったからです。針金入りの造花の茎を一生懸命丸めて、フタにテグスで括り付けたようです。誰かが、こういう花を「便所花」と呼んでいたような…(笑)。これはこれで、キッチュ&レトロな魅力があるかも知れません(笑)。
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しかし私は、やはりこの造花は中面の魅力に対してあんまりだと思い、取り外してこんな風にフタをちょこっとアレンジしてみました。生成りのクロシェのモチーフは、日本の通販でナチュラル服を買った時にオマケで付いてきたものです。本来はコースターなのかなあ? それに、フェルトの小花+パール・ビーズを散りばめました。一応、中のビンテージなイメージを損なわないよう、渋めの色のフェルトを選んだつもりです。クロシェは軽くバスケットに括り付けてあるだけだから、気が向いたらいつでも外せます。
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by derliebling | 2011-08-29 16:53 | 手芸用品

テトロン・ジェニー

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ファッション・ドール好きで色々買っている私ですが、タダで手に入れた人形も結構あります。これがその一つです。90年代後半、東レの「テトロン」と言う新素材布地のプロモーションとして出されたノベルティ品のようです。協賛している(つまりその布地を使用している)幾つかの衣料メーカーの商品を一定金額以上買うと、応募葉書を入手することが出来、応募すると抽選でプレゼントされる仕組みでした。一体どれだけの人が応募したのか謎だけれど、当選した時はやはり嬉しく思いました。何せ服装が、それまでの子供向け着せ替え人形に比べると、破格にスタイリッシュでしたから。もう10年以上昔のファッションな訳ですが、今見ても十分お洒落ですね。自分が着たくなるような現実みのある服装だし、カーディガンの透け感も素敵で、キャミワンピのラインや裾のプリーツ等とても綺麗に仕上がっています。それもそのはずで、ボディパーツや服の一部を除くと日本製だそうです。無地のモノトーンなのに、素材感やディテールで充実しています。ショップスタッフさんがこっそり教えてくれたところでは、服はINEDのデザインだそうです。
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モデル人形は、お馴染みタカラのジェニーですが、このノベルティ用に企画された、髪型もメイクも特別仕様になっています。髪型もシャギーの入ったセミロングで現実的だし、ナチュラルメイクで、いつものジェニーより幾分顔が涼しげで可愛いと思います。しかし、多くのタカラの人形の難点で、ルージュがイマイチ。色とツヤの全く無いのが気になります。…これは時代の流れかなあ。今なら唇をグロスでヌラヌラにさせるのに見慣れていますから、こうツヤがないと、昔流行った「落ちない口紅」を思い出します(唇がとんでもなくガッサガサになりました!)。頭の大きさも、一般のジェニーより小顔です。鎖骨も綺麗。ボディは「スーパーアクション・ジェニー」と言う、それまでのジェニーより数段ポーズが自由にとれる画期的なタイプなのですが、私はこれが余り好きではありません…。だって間接が厳めしくって、まるでサイボーグみたい! それに、不必要にクネクネ動くのです。一方ジョイントなど凄~く華奢で壊れ易そうだし、子供用の玩具としては全く不向きです。実際このジェニーは、「対象年齢15歳以上」になっています。
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その後、本当にINEDタイアップのジェニーが出ました。それは懸賞ではなく、普通に店頭で販売されました。確かに、このジェニーに良く似ています。そちらは、また後で御紹介することと思います。
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by derliebling | 2011-08-28 16:52 | おもちゃ・人形

和風のチャイム人形

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私が永田萌もどきのイラストのチャイムをイギリスに持って来た際、P太が「僕のに良く似ている」と見せてくれたのが、このチャイムです。どう見ても日本製で、実際昔日本人のペンパルから貰ったものだそうです。その時は日本のこけしすら目撃したことがなかったであろう英国人の、しかも男子(当時多分中高生)に、こんなものを贈るとは、普通だったら即効フリマかチャリティショップ行きの代表土産ですが、みょ~に律義者のP太だったので、今でもこうして残っている訳です。贈った人も、未だこうして持っていることを知ったら、きっと嬉しいんじゃないかな。頭のリボン紐以外、全て和紙で包まれていて、全体的に色褪せが激しく、顔には水シミが出来てしまっています。チャイムは、確かにソックリな音がします。直径や高さも同じ位、+頭分こちらのほうが背高。もしかして、同じチャイム・パーツが内臓されているのかも知れません。側面のラベルには、「チャイム人形 音姫」と書かれています。モチロン、トイレの音消しが発売される前の商品だと思います(笑)。首の括れが全くないのに人形を表している結構大胆な造形ですが、すっかり色褪せた今でも、あどけない表情と和紙の風合いの優しさが伝わる、中々可愛い製品だと思います。
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by derliebling | 2011-08-27 17:49 | おもちゃ・人形

