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ウォルサムの懐中時計

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私が育った東北の旧家(と言っても私の実家ではない)で貰った、古い懐中時計です。確か、大正末期から昭和初期のものだと聞きました。後から調べたら、何でもWALTHAM(ウォルサム)と言う、アメリカ最古の時計メーカーのものらしく、熱心なコレクターが多い結構高価なものだとか。リンカーン大統領も、ウォルサムを愛用していたそうです。でもこれは、素材もシルバーではなくクロムだし、フタも装飾もなし、文字も簡素に大きな、そんな高級品ではなく、割と普段使いのスタイルに見えます。勿論当時は、日本人がこんなものを持つこと自体、大変贅沢だったのではと思います。懐中時計と言うと、普通金属のチェーンが付いていると思っていました。ところがこれは、組紐(というか柔らかい縄)が付いているので、てっきり後から、日本人の和服に合わせるため代えたのかな?と思っていました。とところが元々、こういう紐付きのものが、アメリカでも販売されていたようです。多分専門家に修理に出せば、再び動くようにしてもらえるし、本体も磨けばピカピカになるのでしょうけど、私はアンティーク時計のコレクターではないし、実用するつもりもありません。単に長い年月を経た風合いが好きで、置くだけで物凄い存在感なので、ただ飾って楽しんでいます。
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by derliebling | 2008-03-31 16:27 | アクセサリー

