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イギリスのパーティ料理

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聞いているだけで胸焼けしそうな話第二段! イギリスでは18歳、21歳、30歳から10年毎は節目の年齢として、誕生日を大々的に祝います。パーティ会場を借りて、30~50名位招待するのです。会場は勿論レストランを使用することもありますが、正規のパーティホール(廃校みたいな建物も多い)、教会の集会所、スポーツクラブなどの建物を借り切ることもあります。「スポーツ=ビールを美味しく飲む為の行動」と考えるイギリス人も多いので、スポーツクラブには大抵ちゃんとバー施設が付属しています。今回キャシィの40歳記念の誕生パーティには、ラグビークラブの建物が使われました。
こちらに住み始めて以来、私もこの手のパーティに何度か招待されましたが、会場がレストラン以外の場合、大抵食べ物は主催者側が持参する(またはケイタリングに注文する)ブッフェ形式です。こういうパーティに参加する時の心得として、特に生粋のイギリス人主催の場合、「絶対空腹で行かない」「あらかじめ何か食べてから出掛ける」ことをオススメします。この食べ物の内容が…、パーティという華やかな概念からは大凡掛け離れた恐ろしくソマツなもので、日本人の口に合う物は滅多にないからです。このようなおめでたいイベントに、何もこんな悲しい味を食べなくても良いだろうにと思いますが、イギリス人にとっては全く悲しい味ではないのです。ではどんな料理かと言うと…、

サンドウィッチ:味はともかく見た目が悪い。中身はともかくパンが不味い。ボソボソして乾き気味なのに、弾力が無くすぐべチャッとするのがイギリスのパン(こんなパンを作れるなんて、ちょっと才能?!)。イギリス人にとっては、日本のパンは甘めでフワフワで大変評判悪いみたいだが…。サンドウィッチの耳は切り落とさない。
ピザ:勿論出来合いのものをオーブンで温めただけ。勿論食べる頃には冷めている。
肉:スペアリブやチキンウィングなど、予めソースにマリネされた状態の出来合いのものをオーブンで温めただけ。大抵しょっぱ過ぎ。
パーティバイツ:…と呼ばれる出来合いの点心セットみたいな揚げ物をオーブンで温める。
スコッチエッグ:「ミニエッグ」と呼ばれる、潰した茹で卵が入った小さいスコッチエッグがパーティでは出される。揚げ物なのに、温め直す習慣は決してない。
カクテル・ソーセージ:例のおぞましいイギリスのソーセージが、ミニサイズになって干からびて(見た目は一瞬ミニちくわ)、スナック風になったもの。
ミニ・ソーセージロール:一見大きめの「パイの実」だが、中身はあのソーセージ。その他にも、得体の知れない肉が詰まったミニパイの類は沢山ある。
サラダ:大抵恐ろしい量のマヨネーズで和えてあり、具が何なのか判別不可能。
その他ポテトチップスやトルティーヤチップスなどスナック類。砂糖味のカップケーキ。

これらは、誕生パーティならずとも、結婚式の二次会、婚約パーティ、ホームパーティ等でもお目に掛かる、イギリスの極めて一般的なパーティフードです。ケイタリングに頼んだ場合も、冷めたパスタやチャーハン等がプラスされるぐらいで、余り変らないようです。要は”ランチ”や”ディナー”パーティなど正規の食事ではない限り、これらは必ずと言って良いほど登場し、真っ当に料理する習慣はほとんどないのです。
トドメは、厚さ1cm以上と思われるアイシングで覆われた、毒々しい色合いのバースディケーキ。これは人数分にカットされ、お祝いの気持ちとして強制的に食べないといけません…。私とP太は、本当に一口食べただけでコッソリ捨てます(笑)。
今回キャシィの誕生パーティのメインは、ハンバーガーでした。バーベキュー・コンロで、旦那様のボブが大量のハンバーグをせっせと焼いていましたが、出来合いのすでに焦げ目の付いた冷凍モノを超強火で解凍するまで焼くため、当然表面は真っ黒・墨状態。その発ガン性物質たっぷりのハンバーガーは、勿論大人気で飛ぶようになくなりました!
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by derliebling | 2009-06-30 04:09 | イギリス生活・文化

