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古本の町ヘイ・オン・ワイ

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ウェールズは、観光の点ではまだまだ国外的にマイナーですが、それゆえ一層私の興味を誘います。と言っても、旅行したのは未だ南部だけ。まずウェールズへ行くと、「外国に来たっ(イングランドに対して)」と実感できます。ウェールズへ「入国」するには、大抵「セヴァーン河」(只今大洪水起してます…)と呼ばれる、物凄ーく広い川兼入り江を渡ると言うのがドラマティック。イングランドとは別な国とは言え、同じ連合王国の一つですから、当然パスポート・チェックはありません。そしてウェールズに入った途端、全ての標識やパンフレットにウェールズ語が記されており、またもや外国気分が盛り上がります。ウェールズ語は、ゲール語(アイルランド語&スコットランド語など)と同じケルト系の言語で、教育を義務付け熱心に保護しているのは、イギリス国内ではウェールズだけだとか。ちなみに同じケルト系言語のコーンウォール語は、すっかり消滅してしまったそうです。ウェールズ語は英語とは文法も全く違う特殊な言語で、アルファベットで表記されているのに、見てもまず、どう発音すべきかさえ分からない!(イングランド人でも)と言う、大変難しい言葉です。念の為、全てのサインに英語も併記されているし、ほとんどの住人も英語が話せるので御安心を。
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そして、首都カーディフから北へ50km程の「ブレコン・ビーコンズ国立公園」の、雄大で荒涼とした風景が圧巻です。私達は、いつもこの国立公園内の、可愛く快適なB&Bに宿泊します。そして高原でのハイキングを楽しんだり、点在する古城を訪ねたり、古本の町「Hay on Wye ヘイ・オン・ワイ」に赴くのです。
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ヘイ・オン・ワイは、イングランド国境にあります。鉄道が通っていない不便な立地なせいか、外国人観光客は稀ですが、イギリス国内からは、本好きが貸し切りバスで押し寄せます。お店は大抵日曜日もオープン。
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文字通り古本屋だらけの町で、特に目玉なのが、古城脇の緑地の屋外無人古本屋。下は城の一部だったと思われる空き地に本棚が並び、勝手に入店&物色してOKな訳で、もし買いたい本があれば、赤いポストにお金(一律ペーパーバック:30ペンス、ハードカバー:50ペンス)を入れるシステムです。
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当然本は雨晒しだし、全く未分類に並んでいるので、この中から気に入りの本を見つけ出すのは奇跡に近いと思います(笑)。因みに、お城(半分廃墟)の中も古本屋になっており、薄暗い店内でちょっとドキドキします。本好きならずとも、古城あり、アンティーク・モールあり、カヌーが楽しめるワイ川があり、路地の入り組んだ町並み自体も可愛いので、観光にお勧めです。 
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この町に一軒、絵本&児童書専門の古本屋があります。品揃えも豊富で、質も非常に高いのですが(とは言え、やはりイギリスには中々好みの昔絵本がない)、値段はさすがにお高め。元々は子供用の本なのにも関わらず、今は貴重な「コレクタブルズ」と言うことで、子供禁止になっとります(笑)。
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いつも日帰りの訪問なので、全ての本屋を回りきれず、いつかこの町に宿泊出来る機械があればなあと思っています。そして、世界中にこんな町がもっと増えれば良いのに、と勝手に考えています。
by derliebling | 2007-07-25 06:49 | 旅行・お散歩


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


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