古いピューターのタンカード

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私には珍しく、非常に渋ーい古物の登場です。ピューター製のタンカード、すなわちビアマグです。酒も大して飲めないので、今までこういうものには、さっぱり縁がありませんでした。実際どの位古いものかは全く分かりませんが、この渋さは、もはやビンテージと呼ぶより、アンティークと呼ぶほうが相応しそう、と勝手に思っています。イギリスにはタンカードのコレクターも少なくないようで、「エドワーディアン風」など懐古的にデザインされた近年の物も多く、古さは素人目には全く予想が付かないようです(単にボロいだけの場合もある)。出自を知る大きな鍵となるのがホルマークですが、このタンカードには一切見当たりません。タンカードとしては小ぶりで、高さは8cm位。容量はせいぜい300mlでしょうか。となると、イギリスでビールの基本容量の1パイント(約600ml)の半分、つまりハーフ・パイントと言うことになります。
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現在イギリス人には、あくまで「ビアジョッキ」ではなく、1パイント「グラス」じゃなければビールは飲めない!と言う人は多いらしく、P太もそうですし、義弟もうちに来た時、勝手にパイント・グラスを探していました(笑)。パブでもビールは大抵パイント・グラスで出され(モチロン希望すればハーフ・パイント・グラスと言うのも有ります)、ジョッキやタンカードが使われているのは、まず見たことがありません。なので、日本から素敵な焼き締めのビアカップなどをお土産として持って行っても、使って貰えない可能性大です。そういうのに注ぐと、ビールが美味しそうに見えるのにね~。ドイツのお土産らしき、装飾の凝ったフタ付き陶器製ビアジョッキも、結局使わないからか、良くフリマで売りに出されています…。
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さて、見た目は単に古惚けて黒ずんでいるタンカードですが、実は良く見ると、中々古風で繊細な模様が彫られています。上から見ると口径は歪んで正円ではなく、あちこち手作りっぽさが滲んでいます。ピューターは、熱伝導率が極めて高い為、冷たいビールを長時間冷たいまま飲めると言う利点があります。ただし、一昔前のイギリスでは、キーンと冷えたラガーではなく、もっぱら室温のエールばかり飲んでいたでしょうから、そういう利点が役に立ったかどうかは謎です。私は、さすがにこれで何か飲み物を飲む勇気はないけれど、ペン立て位にはなるだろうと思って、フリマで貰ってきました。そう、閉店時間間際で、どれでもタダで持っていっていいよ~と言うストールから貰って来たのです。でも家に帰ってから再びじっくり眺めると、中々風格有る佇まいなので、花瓶として使ったほうが雰囲気良いかも…と思いました。
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by derliebling | 2011-08-26 17:02 | テーブル&キッチンウェア