ぶりぶりプードルちゃんティータオル

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最近フリーマーケットで出会った、ビンテージ(…と言っても例のごとく単に古いだけ)のティータオルです。ティータオルはイギリス土産の横綱のようなもんで(でも製造はアイルランド)、どこへ行っても地名や観光名所がデカデカと印刷されたものが売られています。割れず嵩張らず重くないもないし、土産物としては理想的。貰う側も、実用の消耗品だから、余程ヒドイ柄じゃない限り(笑)困ることはありません。でもこれはバリバリのスーベニール柄ではなく、日本の昔のファンシーっぽい、ぶりっと可愛いプードルの仔犬ちゃん柄です。プードルは余り馴染みのある犬種ではないれど、このいかにもひ弱そうで、黒目がちのウルッとした表情、「僕達を可愛がって~!」と訴えているようなポーズにはヤラレました。多分70年代のもの。バックが、この時代らしい鮮やかなオレンジ色なのが利いています。バスケットや周りの白い花も何気にキュートです。麻素材は何度も水を通って、すっかり柔らかい優しい質感になっています。パリッとノリの利いた真新しいリネンも好きだけど、クッタリ手馴染みの良い古いリネンも好きです。
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by derliebling | 2009-06-30 04:07 | ファブリック

菖蒲園を見にウェイクハースト・プレイス sanpo

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P太の両親が我が家に泊まった翌日(庭でお好み焼き&焼きそばパーティをしたのです)、皆でキュー・ガーデンの分園である「ウェイクハースト・プレイス」に行きました。サンドウィッチ4人分を作って出発です。私達夫婦もここは何度も訪れているのですが、花の多い季節は初めて。なにせ早春とかキノコの季節とかばかりだったので…(笑)。
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ウェイクハーストは広大でも、花の見所は幾つかに限られ、後はひたすらハイキングに最適な森&湖と言った感じです。見所の一つは、まずこのお屋敷の西側。見事なボーダー・ガーデンになっており、ピンク→赤→紫→白と色別に花が配されています。
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クラシック・ローズ。花びらが複雑ですねー。八重のカップ咲きと言うのでしょうか?
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可愛い色合わせのルピナス。色によって大分イメージが違います。
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子供の頃遊んだ庭で野生化していたスイセンノウ(もっと濃いピンク色でしたが)。当時はビロード草と呼んでいました。葉が起毛なのです。
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このグラデーションが綺麗な色合いのペンステモンは、バンブルビー(マルハナバチ)に大人気。ギョッとするほど大量に群がっていました。一際大きかったこの蜂は、クマバチほどのデカさです。大きさの割に羽が小さくてビックリでしょ。
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続いてWalled Garden(壁に囲まれた庭)に入ります。
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う~ん。やはりここがこんなに美しく見えたのは初めてです。主にハーブ・ガーデンになっています。ラベンダーの満開までは後もう少しと言った感じでした。
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反対側の端から見ると、こんな風。本当はかなり混んでいるのに、人が全て去るまで写真を撮るためにひたすらジッと待つ、バカな夫婦がいるんですよ…。
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このウェイクハーストのシンボル的な、18世紀に作られた鉛製のプランター。
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こちらはその反対端にある鉛のプランター。こちらの寄せ植えも素敵です。
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レースのように可憐なアストランティア・マイヨール。濃いピンクの種類もありました。
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花色が映えるよう、鮮やかな黄緑色の葉の前に配置されたチョコレート・コスモス。試さなかったのですが、チョコレートのような芳香もあるそうです。
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このクロウタドリ君は「砂浴び中」です。近付いても逃げません。ただし嘴は開きっ放しで、「入浴中に何見てんだよう。無礼者っ」と抗議しているみたいでした。
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噴水の袂には一羽だけメスの鴨がいて、呑気に水浴びした後、人の多いウォールド・ガーデンの中を堂々と(傍若無人に)通って行きました。この近くの涼しい日陰のベンチでお昼ごはんを食べることにしたのですが、何と義父が迷子、いや行方不明に! 30分位見付からなくて、ごはんは残り三人で先に食べちゃいました~(笑)。
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続いて本日の一番の目当て、Iris Dellに向かいます。この日は快晴で、沢山の人が日焼けも気にせず草の上でピクニックを楽しんでいました。特に池の周りは人気です。
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これはカナダ・グースの親子。私が誤って地面に落としたサンドウィッチを(トホホ)、義母から貰って食べて満足の様子。
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池から流れ出る清流に沿って進むとIris Dell(アイリスの谷間)に到着です。そう、これ日本の菖蒲園なのです。湿地帯に花菖蒲、杜若、アヤメなどが植えられ、木道が渡してあります。人口の滝が作られ、周囲はモミジやツツジで囲まれ、かなり忠実に日本庭園を再現していますが、ベンチだけは全くイギリス風なのが御愛嬌です(笑)。
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ただ残念なことに、まだ少し時期が早かったようです。西洋のアイリスに比べるとかなり花期が遅く、咲いているのは日向だけ。後はまだ固い蕾が沢山ありました。
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花びらも葉も陽に透けて綺麗。背筋がピンとして来る、凛とした美しさです。
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ここにはトンボが何種類かいました。トンボはイギリスでは割と珍しいのです。このエレクトリック・ブルーの糸トンボ↑は、以前スコトニー城で見掛けたことがあったけど、
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玉虫色(黒×メタリック・ピーコック・ブルー)のトンボ↑の美しさにはびっくり。しかしP太の写真をコピーして貰うのを待っていたら、それだけで3週間位過ぎちゃった(苦笑)。
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上から見ると、こんな窪地。さすがにこちらでは珍しいスタイルなので大人気でした。
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続いて木陰に咲く色とりどりの背の高いプリムラ。
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しかしその背後は、何故か薄っすら白く、まるで雪が積もったようです。
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犯人はこのポプラの種子でした。空中にも沢山飛んでいました。
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たった一本のポプラの木なのに、辺り一面真っ白で凄い綿毛の量です。
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ヒマラヤの青いケシです。話には聞いていたけれど、見るのは初めて。実際には乳白の水色から薄紫の繊細な花色で、儚げな花びらの質感と相まって何とも幻想的でした。