大聖堂の町イーリー

結局イースター休暇の間は、日帰りでノッティンガムの親戚に会いに行ったり、キューガーデンに「ヘンリー・ムーア展」を見に行ったりしたのだけど、かなりの寒さだった上、ほぼ毎日吹雪いて(もうすぐ4月なのに!)散々な天気でした。この時期は、日本のゴールデンウィーク同様、レジャー産業の稼ぎ時なので、この天気では、経済的打撃も相当大きいとのことです。
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ところが天気予報に寄ると、皮肉にも、イースター・マンデーの次の日からは好天。丁度この日が私達の結婚記念日で、最初は通例通り、レストランか田舎パブに夕食でも食べに行く予定だったのですが、急にダンナが有給休暇を取って、何処か日帰りで遊びに行こう!と言うことになりました。--しかし、何処へ行くかが思い付きません。天気の良い週末は、いつもドライブに出掛けるので、イングランド南東部、すなわちサリー、ケント、サセックス州の目ぼしいところは、ほぼ全て行き尽くしました。それで折角特別な日でもあるし、私のリクエストで、ちょっと遠出して、イングランド東部、ケンブリッジ北の大聖堂の町「ELY イーリー」に行くことに決定。ロンドンの北部へは、結構面倒なのでめったに行かないのです。
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「イースト・アングリア」と呼ばれるイングランド東部は、全体的に土地が平坦なイギリスでも、特に海抜の低い地域で(なので地球温暖化は本当に深刻…)、ロンドンの環状高速M25号線でテームズ川を渡った途端、日本人には驚異的に真っ平な土地が延々と続きます。そしてほぼお昼頃、イーリーに到着。ここは、海岸から30kmほど内陸にありますが、昔は島(中洲)だったそうで、今でも港町らしい雰囲気が感じられます。
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まずは腹ごしらえに、町一番の老舗ホテルと思われる「THE LAMB」のレストランへ。外観は古く重厚な建物ですが、カフェバー部分は意外とモダンで明るい内装です。給仕してくれたのは、女の子のようにキレイなおにーちゃん。私は、「キノコとアスパラガスのクリームソース・パスタ」を注文しました。こちらの一皿の量は半端なくデカイので、菜食主義者でもないのに、私は良くこういうベジタリアンメニューを選びます。キノコはシャンピニオンの他、生のポルチーニ、シイタケ、エノキ(こっちでは珍しい!)が入っていて、色々な食感が楽しめました。アスパラやペンネの茹で具合も丁度良く、クリームソースにはほんのりレモンの風味が利いていて、ここがイギリスであることを忘れるような(笑)繊細な美味しさでした。
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一方ダンナが頼んだのは、「スイス・チーズ添えハンバーグ・ステーキ」。見ての通りハンバーガーですが、今やイギリスでは極一般的なパブ・メニューです。チップス(揚げイモ)がてんこ盛りなのが、またイギリスらしいですねぇ。でもここのは、パンが普通のバンズではなく、パニーニになっているところがちょっとお洒落。付属のソースは、御馴染みのケチャップではなく、マイルドなチリソースでした。良質なビーフ100%のハンバーグは、とってもジューシィで、蕩けるグリュエール・チーズのコクがぴったり合い、大満足の一皿だったそうです。
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そして、何はともあれ観光の目玉である大聖堂へ! 「フェンズ(湿地帯)の舟」と称されるこの大聖堂は、丘の上にそびえ立ち、かなり遠くからも眺めることができ、まさに町の上に浮かぶ巨大な船のようです。幾つかの個性的な塔から構成される、一風変わったゴシック様式の外観。内部見学は最低でも5.50ポンド(ガイドツアー込み)です。更に寄付金を要求されるし、塔に登ったり、付属のステンドグラス博物館などオプションを色々付けると、10ポンド以上になりますが、払う価値は十分あると思います。
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ステンドグラスや天井画、聖歌隊席がうっとりするほど美しく、特に中央のオクタゴン(八角形)のドームは圧巻! 200トンもの重さの天井を支えているので、建築工学的にも偉大なものだそうです。二人ともすっかり大聖堂に夢中になってしまって、もう一つのこの町の観光スポット「クロムウェルの家」に行くのを忘れてしまいました。教会内部にはショップは勿論、カフェ&レストランもあり、司祭さま自ら重いドアを開け閉めして下さったり、スタッフも皆熱心で、なんだか非常に意欲的な大聖堂でした(笑)。
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正面玄関の鉄細工からして、非常に美しいのです。
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併設の「ステンドグラス博物館」には行かなかったのですが、大聖堂の上部を仕切って展示室にしてあり、現役のステンドグラスが間近で見られる仕組みになっているようです。
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天井画は意外と新しく、ヴィクトリア時代のもの。
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これがイーリー大聖堂の最大の見所、オクタゴンの天井です。最早宇宙的な美しさ!
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この大聖堂で最も古い部分(11世紀)、北西交差廊の天井部分。木製の天井から、天使の彫像が張り出ています。
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イーリーは、中世の面影を色濃く残す小さな町で、中心部のほとんどを大聖堂関係の建物が占めているように感じられます。しかし正確には、実は「町」ではなく「市(City)」なのです。イギリスでは、町と市の区別ははっきりしていて、規模や人口には関係なく、大聖堂があればほぼ自動的に市と言うことになっています。なので人口20万人の「町」もあれば、5000人の「市」もあります。
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イーリーを去った後、黄昏時の海岸線をしばらくドライブしたもんだから、家に到着したのが、結局真夜中近くになっちゃった。イースト・アングリア北部の海周辺は、更に真っ平で、人家もまばらな荒涼とした森や草原が続く、そりゃーもう淋しい印象的な風景でした。
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by derliebling | 2008-03-31 06:14 | 旅行・お散歩