チャーチル首相の愛した邸宅チャートウェル

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ケント州のウェスターハム近くにあるChartwell チャートウェルは、第二次世界対戦時の有名な首相ウィンストン・スペンサー・チャーチルの生涯愛した住居と庭園です。今はNT(ナショナル・トラスト)管理になっていて、入場料を払えば誰でも見学することができます。ところが私達夫婦は、ここへはNT会員証で何度も来ているものの、晩秋か冬か早春に、何処かへのついでとか、クリームティーを食べる為にとか、トイレ休憩に寄っただけ(笑)とか、庭の綺麗な季節に訪れたことがありません。それで今回、ちゃんと庭を堪能しようと来てみました(…とか言いつつ、やはりフリマの帰りにP太の両親の家へ行く途中なんですが)。
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駐車場からチケット売り場&入り口を通って、しばらく鬱蒼とした木々に囲まれた通路を通って行くと、美しい緑の谷と湖、そして屋敷が見えて来ます。
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まずは屋敷の手前に、壁(石塀)と石垣に囲まれた、ほぼ正方形のバラ園があります。
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うわー、ここがこんな華やかだったのを、今まで見たことがない(笑)。イギリスを訪れるのでしたら、やはりバラの季節をお勧めします。バラの花の無い時期とは、印象が全く違いますから。と言っても、四季咲きのバラなら、5月から晩秋位まで長期間咲き続けています。
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バラ園は、大まかに十字路で仕切られています。沢山のバラが植えられていますが、実はそれぞれの色に付き各一種、合計四種位しかありません。
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サーモンピンクのバラは「ブレシングス」。とても香りの強い品種です。
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赤いバラは「ロイヤル・ウィリアム」。ここのバラは、フロリバンダとハイブリット・ティーがほとんどです。
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少しカジュアルな雰囲気のダブル咲きのペールピンクとクリームのバラは、その名も美味しそうな「ピンク・パフェ」。この種類のみ、香りはほとんどありませんでした。
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白いバラは、最後まで植物札が見付からず、品種名が分かりませんでした。
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バラは数種だけですが、壁際はミックスボーダー花壇になっており、イングリッシュ・ガーデンでは御馴染みの沢山の種類の植物が、高さに寄って巧みに組み合わせてあります。
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Walled gardenは、いかにもイギリスらしい庭園形式の一つですが(昔は「秘密の花園」の中だけの特別な存在かと思っていた)、どうしてわざわざ高い塀で囲んで、日当たりを悪くするんだろうと不思議に思っていました。しかしどうやら、強い風から植物、特にバラ等を守る為のようです。
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これがチャートウェルの邸宅です。お城やジョージアン&ヴィクトリアンのお屋敷に見慣れてしまうと、一見地味な外観に映るかも知れませんが、そこはやはり大国の首相の私邸。一般住宅の大きさとは比べものにならないし、内装も豪華です。また、そんなに古くないだけに、結構機能的な屋敷のようです。(内部見学は予約入れ替え制。チケット売り場で申し込み、邸宅見学付きか、庭園のみかを選べます)。
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屋敷の東側は、広いテラスになっています。奥にはパーゴラと東屋?が見えます。テラスの下は草原や湖のある広い谷間に続き、ここもチャートウェルの敷地で、入園者は自由に散策出来ます。
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またテラスからは、チャーチルが愛用したアトリエが見下ろせます(ここもちゃんと見学したことない…。汗)。現在は、彼の絵画作品が展示されているそうです。厳つい外見のチャーチルですが、実生活では中々マメな家庭人で、この愛するチャートウェルで、創作活動や庭いじりに勤しんでいたようです。
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邸宅から南に進むと、見晴らしの良い場所に、大きなお屋敷の庭には大抵付き物の「ペット墓地」が。ブルドッグ似のチャーチルですが(笑)、実は大の猫好き人間だったそうです。「チャーチル」と「猫」と聞くと、ロンドンのとあるホテルで飼われていた、チャーチル君という名前の物凄いデブ猫を思い出します…。
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その下方に、バラ園と並ぶここの庭園の見所、「キッチン・ガーデン」、すなわち菜園があります。背後には、ケントの美しいWeald 森林丘陵地帯が連なっています。
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ここがこんなに楽しい状態なのも、初めて見ました(笑)。菜園とは言え、花も沢山植えられています。
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野菜畑と言っても、単に野菜を収穫する目的だけでなく、色々楽しい工夫がされています。例えばこれは、地元の小学生が実験している、靴下やシャワーキャップに野菜を植えた斬新なアイディア。
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「お化け野菜」…、もう何年も生き続けているラディッシュだそうです。野菜の猫又みたいなものか??
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茎の部分の艶やかな赤い色が眩しい野菜。こうして見ると、何だか野菜も美しい(笑)。
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冷涼な気候で、イングリッシュ・ラベンダーもこの通り元気旺盛です。
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ここは日当たり抜群だから、金魚草もきちんと直立していますが、うちの金魚草は日陰に勝手に生えて来て、茎が曲がりくねっています(笑)。
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ツゲの垣根に囲まれた中央は、バラの小径になっています。
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バラは黄バラのみで、後はネプタなどの紫色の花、ラムズイアーのような銀葉植物が縁を彩り、色彩計画には徹底しているようです。
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そんな中に混じっていた、繊細な花色のバラ。名前は「アプリコット・ネクター」です。
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バラの小径を挟んだ菜園の北半分は、ほぼ花とハーブで占められています。
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一本の支柱毎に、花色の違うスウィートピーが咲いています。
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これはミントの一種だと思うのですが、先のピンクの部分は花ではなく、実は葉です。下に見える小さな白いものが花です。
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壁際は、蔓性の果物とボーダー花壇。
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これは「ジャパニーズ・ワインベリー」と言う名前なんですけど、日本で見たことないなあ。
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実はこの時に、程遠からぬロンドンで暴動が起きていたのです。…そんな荒れ狂った現実とは、まるで別世界のような所でしょう? 実際こういう場所は、暴徒達にとって一生訪れることのない、全く興味外の「別の惑星」なのだと思います。イギリスは、人間の価値観や質の差が恐ろしく激しい国ですから。
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by derliebling | 2011-08-25 16:03 | 旅行・お散歩