この季節毎週末のように庭園に行っていますが、決して花オタクとか園芸マニアというわけではありません。確かにイギリスには見事な庭園が沢山あるけれど、これはイギリスではショッピングやグルメなどの他の楽しみが期待できないからで、この国に住んでいると、花でも見なきゃ暮らしていけんわい!という気持ちに本当になるものです(笑)。
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by derliebling | 2009-06-29 16:39 | 旅行・お散歩

イギリスのアンティークの陶器のボトル

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決して”可愛い”とは言えない地味~なものですが、イギリスのアンティークの代表的なものなので御紹介させて下さい。ロンドンのアンティーク・マーケット等に行くと必ず出会うのが、ヴィクトリアンorエドワーディアン時代の古い瓶達です。特に人気なのは、字が浮き彫りにされた薬品などのガラス瓶、インク瓶、陶器(ストーンウェア)のビール瓶、マスタード瓶、コールドクリーム入れなどです。マーマレードやクリーム・ジャーなどの広口の大きなものは、キッチン・ツール立てとして人気で、復刻版も出ているほどです。
私が良く行くフリマに、プロのディーラーと思しき、アンティークの瓶を中心に売っているストールが毎回出店しています。「求む!古い瓶」のサインもあり、買取りもしているようです。売主は細面に眼鏡、ハンチング帽の絵に描いたようなイギリス人らしいおじいさん。プロと言っても、商売っ気ギラギラはなく、本当にアンティークの瓶が好きでやっているというかんじです。同じ陶器の瓶でもプリントの文字入りは結構高いのですが、無地のものは「一つ50ペンス」のダンボールの中に突っ込まれていました。その中から一番味わい深い色のものを選択。支払いに持っていくと、おじいさん「おっ、良い物を選んだねえ。これには刻印があるはずだ。…ほらDoulton(ロイヤルドルトンのことか?)と書いてある。100年位前のものだね」と、御機嫌で対応してくれました。
私が使う目的は、花を生けたり、アイビーやローズマリーなどを水栽培するためです。シンプルながら存在感は抜群。フツーの花瓶に生けるより、植物がずっと表情豊かに見えます。ずっしり重い厚い陶器なので、花器としての安定感もバッチリです。まるで焼き締めのような質感&色合いで、和室にもしっくり馴染むと思います。写真右隣のガラス瓶は、別なストールで買ったアンティークです。元は馬用の塗り薬の瓶のようです。
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by derliebling | 2009-06-28 17:54 | インテリア・デコレーション

