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ウィーン製ミュージカル「エリザベート」とシシィ伝説

f0141785_8355925.jpg単にウィーンが好きで2、3ヶ月滞在していた時、ちょうどミュージカル「エリザベート」の初年で、かなり盛り上っていました。そのポスターのグラフィックは、オーストリア皇后エリザベート、すなわちシシィが、年老いた顔を隠す為に愛用した”扇だけ”という地味さで(左のCDジャケットと同じ)、最初は余り興味も湧かなかったのですが、オーストリア国営放送で舞台が紹介されいるのを見て、俄然見たくなり、早速チケットを取って出掛けました。ドイツ語のミュージカルなんて「会議は踊る」以外想像できませんでしたが、出演者の熱演、歯切れの良い展開、印象的で耳馴染みの良いメロディラインがすっかり気に入りました。ストーリーは、自由奔放な父に似て、公爵令嬢らしい教育もロクに受けず野生児として育ったシシィが、皇帝フランツ・ヨーゼフと劇的に恋に落ちるエピソードから始まり、当時の社会背景を織り交ぜながら、姑との確執、宮廷生活に馴染めず旅に明け暮れる日々、皇太子である息子の自殺、そして自ら暴漢に暗殺されるまでを描きます。暗殺者のルイジ・ルキーニがストーリー・テラーであり、彼女の人生に常にイケメン死神(トート)が付き捲ったというのも、斬新で面白い脚色でした。余りに気に入って、その後すぐCDも買い、何度も聞きました。とても少女漫画っぽい内容なので(実際その後森川久美が漫画化しています)日本でやるなら絶対宝塚に合うよな~と思っていたら、数年後本当に宝塚で上演されました。今では帝国劇場でもロングヒットとなっていますが、チケットを取るのが難し過ぎて、結局日本で見る機会はありませんでした。
何を隠そう、私は相当「シシィおたく」です。皇后エリザベートに関する本は、目にする限り読み漁りました。ウィーンに滞在中は、田舎の城館で開催されていたシシィ展を、駅から10km以上、マルヒフェルトと呼ばれる平原を延々と歩いて見に行きました。しかし、決して彼女の劇的な生き方や美貌に憧れるとか、不幸な境遇に同情するというのではありません。何故興味があるかと言えば、「すんごい変人だったから」と言う、もしも彼女が生きていたら、多分一番嫌がったであろう好奇心を向けています(笑)。
f0141785_8362140.jpgシシィは今だ謎の多い女性で、逸話・伝説には事欠きません。我が強く気性が激しかったとも言われるし、諦めが早く大人しい女性だったとも言われます。使用人を邪険に扱ったとも、気さくで優しかったとも言われ、掴みどころがありません。これはどうやら、好き嫌いの極端にはっきりした、並外れて気まぐれな性格だった為のようです。バイエルンの狂王ルードヴィッヒ二世の親戚で、血統的に精神不安定な、言っちゃえばシシィはキ★ガイの一歩手前だったみたい…。また、どの本もシシィ贔屓の立場から書かれているので、実の伯母であり姑のゾフィーを極悪人のように扱っていますが、確かに厳格で古臭い封建主義にガチンゴチンの出しゃばりなオバサンで、シシィとは性格的に合わなかっただろうけど、ゾフィーが妹のルドヴィカ(シシィの母)に宛てた手紙を読むと、決してシシィを憎悪していたわけではなく、少なくとも義母・伯母として人並みの気遣いと、大人としての理性的な余裕は持っていたように感じられます。返ってシシィのほうが、幾つになっても大人げなく、意固地にゾフィーを嫌悪・拒否し捲くっていたように、何冊かの本を通して読むうちに思うようになりました。こんな厄介な嫁、許せるほうが奇特だし、彼女の皇妃・妻・母としての無責任ぶりは、非難されて当然という気がします。君主制を否定し自由主義に憧れながらも、実質的な意味は理解せず、自分の美容や別荘(城)の増建設、旅費、高級馬の購入には、国民の税金を湯水のように使い捲り、皇妃と言う地位にドップリと甘んじていました。こんな人の国民でも臣下でも困るし、友達や親戚でも真っ平御免だなー。他人の立場や迷惑を省みるというセンスが、致命的に欠如したお方だったようです。そんな好き勝手に生きても、最後まで夫からは心底愛され、結局自分の望み通りの死に方をしたのだから、息子やルードヴィッヒの死を除けば、赤の他人が哀れむ程不幸な人生では全くないと思います。
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          ウィーンで買った「図説シシィ」の本。でかくて重い。