「英国生活」テスト

日本でも2、3月は受験シーズンですが、実は私も受験生でした。しかしそれも、やっと昨日で終わりました。合格したのです。ああ、良かったー!
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何のテストかと言いますと、その名も「英国生活(Life in the UK)テスト」という、永住権や英国籍取得に不可欠なテストなのです(…それで何気に絵葉書のような写真を使ってみました)。なので別に2、3月に限ったことではなく、たまたま私はその時期だっただけです。普通その国の国籍を持つ人間と結婚した場合、ほぼ自動的に住み続けることが認められるらしいですが、イギリスでは、余りに増え過ぎる移民を制限するため、去年4月よりテストが導入され、全ての永住権・英国籍申請者に義務付けられました。今まで割と移民の受け入れの規制が緩かったイギリスも、今後はEU加盟国(主に東欧)からの移民は無条件で認めなくちゃいけないし、貧しい国から福祉の整ったイギリスに、自分の一族丸ごと移住させて、税金を食い潰す移民も多いし、中には、イギリスの伝統や習慣を脅かすまで、自分達の主義主張を通す民族もいるし、実際どさくさに紛れて、犯罪者やテロリストも受け入れちゃった、・・・で、この政策に踏み切ったようです。因みに、労働ビザで入国した人は、この3月から点数制となり、つまり特別な(この国が欲しがっている)技術・資格保持者しか、事実上獲得できません。近い将来は、英語力テストも導入され、益々厳しくするようです。
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回答は、コンピューターで2択~4択(うち2~3選ぶ場合もある)するシステム。少なくとも、コンピューターに触ったこともないような人には困難です。勿論英語で質問され英語で答えるのですが、「1840年代アイルランドからの多数の移民が逃れて来たが、理由は何か。またイギリスで主にどんな職業に従事したか」とか、「イギリスの国会議員はどんな制度で選出されるか」など、内容は日本の高校の社会科のテストに良く似ています。確かに「リメンブランス・デイ(戦没者記念日)は何日か」や、イングランドの不動産システム(独特なのです!)など、英国生活に必要な最低限の知識もありますが、「男女平等の選挙権が与えられたのは何年か」とか、そんなの一体何人のイギリス人が知ってるっちゅーねん!と、突っ込みたくなるような質問が大多数です。例えば、イギリスに住んでいる少数民族の数や人口比を暗記しなくてはならず、現在憶えたとしても、6年後にはこんなデータなんて、数が変動してすぐに意味がなくなります。また「イギリス」だけでなく、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドでの制度の違いも憶えなくてはならないし、各国の守護聖人の日とか、キリスト教関係の知識だけでなく、イスラム教徒やヒンズー教徒の習慣も把握しなくてはなりません。運転免許を持ってなくても制限スピードなどを知っていなくてはならないし、子供がいなくとも教育カリキュラムを暗記しなくてはなりません。その他、「イギリスで公共の場で酔っ払うのは違法である」とか、ホントか?そんなのこの国で誰が守ってるんじゃい!と言う、役に立たない知識のオンパレードです。温和な夫も、「こんな無駄な知識ばかり憶えさせて、全くノーナシの政府だ。日本人のように豊かで安全な国の人間は、貧乏な国より優先して永住権を与えるべきだ!」とプンスカ怒っていました。確かに、友好関係や国の情勢の安定具合に寄って、ビザの必要な国、そうじゃない国があるように、同じ条件にする必要などないはずです。
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でも、とにかくこれに合格しないことには(75点以上獲得)、永住権を申請できないので、文句を言いながらも、私にしては結構勉強しました。何せ今まで、マトモに受験勉強というものをしたことないものですから(…美大なもので)。勉強は、通販で予めこのテスト用のテキスト(数社から出ているようです)を買って行います。これには試験をシミュレーションできるCD-ROMが付いているのだけど、私の買ったのが、また間違いだらけのオソマツなCDなのでした。勉強している間、いつもたまちゃんが膝に座っていたので、たまちゃんが亡くなってから暫くは、思い出すのが辛くて中々勉強が手に着きませんでした。
シミュレーションである程度自信が付いたら、試験の予約をします。試験会場は、全国各地に用意されています。思った通り、様々な人種が集まっていて、体臭やドギツイ香水で、会場は異様な臭いに溢れていました(涙)。合格するまでは、何回でも試験に挑戦できますが、ビザが切れるまで期間が限られているし、一回につき34ポンドも払わなくてはいけないので、無駄にしたらやはり痛いです。
まあとにかく、一回でパス出来ました。今後は、偽装結婚でないことを証明する書類を集めたり、必要に応じて移民局でのインタビューを受けたり、また申請に一苦労です。そして、申請が受理されても却下されても、費用が15万円以上掛かります…。なので、これを払わずこの国に住み続けている違法移民は、同じ移民として許せません。でもとりあえず、もうこんな知識に振り回されなくて良いのが嬉しいですね(笑)。
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by derliebling | 2008-03-30 09:22 | イギリス生活・文化