ハンガリーの半袖刺繍ブラウス

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イギリスのフリーマーケットで手に入れましたが、ハンガリー土産の代表的な、マチョー地方の刺繍のブラウスです。こういうフォークロアな刺繍の服って、一般のファッション・メーカーからも真似たものが沢山出ていますが、やはり本家本元が一番可愛いと思います。何せ総手刺繍ですし、流行やマーケティングを意識していない、素朴な愛らしさが決め手です。デザイン的には、マチョー刺繍のブラウスとして、これは最も基本的と言える柄と色合いで、ちょうど私が最初にブダペストに行った時に買ったブラウスの半袖版と言ったところ。もう何枚も持っているし(実家にもまだある)、見慣れたつもりだったけど、袖まで刺繍がしてあって、やはり捨て難い可愛さです。ただ襟元を絞って結ぶ紐は無くなっていたので、ホックで留めるよう改造しました。紐は、ブラウスに縫い付けてある訳ではなく、開き口の両脇のループに自分で通す仕組みなので、失くし易いし少々面倒臭いんです。このホック式の方が着脱ラクチンです。
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この手のお土産ブラウスは、古着として日本は勿論、ヨーロッパ中で見掛けるので、常にある程度人気があるアイテムなのだと思います。多分、70年代のボヘミアン・スタイルとして流行したようです。当時は、頭にバンド+ベルボトムとかと合わせていたのかなあ? 私は、相変わらずデニムのミニスカートorショートパンツ+レギンス、またはロールアップのジーンズで合わせたいと思います。レギンス…、日本の男ウケ最悪だと良く耳にしますが、P太は全く気にしないので、私にとってはでもありません(ワンピースにジーンズを合わせる格好は、余り好きじゃないようですけど)。これからも、余程レギンスが世から廃れない限り、レギンス女で行きたいと思います。そもそも、レギンスが嫌いだなどと言う男は、女の服は脱がせるか覗き見出来るかの目的だけで見ている程度の男ですから、気にするまでもありません(笑)。
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by derliebling | 2011-08-24 17:02 | ファッション・コスメ