浪費家で努力嫌い&忍耐ナシの妃と言うと、ハプスブルク出身のマリー・アントワネットとダブります。実際、在オーストリアのベルギー大使夫人が、シシィのことを「こんなとんでもない変人が皇妃をやっていて、この国で革命が起きないのが不思議」と思っていたそうです。勿論本人達に会って確かめたわけではないし、彼女達の生きた時代も違うので、比較するのも可笑しい話ですが、実はアントワネットのほうが妃として幾分マシだったのではないかと思えてなりません。少なくともアントワネットは、贅沢三昧と言っても、豪華な城をおっ建てたりはせず、子供達に対しては真っ当な母親だったようです。その点シシィは…、断頭台の露とは消えず、ルードヴィッヒのように退位に追い込まれ幽閉されることもなく、本当にラッキーでした。
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        シェーンブルン宮殿に止まっていたハプスブルク柄バン。

そして、シシィは本当に絶世の美女だったのか?と言うと、これも結構疑問視しています。度々シシィにドタキャンされていた英国王室では、シシィの評判はすこぶる悪く、「噂程綺麗ではなかった」と記録しています。確かに写真で見る限り、当時の英国皇太子妃アレクサンドラのほうが、余程美しかったのではないかと想像出来ます。実はシシィは歯並びが悪く、コンプレックスを持っていたので、公共の場では口数少なく、残された肖像画も写真も、全て口を頑なに結んでいます。またシェイプアップの為、貴婦人らしからず、炎天下の中強歩に励んだ為(とんでもないスピードだったらしい)、シミそばかすが多かったようです。しかし、流行のファッションや凝った化粧には興味はなく、歩き易い靴を好んだ点には好感が持てます。また、立ち振る舞いや仕草から滲み出る美しさや高貴さにも、拘っていたようです。ある本で、長年極秘にされていたシシィの晩年(50歳代)の写真を見たら、単なる地味な上流家庭のおばさんにしか見えず、輝くような美貌とか、驚くべき若さとは程遠いものでした。当時のダイエットは、間違った知識だらけでしたから、晩年は相当健康を害し、体はボロボロで、実際リウマチに苦しんでいたようです。シシィ展で見た彼女のドレスは、肖像画や写真で想像する以上に細~いものでした。何せ身長172cmで、常に体重50kg以下をキープしていたのですから、現在のスーパーモデル以上の細さかも知れません。しかし、それが当時の美意識に受け入れられていたかどうかは、甚だ疑問です。…時々いますよね。ナイスバディではなく、ガリガリに固執する人。彼女はそういうタイプだったのかも。ともあれ、今でも我々が真っ先に思い浮かべるのは、彼女が望んだ通り、いつまでも若くて美しいシシィなのですから、その自己プロデュース力は、お見事あっぱれと言うしかありません。
なお、ロンドンは「ミュージカルの街」なのに、イギリスでは政治的な問題が絡んで、今だ「エリザベート」の上演が実現できないそうです。イギリスと言えば、パリで不慮の死を遂げたたダイアナ妃は、良く境遇や生き様がシシィに似ていると言われています。ダイアナ妃と聞いて、f0141785_03753.jpgダマールのババシャツを思い出す私ですが(つまりそれ位興味がない)、同時に、シシィ様もダマールの下着を持っていれば良かったのにね…とつくづく余計なことを考えます。シシィは抜群のプロポーションを誇示するため、極寒のウィーンの冬でもコートを羽織るのを拒否し、代わりに薄い鹿の皮の下着を、ドレスの下にピッチリ体に沿うように、毎日侍女達に縫い付けさせていたそうです! これを聞いて、友達が「ひゃー、プライドのおばけだ」と言っていました。

