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ヘミングフォード・グレイ村散策

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児童文学作家ルーシー・ボストンの元住居のマナーハウス見学の後は、そのお膝元ヘミングフォード・グレイの村自体を少し御案内します。ハイストリートが川にぶつかって行き止まりになっているこの村は、車も少なく、古めかしい家が連なり、イギリスの可愛い長閑な村らしさを満喫するのに正に理想的です。残念ながらその日の天気は悪く、車で向かう途中、ロンドン市内や高速M11号線沿いではかなり雨脚が強まりましたが、ヘミングフォード・グレイに到着する頃は、なんとか小雨がパラ付く程度に。
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まずは到着して昼御飯でした。もしかしてパブもないような小さな村かと思ったけど、
・・・一軒だけ(多分)ありました! 腕に覚えありのガストロ・パブらしきものが。
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もうメニューを見ただけで、そこが美味しいか大体分かります。工夫を凝らした独特なメニューがあり、建物が古めかしく重厚で、小奇麗で快適そうな内装(サッカー観戦用巨大スクリーンTV、カラオケやゲーム機などのない)であれば、大抵当たりです。
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ここはパブ・メニューの定番「ソーセージ&マッシュ(ポテト)」が売りのようですが、何と黒板に書いてある4、5種類位のソーセージ、同じく4、5種のソース、4、5種のマッシュポテトから自由な組み合わせが選べる、個性的な仕組みです。マッシュポテトのバリエーションなんて、P太でも初めて。
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P太が注文したのは「ラム肉とローズマリーのソーセージ+キノコのソース+ブラックプディングのマッシュポテト」でした。Iちゃんの旦那様Jさんは、ソーセージとソースは同じでも、「ライムとクレーム・フレイシュ(サワークリームとヨーグルトの中間のような乳製品)のマッシュポテト」をチョイス。”イギリスで最も危険な食べ物”ソーセージですが、ちゃんとした場所で食べるとさすがに違う。正直言って茶色ばかりで見た目は悪いけど、ラムの苦手な私でも結構いけます。キノコのソースが凄~く濃厚でした。
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一方Iちゃんと私が頼んだのは、「ベーコンとスモーク・チーズとトマト・ジャムのサンドウィッチ+ホームメイドのチップス付き」。私のがハーブ入りフォカッチャ、Iちゃんのが種入りチアバッタのホットサンドウィッチです。このトマト・ジャムがどんなものかと言うと、果物のジャムほど甘くはなく、ケチャップほどしつこくもなく、トマト本来の旨みが引き出されていて、なるほどパンにぴったり。ベーコンも余り塩辛くなく、大きなサンドウィッチでも最後まで飽きずに食べられる、繊細な美味しさでした(←私の中では、イギリスの食べ物に対して最高の褒め言葉)。勿論サラダとチップスも美味。多分この夏休み中、一番美味しい外食でした。質を考えたらかなりお得と、ケチなP太も大満足。
実はこのパブ・レストラン「The Cocks」はミシュラン推薦で、他にも数々の受賞をし、大学都市ケンブリッジや大聖堂の町Ely イーリーにも姉妹店があるそうです。このレストランとマナーハウスへ来るだけでも、ヘミングフォード・グレイに行く価値十分かも…。
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ハイストリートの突き当たりは、こんなループ状になっていました。車が少ないのは当然だけど、道行く人すら疎らでした。
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突き当たりはOuse川に面しています。橋はなく、川向こうへは、かなり遠回りしないと行けません。川に浮かぶように見える教会が素敵。この舟は個人所有だそうです。
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個人宅の庭も皆見事に手入れされ、これまた綺麗。
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こちらは教会へ通じる道。左の家は、実は屋根に青いシートが被せてあり、雨漏りするようです。やはり茅葺の家に住むのは大変ですね。
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本当にティーコジーやティーポットみたいなコテージ(田舎家)のオンパレード…。
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ここで、呼んでもいないのに、とびっきり人懐こい猫ちゃんがトットコ近付いて来ました。私達4人の足全てにシュリシュリして、所有物のアカシをたっぷり付けて行きました。バンド活動をしていて普段はロックな人のJさんも猫大好きで、猫を見るとたちまちメロメロ(笑)。うちのポコ・トラも沢山遊んでもらいました。
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「愛の小道」と呼ばれる遊歩道を発見。道自体は極普通の砂利道で、愛を語るのに相応しいぐらいロマンティックには到底見えなかったけど…。
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こんなピンク色の壁が結構多いのは、お隣サフォーク地方の影響でしょうか。
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ポストマン・パットがいそうな郵便局。右の赤いバンは、移動郵便局だそうです。
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すんごい屋根が低い。二階の二つの窓が目のようで、皆で人面家と呼びました。
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B&Bの入口。ハンギングとドアの色と壁色の調和が絶妙です。
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青一色で、シックに可愛い陶器の表札。
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こちらは、古い物ではないけれど、玄関脇にはめ込まれた楕円のステンドグラス。
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茅葺屋根じゃなくとも、素敵な家、立派な家も沢山ありました。
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生憎快晴と呼ぶには程遠いお天気でしたが、結局散策している間は傘を差すほど雨が振ることも無く、帰りの車に乗った途端、結構本格的に降り出したので、まずラッキーだったと言うべきでしょう。---もし日本の他の友達の中に「私も行きたい!」と言う人がいたら、うちからは行くのに時間が掛かっても、マナーハウス見学の予約の一手間はあっても、この村なら喜んでまた一緒に行きたいと思います!


by derliebling | 2009-08-12 17:18 | 旅行・お散歩


こんにちは!「ぴよよん」です。当ブログに御訪問頂き有り難うございます♪ 英国に住んでいますが中欧好きです。蚤の市等で出会った、または手作りなどの可愛い雑貨たちを紹介していきたいと思います。


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