古いオランダの木靴のスーベニール・ブローチ

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木靴と言えば、チューリップや風車と並んで、オランダの典型的なモチーフだと思います。今でもオランダでは、木靴を模った様々な土産物が売られているようですが、これはかなり古い木靴型のブローチです。長さは3.5cm位で、ちょうど1/6ファッション・ドールに合いそうなサイズ。実際リカちゃん等に履かせることが出来ます。私も最初は人形に履かせようと思ってフリマで購入したのですが、赤い紐や古いタイプのピンなどを合わせた状態が魅力的なので、このままとって置くことにしました。1950年代頃のものではないかと思います。手作業で削ったらしい木靴を、木肌を生かして縁だけ彩色し、更に左右柄の違う風景画のプリントが転写されています。ブラブラ揺れる形態も、ブローチとして楽しいと思います。
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一方こちらは、実際ファッション・ドール用に使っているもの。ちゃんと履けます。元はキーホルダーでした。左右の大きさが違うのも御愛嬌の総手作り、かつ総手描きで、これも割合古い物のようです。風車と思しき、下手っちい風景画が描かれています。やはり木肌に赤いラインがポイント。現在オランダで売られている、キーホルダー&マグネット等木靴モチーフの土産物は、木靴が片方だけだったり、左右くっ付いていたり、プラスティック製だったり、全面塗装だったり…と、可愛さがこれらより数段劣る気がします。
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そう言えば、こんな更に原始的なお土産木靴ブローチも持っていたことを思い出しました。随分前に、やはりイギリスのフリマで買ったものです。帽子の塗装がハゲハゲなので、さすがに実用はしていませんが、素朴な可愛さと古い味わいが気に入って手放せずにいます。木靴の片方に「Alkmaar」と文字が入っており、オランダの地名のようです。木靴自体の長さは約2cmで、焼きごてペンとエナメルに寄る手描きのハート柄が入っています。木靴をぶら下げた紐の長さが、左右で微妙に違うのがお洒落です。帽子には、小さなフェルトの白い(そう、かつては白かったんだと思う)花が付いています。ピンの形態は、上のブローチに良く似ています。この手の木靴型手作りスーベニール・アクセサリーは、オランダだけじゃなくドイツ等にも1940~50年代に存在したらしく、ベルリンの蚤の市でも見掛けることがあります。
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by derliebling | 2011-08-23 16:00 | アクセサリー

フィッギオの「マーケット」のボウルとプレート

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フリーマーケットで、目に入った瞬間、向こうから「私を買って♥」と訴えているような商品に出会え、更に無理しなくとも買える値段だったら至福の時です。このボウルと皿は、正にそんな商品でした。ビンテージ・テーブルウェアで人気のノルウェーの「Figgjo フィッギオ」の、「Market マーケット」と言う柄だそうです。1970年代の製品で、デザイナーは、「トール・ヴァイキング」と同じくTuri Gramstad Oliver。マーケットと言うだけに、八百屋、花屋、魚屋など色んな種類のお店の柄があるそうです。でも使用色はシリーズ全柄共通で、渋いグリーン三色を巧みに組み合わせてある、大人の可愛さなのが魅力です。二つで3ポンドと言われ、2ポンドに値切ろうとしましたが負けて貰えず、それでも買いました。まあ、単純に2で割ったとしても、一つ1.5ポンドだと思えば、フリマでもそんなに高くはないかとは思います。それに、どちらも製造時に出来たらしい小さなカケ(凹み)がある位で、状態はとても良いのです。
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ボウルは直径8.5×高さ4cm位。元は、もしかしたらシュガーボウルだったのかも知れません。言わばココット皿位の大きさなので、何にでも使い勝手が良さそう。果物、野菜、花、魚と、市場で売られる商品は何でも描かれています。中にはアーティチョークらしきものも。
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皿は約25×11cm。ちょっと凝った不思議な形をしています。盛るとしたら、やはりお菓子やサンドウィッチかなあ? 柄は、チョビヒゲが胡散臭い(笑)オヤジの青果店のストールと、買い物を済ませた奥様達。二人の服装もお洒落で、縁の文様も素敵です。
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これを眺めていて、「あ~、北欧や中欧のデザイン、特に昔のって(余り持っていないけど)やっぱり可愛い。自分の好みに合う~」と改めて思いました。単に可愛いのではなく、その国の絵本や児童文学の挿絵等に共通した、一クセあって掴みどころのない、不思議な魅力があります。この時代のテーブルウェアには、イギリスにも素敵なデザインが沢山ありますが、一方イギリスの絵本は、私にはサッパリなものですから…。北欧ビンテージは、北欧なら豊富にあるかもと思う反面、本国のほうが価値が分かるので、値段も張るとは思います。ここでこうして北欧ビンテージを、思いの他手頃な値段で手に入れられる機会もありますが、滅多に出会えるものではないので、こういう出会い、大切にしたいと思います。
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by derliebling | 2011-08-22 16:43 | テーブル&キッチンウェア


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


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