←有名なヴィンターハルターの肖像画を元にした「シシィ・バービー」(日本未発売)。顔は特に似ていません。
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by derliebling | 2010-04-30 07:23 | 本・メディア

ガラスのマーガレットのビンテージ・ブローチ

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大規模フリーマーケットの、50ペンス均一の中古アクセサリーの中から、自分用に買いました。直径3.5cm程の古いブローチ。マーガレットらしきお花は、ガラスで出来ています。花びらにはパール掛かった白が塗装してあり、盛り上ってツブツブのある中央と、花びらの何枚かの先のみ赤くペイントされています。この花びらの一部分にだけちょこっと赤を入れたのが、何とも小気味良いアクセントになっていると思いました。イギリスでは今まで見掛けたことのないタイプで、もしかしたらドイツ語圏の製品かな?と思っています。以前ウィーンの蚤の市で購入した、このガラスのパーツに仕様がそっくりなので。
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裏面はこんなかんじ。1950年代以前のブローチに見られるような、古風なピンが付いています。塗装に剥げはありますが、ガラス自体にカケは無く、古い物にしては状態良好です。レース襟などの中央に着けたら、清楚で可憐だと思います。
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by derliebling | 2010-04-30 07:19 | アクセサリー

アメリカン・カントリーのグリーティング・カード

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仕事柄、「インターナショナル・ギフトショー」という雑貨中心の見本市に毎回参加していたのですが、新商品を紹介しているはずなのに魅力的な商品は滅多にないし、例え気に入っても見本市だから基本的に買えないし、決して面白いものではありませんでした。でも最終日には、主に海外の参加者は、荷物を減らす為に展示品の販売を行ったりしました。その時とても欲しくなって購入した、アメリカのカードです。普段アメリカン・カントリーって然程興味ないんだけど(特に「ラガディ・アン」のようなカントリードールは苦手…。全く可愛いと思えない)、これは今見ても、デザインも色も繊細で魅力的です。サイズはA6位と、グリーティング・カードとしてはちょっと大きめ。地色は生成り。中面は無地。柄はシルク印刷。浅いエンボス加工が、デザインに奥行きをプラスしています。
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淡い水色で優しい雰囲気。連続模様で単色でも、全く退屈な印象はありません。
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高度なパッチワークのような、かなり複雑なパターンです。四隅の花柄が可愛い。印刷色は、カントリーらしいコクのある赤。
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ステンシルやキルト等で御馴染みの、アメリカン・カントリーを代表するバスケット・パターンが連続したもの。
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この柄は、鳥モチーフで特にお気に入りです。甘過ぎない大人のピンクもポイント。
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ちょっとキリリとしたインディゴのグース柄。これもキルトを元にしたようなパターンです。
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by derliebling | 2010-04-30 07:17 | ステーショナリー・グラフィック