OXOのレシピ本

古本屋へ行くと、子供の絵本だけでなく、昔の手芸本や料理の本も必ずチェックします。1960年代以前の料理本には、写真の代わりに可愛い味のあるイラスト付きのものが結構あるからです。
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これは古本屋ではなく、ルイスのアンティーク・モールで買ったOXOのレシピ集。OXOは「オクソ」と読み、イギリスの老舗スープストック・キューブ(いわゆるコンソメの素)メーカーです。昔のOXOの缶には、お洒落なものが多く、日本でもコレクターが多い人気アイテムです。昔は、こういった食品メーカーが、販売促進の為に独自のレシピ本を盛んに出していたようです。内容は、イギリスの、しかも昔の調理法ですから、作ってみたくなるようなものは一つもありませんが(笑)、クロスステッチのパターンの表紙、A5程度の小さなサイズにスパイラル閉じの形式などは、かなり魅力的です。
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中のタイトル文字やイラストも、二色印刷のクロスステッチ風に統一してあり、また可愛いのです。
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by derliebling | 2008-03-29 07:02 | 本・メディア

バスケット模様の缶

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数年前、日本の雑貨の雑誌で、バスケット模様がプリントされたビンテージの缶ばかりコレクションしている人が紹介されていて、世の中にはそういうアイテムが結構存在するんだということを知りました。これは全く古くはないけれど、実際見てみて、確かにバスケット模様の缶って可愛いなあと思いました。バスケットの編み目を、わざわざティンと言う、全く異なる素材に表現しようとした発想が、まず面白いのです。大きいほうはチャリティショップ、小さいほうはカーブーツ(フリマ)で、どちらも20ペンスとかで買いました。大きいほうは、バスケットのトランクらしくハンドルも付いていて、中までしっかりピクニック・グッズ&料理のイラストがプリントしてあり、かなり凝っている楽しい一品。小さいほうは、多分元々は、イギリス人の好きなミントタブレットでも入っていたのじゃないでしょうか。
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缶入りのお菓子は、この国では無難なギフトの代表で、特にクリスマスやバレンタインなどのプレゼント・シーズンには、凝った美しいデザインのパッケージのものが沢山売られます。多分中のお菓子の味は、期待できないものがほとんどだと思うのだけど(笑)、綺麗な缶を頂くとやはり嬉しいものです。3月初めの母の日に、義母に「パストタイム」のリアルな可愛い三毛猫のイラスト付きビスケット缶を贈ったら、元々幾つかの缶に、いつもお気に入りのお菓子をキープしていないといられない義母なので、大喜びでした。アンティークやビンテージの缶のコレクターも、かなり沢山いるようで、サビサビのものでも(それが良いのかも知れませんが)全体的に結構高価です。あるフリマで、両手に大きな袋をガサガサと抱えたおばあさん(一般客)がいました。何気に中身を覗いてみたら、彼女が買っていたのは全て古い缶! 私はコレクターではないけれど、入れ物は整理整頓など何かと役に立つので、可愛くて安いものを見付けると、つい買ってしまいます。
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by derliebling | 2008-03-28 17:57 | 箱・缶・入れ物

