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富岡八幡宮の骨董市

一応「蚤の市ブログ」としているからには、たまには蚤の市や骨董市の様子をお伝えするべきですよね(笑)。特に日本で行われる骨董市は、神社仏閣で行われる雰囲気の良いものが多いので、是非P太を連れて行かねばと思っていたのです。京都のは、以前一緒に行ったことがあるのですが、東京のは未だでした。それで、今回帰国した際の終盤、門前仲町の富岡八幡宮で行われる骨董市へ行きました。
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ここは、普段なら毎月第1と第2日曜日に骨董市が開催されるのですが、一月は、多分初詣と重なる為、特別に第3&4日曜日に行われました。東京で定期的に開かれる骨董市の中でも、最大規模のものだと思います。…神社の背後、鳥居の中に近代的なビルが見える、結構シュールな光景です(笑)。
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奉納した人の名前札だと思います。有名人の名前も連なっています。
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露店は、多い日なら、敷地内の鳥居周辺から本殿ギリギリの手前までの表参道の両側、そして脇参道にも、境内のあらゆる所にビッシリ並びます。ここには、今まで夏しか来たことがなかったのですが、第2日曜日のほうが露店が多く賑やかなようです(多分第1は「東郷神社」や「新井薬師」等、他の都内の骨董市と重なる為)。真夏には、本堂の裏手まで露店がいっぱい。鬱蒼とした木陰の蝉時雨の中、やぶ蚊に気を付けながら骨董市を楽しむのも、また日本独特の雰囲気です。
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商品は、石灯篭の上だろうとお構いナシで並べます(笑)。そこがまた楽しい。
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売られているものは、やはり和食器が一番多いかなあ。
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それから、古民具も根強い人気です。「見立て物」と言って、本来の用途とは違う使い方で生活に生かすのがお洒落ですよね。
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古着の着物や古布が売られているのも多く見掛けましたが、凄い人気で、良い柄は競争率が高く、概ね高価です。
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和装のアクセサリーもチラホラと。これぞ日本の美!と思える、細工の美しい簪。もし本物の鼈甲だったら、ワシントン条約に引っ掛かって、イギリスに持って帰れません(笑)。一方、ブローチ等の洋装の古いアクセサリーは、やはり日本で身に着ける歴史が浅いので、数が少なく貴重です。
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古布を使った、オリジナルの手工芸品も見掛けます。
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古い帯をテーブルランナーにしたら素敵♪と思い、京都で買ったのですが、今だ実効に移さず…(笑)。生地がしっかり厚手なので、バッグとかを作るのも良いですねえ。
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古いホーローの看板は、何処の国のも魅力的。
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黒い線対称の招き猫が、何だか結構迫力でした。
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干菓子等を作る為の、古い木型。壁に飾ったり、アクセサリー入れに使用する人がいるそうです。
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中央の二つの額の中の絵は、「きいちのぬりえ」で有名な蔦谷喜一先生の原画。以前仕事でお会いしたことがあります。
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写真を撮った後で気付きましたが(あくまで)、右手前の額装の絵、実は眩暈がする程エロで下品なのです! しかも外人の兵隊の男どーし(笑)。
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日本の骨董市には、商品の並べ方に美意識の感じられる店が多いと思います。こちらは、赤い毛氈を敷いて、まるで部屋のように設えられたストール。
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蕎麦猪口も、柄の異なるものを並べてこそ面白い。
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私にとって一番見て楽しいのは、レトロな玩具。キッチュな色合いのセルロイド製は、特に魅力的。
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昔のスーベニールやキャラクター・グッズ、レトロ柄食器も気になります。
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でもレトロ食器なら、未だ実家の物置に眠っていそうです。
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こんな着せ替え人形、私の子供の頃は、未だ駄菓子屋で売られていました。でも当時としても、既に古過ぎるセンスで、子供心には、TVのキャラクターや、少女漫画っぽいモダンなもののほうが好きでした。
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非常に素朴な土人形。もしかして、松本かつぢさんのキャラかなあ。
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一方P太が気になるのは、昔の電化製品。手前は、多分60年代のポータブル・テレビ(三菱社製)。革の専用ケースも格好良くて、もし荷物に余裕があれば、値段を聞きたかった程気に入ったそうです。
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買い手は、やはり年配者が多いけど、若い世代も結構います。ベイゴマが手に入った!と、喜んでいる学生を見掛けました。この30代と思しき女性は、熱心にこけしを選んでいました。
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日本の民芸品や工芸品は、やはりコレクターが多くて需要があるし、価値も手間も分るから値段が高いのですが、外国の工芸品には、時々驚く程安いものがあります。例えば、状態の良いウェールズの「ラブスプーン」が、一本100円で沢山売られていました。現地で買うと結構するのに。
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外国の製品でも、ウェッジウッドとか有名ブランド物は、やはりそれなりのお値段がします。
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P太は、日本の祭り屋台の食べ物が大好きで、この時も「京都の弘法さん」同様、沢山楽しめるのを期待していたのですが、意外に一、二軒位しかありませんでした。門仲辺りと言えば、アサリを炊き込んだ「深川めし」が名物。「もんじゃまん」なんてのも有り、想像する限り不味そうです(笑)。
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勿論、神社もお参りしました(最初に)。まだまだ初詣の参拝者が多くいました。
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振り返れって見れば、一月のかなり気温の低い日だったのに、結構な人出です。でも露天のほうは、早朝から出店しているせいか、お昼前に店仕舞いするところもありました。お値段は、やはりフリマのようには行かないのだけど、眺める分には、日本の骨董市も魅力的で楽しいなあとつくづく実感しました。
by derliebling | 2012-04-23 16:06 | 旅行・お散歩


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


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