4月の猫便り

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実は私は貧血がひどくて、ちょっと運動するとすぐに眠気に襲われます。その日は気温の高い中ガーデニング(と言う名の野良仕事)をしていて、終了するとすぐに眠くなりました。こうなると、何をやってもはかどらないので、仮眠をとるしかありません。ベッドで横になっていると、早速愛猫ポコちゃんがやって来て、「嬉しー、嬉しー、嬉しー♪」と甘えっこセレモニー。最近は、マミーを独占できるのが寝室の「おねんねの時間」だけだからか、フミフミ、パリパリ、ノドを大音響でゴロゴロ、ヨダレ垂れ捲くり(苦笑)と、おねんね前の甘えっこが一際派手で大興奮になって来ました。彼女にとって不本意な義弟、トラ猫とらじ君がこの家に来て以来、それももっともなので不憫に思い、安眠を邪魔されながらも、じっと彼女のセレモニーを受け入れました。
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結局眠ることは出来ず(巨漢ポコちゃんが私の腹の上で寝たので…)、10分程横になっただけで起き出すと、ドアの外で、トラちゃんが鎮座マシマシして、ずっと私を待っていました。マミーを探して、この部屋に居ることは突き止めたけれど、ポコちゃんが最後の聖域として、この寝室にとらじが近付くと激怒するので、鈴の音も鳴らさず、ずっとそこで待ち続けてていたのです。私はまた、トラちゃんをも不憫に感じました。
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たまちゃんを飼い始めた時に、初めて「猫のお母さん」になりましたが、そうして見ると、どんな猫も本当にお母さんを必要としているのだと、ひしひし感じています(それを聞くと、「ライオンなど猫族にとっては”お父さん”は重要じゃないからなァ」などと、P太はいじけたことを言いますが)。彼らは、私からの愛情を微塵も疑っていません。しかし、例えどんなに愛情深いお母さんでも、子供が二人(以上)いた場合、時に愛情が一人っ子の2倍になりますが、物理的にどうしても半分、または一方の子供に集中し、もう一方はゼロという場合もあります。それは、3人きょうだいの真ん中の私が、良く体験して知っています。ヤキモチ焼きのポコちゃん、淋しがり屋のとらじ、両方がマミーを独占したいのだとは重々感じています。まして仲の悪いポコ・トラきょうだいですから、お母さんをシェアしようなんて考えは毛頭ありません。
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今だって、「にゃんにも悪いことしていないのに、どうしてマミーは置いていったにゃ」と悲しんでいるかも知れないと考えると、胸が詰まります。彼らを養子として引き取って以来、全力注いで一生幸せに暮らせるよう願っているつもりなのに、全く自分勝手な都合で(猫にしてみれば)淋しい想いをさせることが度々あるのを辛く思っています。---いえ、ポコトラに会えなくて淋しがっているのは、返って私のほうが一方的かも…。こうして猫達と離れていると、彼らがどんなに愛しい存在か、どんなに(例え普段はオイタしまくりでも)私を幸せにしてくれているかが実感できます。
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by derliebling | 2010-04-23 06:25 | 動物

ファイヤーキングの「メドウグリーン」のキャセロール

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高速に渋滞の出来るフリマ」で、まだまだ買いました。以前も御紹介したファイヤーキングの「メドウグリーン」というパターンの、これは口径約18cmキャセロールです。ミルクガラスのキャセロールは、調理用具&食器兼用で便利とは言え、もうすでに沢山持ってるし、収納場所もないし~と、心の中で格闘しながら手にとって眺めていたら、店主さんに「それは20ペンス(約30円)だよ」と声を掛けられ、反射的にそそくさと財布を取り出す意思の弱い私(笑)。イギリスでも、アメリカのファイヤーキングの商品をたまーに見掛けることがありますが、どういう訳か、このメドウグリーンばかりです。特に好きなパターンだし、返ってアメリカ本国より安価かも知れないので、大いに結構なんですけど。
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ところで以前、隣町のチャリティショップで買った、アメリカのパイレックスの「グースベリーのシンデレラ・ボウル」と呼ばれるミキシングボウルは、結局再び連れて行ってもらって全部購入しました。しかし、入れ子式に4つで1セットのうち、何故か2つの底には「JAJ(イギリスのパイレックス)」のホルマークが。イギリスでも製造していたってこと?? ・・・でもまあ、他でセットが揃っているのを見掛けたことがなかったので、別に問題はありません。しかも一番大きなサイズは、思っていたよりも巨大で、まるで洗面器並の大きさ! 重さも相当なので、棚から出したり仕舞ったりと、とても使い廻せるとは思えず、これのみはサイドボードのこやし行きとなりました(苦笑)。でも本当に素敵なデザインなので、毎日居間で眺めることが出来て幸せです。
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by derliebling | 2010-04-23 06:18 | テーブル&キッチンウェア