またまたパッチワークのコサージュ

同じ町に住む、P太の上司ボブの奥さんキャシィの40歳の誕生パーティに、夫婦で招待されました。こういう時イギリスでは、無難にワインのボトルでも持参するのですが、多分そんな人ばかりだろうし、ここは一つ趣向を変えて、手作りのパッチワークのコサージュをプレゼントすることにしました。私にとって、不特定の人のためにアクセサリーを作るのは至難の業です。アクセは、あくまでその人のスタイルを引き立てるためのものだと思っているから、身に付ける人の服装や好みが想像できないと、モチベーションが極端に下がるのです。しかしキャシィのように1、2度でも会ったことのある人なら、途端に作業が捗ります。キャシィは何色が好きか、あらかじめP太からボブに尋ねてくれるよう頼みました。すると、答えはオレンジと紫とのこと。大柄な彼女は、きっと華やかで大胆なファッションが好みなのだと推測。そうして出来上がったのが、この↓コサージュです。
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・・・結構ガイジンっぽい色彩&柄合わせに仕上がったかもー、と自分では思っています(笑)。元々コサージュというものが甘いイメージだし、小花柄の布ばかりだと、どうしても大人しくor可愛くなり勝ちなので(それも人の好みに寄ってはOKなのですが)、無地やストライプなどシンプルなパターン、または大柄を組み合わせて、少しピリッとさせるのがポイントだと思っています。リボンなど垂れ下げるものを付けるのも、子供っぽくならないためのポイントです。綺麗にラッピングしたら完成。気に入ってくれるといいな。
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一方こちらは姉用に作ったもの。姉は私以上に着道楽です。彼女のリクエスト・カラーはグレー。でもグレーの生地を使ったのではなく、モノトーンと薄緑で、グレーの服に合うイメージにしてみました。やはり普段でも気張らずに着けられる、大人のコサージュを目指しました。前出のキャシィ用のコサージュでも使用している黒地×生成りの小花柄の布は、実は姉が高校生の頃、インテリアのリフォームに散々使ったもの。姉が見たら、貧乏だった若い頃が思い出されて、ちょっとフクザツな気持ちになるはずです(笑)。
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by derliebling | 2009-06-27 16:59 | アクセサリー

ポーランドの木製人形 2

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今週のフリマの戦利品。前にも御紹介した、古いポーランド製の木製人形と同シリーズです。私にとっては、出会ったら即買っておかなきゃ!と思える位好きなアイテムです。造り、ボディシェイプ、髪質など基本は前回と同じですが、服や髪型などかなり違います。顔も手描きなので、前回のものとは大分違います。今回は求心的。服の状態は前回よりも良さげですが、ボディのニスが日に焼けて変色し、すっかり茶けています。顔付きや髪型からして最初は男の子かと思ったけど、履いているのはショートパンツじゃなくてミニスカートなのでした。赤いチョッキは着脱可能ですが、白シャツ&スカートは縫いつけてあります。フォークロアなチョッキを脱ぐと、ちょっとアメリカのスクール・ガール風。靴は相変わらず赤。一体このシリーズには幾つバリエーションがあるのでしょうね。服とて、一つとして同じものに出会ったことがありません。
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この人形は、やはり前回同様、沢山の他の民族衣装のお土産人形(主にリアルでブキミなタイプ)と共に、ダンボールに突っ込まれて売られていました。そのような状態でフリマで良く売られているお土産人形を眺めていると、当時(多分1950年代)のイギリス人にとっての人気の観光地が少し読み取れます。ドイツ語圏、オランダ、今益々人気のスペイン&ポルトガル、ギリシャなどに行く人が多かったようです。
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by derliebling | 2009-06-26 16:10 | おもちゃ・人形

ハンガリーの花刺繍ビンテージ・クロス 2

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これもシルヴィとティビから譲り受けたもので、多分ティビのお祖母さんの手作りです。一辺80cm位。ピローケースの地色よりも薄い、麻色のキャンパスのような布地に刺繍してあります。目立ったシミや解れもなく、またまたバリッとノリが利いて新品同様に見えるけど、何度か水を潜ったのか、鮮やかな刺繍糸は良い具合に若干色褪せて、柔らかい優しい色合いになっています。一つ一つの刺繍も丁寧で勿論可愛いのですが、全体の構図が何て素敵! 円が花で上手く構成され、その中心に小花が散り、四隅には花がコーナー型にまとまっています。多分図案集か元々布地に下絵が印刷されていたなど、規成のパターンがあったものと思いますが、花の繋ぎ方が自然で絶妙で、デザイン自体が秀悦ですよね。この四隅のコーナー・パターンも、一つずつ微妙に違うんですよ。
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花の種類も実に様々。赤いバラを中心に、ガーベラ、スミレ、ワスレナグサ、スズランなどなど。こんなに沢山の鮮やかな色を使用しても、しっくりとまとまって全く安っぽく下品にならないのは、伝統から来るハンガリー人のセンスの成せるワザですね。

 
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by derliebling | 2009-06-25 16:26 | ファブリック