水玉のレインブーツ

ゴム長靴は、英国生活で欠かせないアイテムの一つです。…かどうかは人それぞれですが(笑)、イギリスらしいアイテムなのは確かでしょう。少なくとも、自然愛好家には必須かも。緑色無地の一番スタンダードなタイプは、ナショナルトラストのトレードマークとして、キーホルダーなんかにもなって売られています。そう、まずガーデニングには長靴が一番です。そしてイギリスでは、野山を歩くとなると、トレッキング・シューズ以上に多く見掛けるのが、長靴を履いた人です。マウンパかフリースにジーンズの裾を押し込んだ長靴と言うのが、イギリスの自然散策の典型的なスタイル。何せ雨の多い国ですから、フットパス(遊歩道)や野原は、大変ぬかっていることが多いのです。実際長靴でトレッキングして見ると、平地は特に問題ないけれど、アップダウンの急なところは、余り歩き易いものではありません。まあ全体的に土地の平坦なイギリスならでは、と言うことのようです。そして、ロングブーツよりずっと重量はあるので、足腰の筋トレにはなるのかも…。勿論雨の日に、街へ行くのにも活躍します。
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---と言う訳で、イギリスでは大人の女性用でも、様々なデザインの長靴が売られています。カラフルポップな柄のお洒落なものも多いのですが、自然の中を歩くとなると、やはりとんでもなく派手な色や、汚れ易い薄い地色は合いません。そこで長靴は欲しいけれど、庭でも野山でもおかしくなくて、そこそこ可愛いものをずっと探していたところ、これならというデザインにやっと出会いました。本当はピンク地の水玉も可愛かったのだけど、自然の中で履くにはやはりモノトーンのほうに。どんな色の服にも合わせ易いし、少しヒールもあって、街で履くのにも十分通用します。こういったゴム長靴は、イギリスでは「Welington boots ウェリントン・ブーツ」、略して「ウェリントンズ」または「ウェリーズ」と呼ばれています。18世紀の有名な軍人の名前だそうです。絶対ゴム長靴は履いていなかったと思うけど。
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by derliebling | 2008-03-27 18:12 | バッグ・靴・帽子

チェコの木製イースター窓飾り

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一昨年前、チェコのチェスキー・クルムロフで買いました。売っていたのは、何故か本屋さん。丁度イースターの時期だったし、卵型でどう見てもイースター用ですが、年中自分のアトリエの窓辺に飾っています。エルツの木製窓飾り同様、ベニアをレーザーでくり貫いたものらしく、切り口や描線は茶色く焦げています。でも絵柄はずっと稚拙、と言うか純朴でゆるさが漂います。女の子はエッグ・ハンティングをしているところだと思うけど、男の子は…ブラついているだけ? ちょっと妙な構図と、上手いとは言い難いイラスト。一クセあって、チェコの絵本っぽいとも言えます。木に鳥ちゃんが数羽止まっているところが気に入りました。 
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by derliebling | 2008-03-26 17:56 | インテリア・デコレーション

ポーランドの紙製イースター飾り

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ポーランドの古都クラクフの工芸系土産物店で、去年の10月売られていましたが、どう見てもイースター用のオーナメントだと思います。一見単なる紙を切り抜いたヒヨコだけど、紐を持ち上げると、折り畳まれた薄紙が球形に膨らみ、まんまるピヨちゃんになります。…ハニカムと言う仕組みで、なんだか懐かしい!膨らんだ部分が、黄色一色ではなく、一応黄・白・オレンジのグラデーションになっているところもミソ。
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ハニカムを閉じたところです。飾り卵と一緒に、イースター・ツリーに沢山飾ったら、さぞかし可愛いだろうな。
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by derliebling | 2008-03-25 16:38 | ステーショナリー・グラフィック