旅行中です

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今頃は「日本からこんにちは」のはずが…、
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「ドイツからこんにちは」に変更となりました!! そう、あの噴火に巻き込まれたのです。出発予定日は、正に空港が丸閉鎖した次の日。一月から予約していたのに…。まさかイギリスで火山に影響されるとは、正しく青天のヘキレキです!余りの運の悪さに、自分でも笑っちゃうしかありません。でも空港に缶詰で難民状態になった気の毒な人達に比べたら、ずっとマシだと自分に言い聞かせました。そして、その後もチケットを再予約するどころか、空港が再会する目処も立たないので、さっさと今回日本行きは諦め、車&フェリーでドイツ旅行をすることに変更したのです。
ベルリン&ドレスデンの蚤の市、エルツの木のおもちゃ、城ホテル、そして美味しいドイツ料理を楽しんで来たいと思います。日本語入力ができない為、しばらくコメントの返答はできませんが、今まで書き溜めた草稿(旅行に関係ない)をアップする位なら出来るかも知れないので、引き続きこのブログを時々読んでやって下さいね♪
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by derliebling | 2010-04-21 06:19 | ごあいさつ&お知らせ

早春のスタンデンとウェイクハースト

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土曜日は快晴で相当暖かかったので、こんな日を無駄にしてなるものか~、お弁当を持って綺麗なお庭に出掛けよう!ということになりました。うちから近いナショナルトラスト管轄の庭園と言えば、現女王の両親がハネムーンを過ごした「ポールスデン・レイシー」、「ナイマンズ」、「スタンデン」、キューガーデンの分園「ウェイクハースト・プレイス」、ウィンストン・チャーチルの邸宅「チャートウェル」などですが、早春のスタンデンにはまだ行ったことがなかったということで、スタンデンを選びました。
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スタンデンは、ウィリアム・モリスの友人ウェッブが設計した、アーツ&クラフツの見本のような邸宅です。着いたのはちょうどお昼頃で(…いつもP太のせいで出遅れる!)、到着するや否や、早速お弁当のおにぎりをパクつく私達。
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お天気も良くて気分最高~♪と思っていたものの、良く見渡すと、人も少なく、庭が非常に淋しいことに気付きました。
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「家」が最大の見所のスタンデンですが(実際建物の中は、見学者でいっぱいだった)、5~7月には庭園も大変美しいんです。でも早春のスタンデンの庭は、余りにも花が少ないみたい。夏には花いっぱいのボーダー・ガーデンで、この時期咲いていたのは、せいぜいこの水仙の仲間と、アネモネ・ブランダ、ムスカリ位。
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キッチン・ガーデンから眺めたお屋敷。今回は、ここのアイドル猫ポペットちゃんにも会えなかったし、こりゃどうも、ここで半日過ごすのは退屈だなあということで、昼食を済ますと、さっさと7~8km離れたウェイクハーストへ向かうことに。
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やって来ました。ウェイクハースト・プレイス。
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あー、…これです! 早春に楽しみたかった風景は。---実はスタンデンとウェイクハーストの入場料合わせて、一人16ポンドは軽く超えるんです。こんな贅沢が出来るのも、ナショナルトラストの永久家族会員になっているから(と言っても、イギリスに住んでいれば誰でもなれる)。一年に5~8回程訪れれば、元は十分取れます。
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ここでも、夏は花でいっぱいだったボーダー・ガーデン、そしてウォルド・ガーデンは、咲いているのはせいぜいチューリップ位で、非常に淋しい状態でした。
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これ↑は昨年7月に撮影した、ウォルド・ガーデンの同じ場所。
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でも早春の庭園には、木の枝で編んだオベリスクなど、花いっぱいの夏の為の下準備を見ることが出来ます。ガーデニング・ビギナーの私にとって、学ぶべき点はいっぱい。例えば、この見事にこんもり茂った蔓バラ(7月撮影)は…、
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こんな複雑な構造の骨組み(?)になっていたんです↑。
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こんな時期だからこそウォルドガーデンで目立っていた、ピンクの鮮やかなヒマラヤ・ユキノシタ。普段は日陰に咲く、割と地味な植物です。
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バラのような可愛いセダムにも目が留まりました。
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そしてウェイクハーストには、こんな季節でも楽しめる「ウィンターガーデン」もあるのです。植えられているのは、主にエリカ(Heather)。
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こちらはDaphneと言うからには、沈丁花の一種のようです。日本のものより弱いのですが、甘い香りがします。
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ウェイクハーストに沢山植えられている、艶やかな赤い実が可愛いシキミア(Sikimia Japonica)。
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シキミアは、こんな小さくて可愛い、香りの良い花をいっぱい付けます。常緑だし、実も花も楽しめるし、これは我が家にも植えなくては。
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そして、キジのやたら多いウェイクハーストです。この時期は特に、オスが可愛い子チャンを求めて大胆に走り回っています。
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こんな快晴の週末ともなれば、ピクニックを楽しむ人で(多少肌寒くとも)いっぱいなのがイギリス。
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これは名前を確認しなかったなー。もしかして蝋梅の一種でしょうか? 透けたクリーム色の花が、ゆらゆら揺れて可愛いのです。
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そして、この広大な庭園で一際目立つ、鮮やかなピンク色の木を目指します。
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遠目には紅梅か桜の一種かと思ったのですが、それは木蓮でした。
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しかも、一つの花が大人の顔程もある巨大木蓮。花びらを拾って見たら、まるでグリッターを塗したようにキラキラ光っていました。
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小川の側にも鮮やかな木蓮の木が。
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小川のほとりには、日本の水芭蕉とほぼ同じ花が咲いていました。
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こちらは北アメリカ原産の黄色い水芭蕉。「スカンクのキャベツ Skunk cabbage」と呼ばれているそうです。
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ボールのようにこんもり咲くこのプリムラも、水辺を好むようです。青味掛かった透明感のあるピンクが綺麗。
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ゼンマイみたいなシダ植物の芽。渦巻きに春の大地のパワーを感じます。
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シャクナゲにも、すでに咲いているものがありました。こちらのシャクナゲは、大抵びっくりする程巨木なんですよ~。
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小川を下ると、「日本の菖蒲園」に到達します。勿論菖蒲は芽吹いたばかりですが、滝の側に水仙が咲いていて、これはこれで風情があります。
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日本で言うバイモの仲間、「フリチラリア・メレアグレス」。別名「蛇の頭 Snake head 」と呼ばれています。
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小川の側の木蓮を、丘の上から見たところです。一面の見事な水仙畑。
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木蓮の木に近付いてみましょう。
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こちらも大きな花です。
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やっぱり青空に木蓮は映えますね~。幾ら眺めていても飽きない幸福な光景です。
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結局ウェイクハーストに移動して大正解。こんな時期でも、結構花を十分楽しめました。近くのナイマンズにも木蓮の巨木があり、この時期木蓮花見が楽しめます。
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by derliebling | 2010-04-18 21:31 | 旅行・お散歩