オールドホールのティーポット

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「Old Hall オールドホール」は、イギリスのJ&Jウィギン社によって発売された、ステンレス製のテーブルウェアのブランドです。ステンレスが”錆びない手入れの楽な金属”として画期的な素材だった、1950年代後半から発売されました。日本でもモダン・アンティークとして大人気で、5000~10000円以上の高値で売られています。勿論私はこちらで暮らし始めるまで、その存在すら全く知りませんでした(笑)。キチ吉ちゃんがイギリスで買い付けしている際実物を初めて見て、P太と二人で何てスタイリッシュで洗練されたポットなんだろうと気付いたのです。是非自分達でも手に入れたいと思いました。しかしフリーマーケットでもコレクタブルズとして人気で、強気の値段で売られています。それがやっと手頃な価格&良い状態で手に入れることが出来ました。
オールドホールのテーブルウェアは、お洒落なだけでなく、機能性もバッチリなのです。二重になったハンドルは、熱を分散させ、熱くて持てなくなることを防ぎます。内部にはほど良い大きさの茶漉し穴が付いており、注ぎ口の切れも抜群です。当時も相当人気だったらしく、コピー商品が沢山出ていたようですが、手に取った瞬間オールドホールはすぐに分かります。ずっしりと重いから。ステンレスがブ厚く、高度な溶接の技術で、耐久性も優れているのです。ビンテージ品としては、外面の細かいキズは仕方ないにしても、中面の状態が良いものを選ぶのが肝心です。ミルクティー専用の濃いイギリスの紅茶ですから、茶渋のしつこさは半端ではありません。これに比べるとコーヒーポットやミルクピッチャー(orクリーマー)は、大抵状態がまあまあ良好です。
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私のは1959~1960年代の製品だと思います。容量は1.5パイント(約900ml)。ボディは似ていても、ハンドルやフタのつまみに様々なバリエーションがあります。頑張ってミルクピッチャーもオールドホールのものを見付けました。同時代のどんなティーセットにも合います。それでいて品格や存在感漂う、正に優秀なテーブルウェアです。
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by derliebling | 2009-06-24 16:12 | テーブル&キッチンウェア

こけし柄の木箱

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以前田無神社の骨董市で買ったものです。値段は1000円位だったと思います(今イギリスのフリーマーケットで買うものに比べると、かなり贅沢)。お裁縫箱かな?と思いきや、中(フタの裏側)には鏡が貼ってあり、鏡台のミニ版みたいな身だしなみ箱、またはアクセサリー入れだったようです。昔の乙女が、この箱に思い出の品々を大切にしまっていたのかと想像すると、ちょっとトキメキます。アイドル・グッズやファンシー雑貨がまだ無かった時代、こけし柄は女の子向けの可愛いデザイン・ソースとして結構需要があったようです。言わば元祖日本のファンシー?? 中原淳一の手芸のアイディアにも、花柄や果物、動物柄と並んで、こけしモチーフが度々登場します。
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柄は、バーニングペン(焼きゴテ)で線を付けてから着色したようです。この場合、こけしと言っても伝統ではなく創作こけし。垂れ眉のなんとも情けな顔で、ゆっる~い雰囲気が漂っています。マットでレトロな色調も魅力。右は弟かと思ったら、頭に花が付いているので一応女の子??のようです。背景は千代紙をコラージュしたような、ちょっとモンドリアン風。水玉柄も混じっているのが可愛さのポイントです。
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by derliebling | 2009-06-23 16:06 | 箱・缶・入れ物

テディベア用レースの付け襟

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一見単なるクロシェ・レースのテープですが…(真ん中のみベージュ、下は化繊が混じっているのか、少しテロンとしたツヤのある糸で編まれています)、
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実はフリーマーケットで、テディベア用の付け襟として売られていたのです。端にリボンを通して、首でぎゅうっと絞って使用します。モデルはうちのルーくまちゃん(本名:ルードヴィッヒ・フォン・シュタイフ)。ごくろう。イギリスにもテディベア愛好家は沢山いるようで、テディ用のセーターやTシャツなどは一般の店でも見掛けることはありますが、フリマでは思いがけない面白い商品に出会えるものです。売っていたのは、いかにもイングリッシュ・グラニーらしい白髪のおばあさんで、彼女の手編みだそうです。どういう経緯で手放すことにしたのかは知らないけれど、彼女のテディに対する愛情が感じられました。
勿論単なるテープとして、服やバッグの飾りなど手芸材料としても使えるだろうし、ガロンとして棚の縁飾りとしても使用できます。
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人間の付け襟としても使えます。リボンを通してクシュクシュと首に付けるのは、アルルカンみたいでさすがにちょっと恥ずかしいので、首に巻いてブローチで留めればOK。
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by derliebling | 2009-06-22 16:15 | ファブリック


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


by ぴよよん

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