ヒヨコ柄ビニールバッグ

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ウィーンのフンデルト・ヴァッサー・ハウス近くで、偶然見付けた昔ながらの文房具屋さんで出会った、イースター用のビニール・ギフトバッグです。近所の小学生御用達のような、古臭い商品がごっちゃり積まれた薄暗い文具屋さん。そういうのに弱いんです。エッグハント用(実際にはチェコレートなどのお菓子を入れるんだけど)の袋でしょうか? マチもあって、かなりたっぷり入りそう。ピヨ柄だし、へなちょこイラストとローテクな印刷・色合いが気に入りました。しかし、こんな駄菓子屋で売られているような稚拙な商品でも、値段はけして安くなかったので、夫に「マジ買うの?」と言われました。でもこの手の「ちょっと入れ」袋は、実際何かと便利だし、おまけにヨーロッパではかなり貴重なアイテムなのです。
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日本では、お菓子などちょこっとプレゼントする時、お土産を渡す時、または借りた本を返す時など、そのままでは野暮だし持ち運びにも不便だけど、ラッピングするのには仰々しいので、良くこんな可愛い袋に入れて渡します。プリント付きの紙袋だったり、ワックスペーパーだったり、チャック付きのビニール袋だったり、実際そんな用途の商品が沢山売られています。しかしヨーロッパには、せいぜい子供の誕生パーティ用の、お返しを渡す為のビニール袋(勿論全く可愛くないディズニー等のキャラクター柄)だけで、大人も使えそうな商品はまずありません。そもそも、プレゼント以外の何かを渡す時、裸のままではバツが悪い、と思う習慣・感覚自体がないのだと思います。入れるとしたら、臆せずスーパーのビニール袋にガサッ。日本人が、こういうところにも拘るのは、もしかしたら「ぽち袋」からの伝統なのかも知れません。
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by derliebling | 2008-03-24 17:13 | ステーショナリー・グラフィック

フィンランドのリーシ・ピーラッカ

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私が住んでいるイギリスには、特別に「イースター用の食べ物」と言うものが存在しないらしいのですが、フィンランドにはあります。「リーシ・ピーラッカ」と呼ばれる、ほんのり塩味のミルク粥が、甘くない薄いライ麦クッキー生地の中に入っている食べ物です。形は、何故かアワビっぽい(笑)。「リーシ」はライス、「ピーラッカ」はパイの意味です。元々は、東フィンランドのカレリア地方の料理なので、「カルヤラン・ピーラッカ」とも呼ばれます。うちでは、「半分フィンランド人」の夫のリクエストで、フィンランド料理をしょっちゅう作りますが、中でも私が一番好きなのは、断然コレ! と言ってもこれの場合、私が作るのではなく、フィンランド教会のイースター・バザーで買って来た冷凍を温めるだけです(しかもいつもダンナが用意する)。フィンランドでも、これを手作りする人は今は稀で、やはりスーパーで出来合いのものを買ったり、パン屋さんで焼き立てを買うのが一般的だとか。ここイギリスでは、年に一度のイースター・バザーしか手に入れられない貴重品です。確かに、クリスマス・バザーでは売っていません。でもイースターに限らず、本国では朝食や軽食として気軽に食べられるようです。
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さて、このピーラッカの食べ方ですが、冷凍の場合グリルで解凍・過熱し、マッシュしたゆで卵に塩コショウ、バターを混ぜたもの(「ムナボイ」というらしい)を添えて頂きます。パリッと焼けた生地の中に、とろーりミルク粥、そしてゆで卵の風味がばっちり合って、一つ一つは素朴で優しい味わいなのに(はっきり言って地味というか…)、組み合わさると、他にはない後を引く美味しさになります。因みに、フィンランド教会のイースター・バザーの特設カフェでも、ピーラッカが売られているのだけど(写真下)、今回添えられたムナボイのバターの量が、悪夢のようだった…。単なるアクシデントだと思いますが(笑)、半分以上がバターかと思われる恐ろしいもので、さすがに残しました。もれなく成人病になれまっせーってな味でしたね。普段のバターの量は、せいぜい卵一個につき小さじ一杯程度だと思います。
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「貴重品」…と思っていたら、日本はさすが食の先進国。距離的に言ったら、イギリスより遥かにフィンランドから遠いのに、京都にフィンランド・ベーカリーなるものがあって、つまり日本でも味わえるのです。このお店では、フィンランドのシナモンロール「プッラ」(※「かもめ食堂」に登場する)も買えるようです。行ってみたい♪ この他、東京・青山の紀伊国屋でも「リーシ・ピーラッカ」が手に入るという情報も。

キートス
〒604-8804
京都市中京区壬生坊城町33
グランディール朱雀002
TEL&FAX:075-842-0585
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by derliebling | 2008-03-23 21:17 | 食べ物・飲み物


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


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