刺繍のミニバッグ

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こちらも、高速道路に延々と渋滞を引き起こすフリーマーケットで購入したものです。幅25cm程の、パーティ用の小ぶりのバッグです。このバッグの出自は、何一つはっきりしません。刺繍は明らかに手縫いで、いかにもイギリスのビンテージらしいデザイン&色合いです。しかしバッグの縫製自体は、どう見ても既製品。しかも絶対そんなに古いものではなさそうです。タグなどは一切ないので、全てがナゾに包まれたまま。広い会場を駆け足で回っていたものだから、売主に尋ねる発想すら湧きませんでした。でも刺繍が可愛いことは確かだから、まあ良いか(笑)。地は正に、今日本で流行のリネン色のリネン。未使用らしく元々状態もミントなのですが、造り自体、決して安価な中国の大量生産品とは思えず、かなりしっかりしているようです。持ち手は結構長く、肩に掛けることもできます。マチが付いているので、小さいながら容量は割とあります。テイストは違うけど、私が好きなアナ・スイやルル・ギネスのバッグに負けない可愛さだと思います。
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刺繍の柄は、イングリッシュ・ガーデンで御馴染みのボーダー花壇を表現しているのだと思います。中間色を組み合わせて、カラフルでも品良くまとまっています。特に、メインとなる青い花が、グラデーションになっていて綺麗。
実は日本の義妹へのプレゼントとして買ったのですが、幾らミント・コンディションとは言え、綺麗好きの妹は中古品を嫌がるかも?と思い、結局別なものに変えました。
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by derliebling | 2010-04-17 18:17 | バッグ・靴・帽子

宝箱缶

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これも大規模フリーマーケットで買ったものです。古い缶は、イギリスではコレクターが多くて、フリマでもプロらしきストールで、一つ3ポンドから10ポンド以上で売られたりします。しかしこれは、一般人のストールで、最近のおもちゃの山の中に紛れていました。
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そのストールの子供達は、せいぜい7~10歳。現代の味気ない中古おもちゃの中で、これのみが異様に古臭く(笑)、私には輝いて見えました。幅21cm、奥行き14cm、高さ11cm位で、横から見ると台形&膨らんだフタ。本当は、こういう缶は重ね置きが出来ないので、使い辛いのは重々承知しているんですが、50ペンスと言われてわね…。
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それに何より柄が可愛いんです。まずティン素材に木調のプリントというだけでもレトロ可愛く、ヒマワリ、ハート、鳥とラブリーな要素はいっぱい。この柄にはエーデルワイスらしき花も含まれていて、きっとドイツ語圏の製造なんじゃないかなと思っています。もしかしたら、元々はお菓子なんかが詰まった缶だったのかも知れませんが、確かに子供が、宝島ごっこの「宝箱」として遊ぶのに、ピッタリのデザイン&大きさです。
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フタを開けるとこんなかんじ。蝶番留めになっています。底に、子供が最近貼ったと思われるシールが残っています。私は、別なストールで買ったガラス製のビンテージ・ボーブル(クリスマス・オーナメント)を詰め込んで、フリマで持ち歩いていました。
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by derliebling | 2010-04-16 07:23 | 箱・缶・入れ物

4月の庭便り

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今年初のガーデニング・レポートです。相変わらず大開発途中の我が庭。作業はガーデニングと言うよりドカタに近く、毎日筋肉痛との闘いです(苦笑)。それでも、秋に球根をドッサリ植え付けた前庭は、期待通り花いっぱいで可愛くなりました。P太の話では、通りすがりの着飾ったインド人の女の子達が、可愛いー♪と言って、立ち止まって眺めていたそうです。この下には種を沢山蒔きました。去年の失敗を教訓に(笑)、ネモフィラ、ポーチドエッグ、ロベリア、アリッサムなど、背の低い植物ばかりです。この前庭は、車二台分を止められる位の広さはあるのですが、完全北向きで、特に陽の低い冬は日光がほとんど差しません。引っ越して来た当時は、ただ砂利が敷いてあるだけの寒々しい状態でした。建物側の奥のほうは、夏でも陽が差さないので、ケマンソウや西洋オダマキ、オキザリス、ユリ、アジサイなど、日陰に強い植物を植えました。
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毎年ちょっとしか花を付けない、見るのも惨めな我が家の裏庭の桜の木。元々そういう種類のようですが、場所が悪いのか、切り過ぎるP太が悪いのか(笑)、木の大きさの割に、うちのは特にショボイです(一枝につき花1~2個)。ところが何故か今年は、一枝だけ花をびっしり付けました。…突然変異??
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去年、近所のチャリティ・オープンガーデン&ティールームで安く買った山吹(Kerria)も、随分大きく育ち、花が咲き始めました。それは、全くプロフェッショナルではない、花いっぱいの素朴で居心地の良い庭でした。また開いて欲しいな~。カップケーキも美味しかったし(奇跡的にアイシングじゃなく生クリームだったのだ!)。
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屋外じゃないけれど、ガーデニングに全く興味のないP太が珍しく買ってくれたサツキも、一輪だけ花を付けました。その名も「ゲイシャ・レッド」と言うそうです。またまたガイジンが好きそうな名前を付けおって。もう少し大きく育ったら、庭に植えつける予定です。
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by derliebling | 2010-04-16 07:20 | ガーデニング・植物


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


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